音楽大好物
コンテンポラリー・ワーシップ・ソングというものがある。1960年代あたりから主にプロテスタント教会において発展した賛美歌の1ジャンルで、それまでの(日本では)文語調の歌詞の伝統的な(ある意味古めかしい)賛美歌に対して、文字通り「現代的な」礼拝…
おフランスの小室哲哉(違)LIFELIKE氏の新譜(だと思う)が、YouTube にアップロードされていました。最近は日本の iTunes では、LIFELIKE氏の新譜が、なかなか配布されないような気がするのですが、LIFELIKE氏自身は相変わらず?新譜を惜しげもなく Youtub…
児童文学でおなじみの「オズの魔法使」。その1939年のミュージカル映画の劇中に歌われた名曲が「虹の彼方に( Over the Rainbow )」は、その(オズの魔法使の)美しい世界観がよく表され、またその美しい旋律から長く世界中に愛されている数少ない(おそ…
80年代の古くささ、往年のTM節満載のTM-NETWORKの新譜は、デビュー30周年で7年ぶりのオリジナルアルバム。日本がまだ歌謡曲とフォークソングに席巻され、世良公則&ツイストの「あんたのバラード」という演歌を最新ロックだと有り難がっていた頃、ピコ…
伊武雅之という下積み中の俳優さんが、宇宙戦艦ヤマトのデスラー総統で渋く深みのある声をやって後に、伊武雅刀さんになって(時系列の記憶が少々あやしいが)、イエロー・マジック・オーケストラの増殖・マルチプライスが発表されたころ、深夜ラジオ番組の…
筆者は深いワケがあって演歌は避けている(笑)しかし数年前、思いっきりヒップホップなファッションで、ヒップホップなダンスを踊りながら、演歌を歌うアフリカ系アメリカ人を見て、カルチャーショックを受けていらい、深いワケを封印し、避けないようにな…
スパイ大作戦(ミッション・インポッシブル)の変拍子とマイナーなコード感も非常に格好がよく筆者好みだが、日本の時代劇にも変拍子ありの非常に格好がよい曲がある。 大江戸捜査網のテーマ(玉木宏樹作曲)。 金管楽器をメインに据えた、やたらと壮大なテ…
ドミソがⅠ度の和音、ドファラがⅣ度の和音、シレソがⅤ度の和音。コード記号で表すとそれぞれC、F、Gとなる。例えばドミソに、もう一音加えて、ドミソシとするとC7となり、さらにドミソシレとなるとC9になる。当然、この上のC11とかC13とかもある。ポッ…
スタンリー・キューブリック監督作品である「2001年宇宙の旅」「シャイニング」で登場する神秘的な”現代音楽(クラシック)”がリゲティ作品である。 筆者もリゲティ作品と初めて出会ったのは、やはりキューブリック作品であった。 ミクロポリフォニーとは、…
筆者はときどき合唱団のコンサートに出かける。合唱についてはリゲティのルクス・エテルナで、癒され、熟睡して以来(笑)好きだったのだが、私事でちょっといろいろあって、ふさぎ込んでいた時期にひょんなことから誘われて行ってみたら、非常に良かった、…
ゴスペルとは昨今ではすっかり「そういう音楽のジャンル」とされているような風潮があるが、本来は黒人霊歌とも呼ばれる”賛美歌”のことである(ゴスペル = God Spell とも言われているがホントのところは定かではない)そのゴスペル・・・・と言っていいのか…
誰が見ても聞いてもイロモノであった「HIS」が突如として現れたのは80年代も終わり90年代の幕開けの頃であった。 HIS(ヒズ)という名前の通り HOSONO、IMAWANO、SAKAMOTO つまるところ細野晴臣、忌野清志郎、坂本冬美の3名で構…
80年代初頭「すみれSeptember Love」でブレイクしたようなしなかったような「一風堂」というバンドがあった。そのリーダーで、当時、研ナオコに似ていると噂されていた土屋昌巳。 いろいろとご活躍されていらっしゃったのだが、土屋昌巳と言えば、という活…
国産テクノの黎明期、テクノ御三家と呼ばれていた「P-MODEL」「プラスチックス」「ヒカシュー」。ミュージシャンというよりは、デザイナーや作詞家など本業を持ち、音楽はアルバイトのような?ものだったプラスチックスに所属していたうまヘタギタリストの立…
iTunesを見ると、おすすめ欄に「FireBird/YMO」があったりして、そんな曲があっただろうか、またアルファレコード商法の一環かと思って視聴してみたら、聴いたことがない(笑)めずらしく本当に新曲であった。 YMO名義の新曲は 2007年の「RYDEEN 79/07」以来…
