★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】TM NETWORK 〜 I am 〜

f:id:tsuchinoko118:20120803165537j:image:left:w400多忙を極めていたため(いるため)全く気づかなかったのだが、先日、NTT西日本のポイントを iTunesギフト3000円分に交換したのを機に、いろいろと iTunes をあさっていたら きゃりーぱみゅぱみゅ中田ヤスタカ、MIYAVIの隙間に、こっそりと TM-NETWORKを発見した。
TM-NETWORK は iTunes とはライセンスの都合で縁がなく、TETSUYA KOMURO作品は一定数扱ってくれているが TM-NETWORK は皆無であったりした。
例の暗黒の詐欺事件で avex に移籍したらしい TM-NETWORK。そのおかげで iTunes に作品が並んでいることは、筆者にとっては驚きとともに感謝であった。なにしろ、職務が極度に忙しいと(集中力を酷使していると)テレビもみない雑誌も読まない隠遁生活に近い状態(笑)だったりするので、どれほど声高く「TM-NETWORK 再始動!!」と訴えかけられても、ここまで全く届かないことも多いのだった(笑)

ともかく、