なぜかコンピューター関連雑誌に連載が多い戸田誠司が80年代初頭に率いたテクノバンドというかユニットが SHI-SYONEN(し・しょうねん)だ。テクノというよりは思いっきりエレポップで、ひところ細野晴臣氏でおなじみのノン・スタンダードレーベルに在籍。…
テクノといえばピコピコ。それがある程度熟成されてくると、アンビエントな方向でのシンセサイザーの活用が興り、いわゆるニューエイジと呼ばれる音楽シーンを形成していったのは、これまたやはり80年代。 岩手県にそびえたつ姫神山の名称を冠した 星吉昭…
多忙を極めていたため(いるため)全く気づかなかったのだが、先日、NTT西日本のポイントを iTunesギフト3000円分に交換したのを機に、いろいろと iTunes をあさっていたら きゃりーぱみゅぱみゅ、中田ヤスタカ、MIYAVIの隙間に、こっそりと TM-NETWORKを発…
パリの小室哲哉と言っていいのかどうかわからない 筆者お気に入りのフレンチ・ミュージシャン(DJ) Life Like 氏。普段は、ほかのミュージシャンの Remix ばかり手がけていたりして、およそ半年に1曲、Life Like名義の新譜を発表していたのだが、今年の冬は…
時に1967年鳥取県の広大な砂漠の中でつちのこは製造され出荷された、ではなく、フランキー・ヴァリが当時のポップミュージックとしてヒットさせた「君の瞳に恋してる(CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU)」という楽曲があった。 これを80年代になってボーイズ・タウ…
筆者は「MIYAVI-雅-」という人物を全く知らない(笑) たまたま iTunesストアで、何か元気の出るテクノはないのか、と探していたら、「やたらと元気でノリノリだけども英語が何となくカタカナ」で、さらに「非常に日本人向けの編集」だったりする曲を発見し…
ドイツの人気ミュージシャンなのだと思う。若い頃からずっとミュージシャンなので、ずいぶん息が長い現役のミュージシャンだと思う。あまりに情報が少ないので思うばかりで、そもそも、この方が何者かよく知らないのだった(笑)筆者がヨハヒム・ウィットと…
今は亡き樋口宗孝(LOUDNESS/ドラマー)のプロデュースにより「麻里ちゃんはヘヴィーメタル」だったか、ヘヴィメタ・アイドルを標榜するようなノリで 80年代の初頭にルナティック・ドールでデビューしたのではなかったかと記憶している。ちょうど、LOUDNESSを…
70年代後半に驚異的な早弾き(ライトハンドではない)で、周辺のロックキッズの度肝を抜いた山本恭司を中心に4人組で結成されたハードロックバンド。日本では老舗の部類に入るバンドで、デビュー当時は、あやうくアイドル路線になりかけたバンドでもある…
80年代にはピコピコテクノやニューウェイブなど、新種・珍種の音楽が洪水のように産まれ消えていったが、いわゆる”ヘビメタ”も、よくわからないブームになり、次々と新しいロックバンドが輩出されていたりした。 もちろん、日本の音楽シーンの話だ。まだま…
筆者が Perfume のことを「これはスゴイ・・・」と、たかがアイドルだと切り捨てていたことを深く陳謝してから、もうすぐ1年が経過しようとしている。陳謝して、その後、しばらく Perfume の”音”を追いかけてみたのだが、なんともアイドル憮然としていて、…
「ウェンディ・アンド・リサ(Wendy and Lisa)」という名前を聞いて、すぐに「プリンス」とお気づきの諸兄は、ある特定世代の方だけであろう。 プリンスのコマーシャル的な全盛時代「1999」から「パープル・レイン」その後少々90年代半ばまで、プリンスの…
今週のお題「ホワイトデーの思い出」 私は株式会社エヌジェイシー会長。 おしり向きで失礼。 ようやく春なのかも知れないと思えるほどの気候に近づいて来たようだが、まだまだ「暖かい」には、ほど遠い今日この頃、諸君はいかがお過ごしであろうか。私は、日…
通算7作目は、とつぜん「おじさんアイドル」に転向し、安易に売上確保のための作品のように思えてしまうが、意外にそうでもなく、しばらくの間のソロ活動の影響か、細野氏、高橋氏、坂本氏の3人3様が、BGMやTECHNODELICよりも顕著に表れた快作でもある。 …
通算6枚目のYMO作品。いわゆるサンプリングマシン(サンプラー・PCM音源のようなもの)で製作されたアルバムで、当日突如として出現したフェアライトCMIやイーミュといった高額マシンではなく、手作りの「LMD-649」で製作されている。サンプリング…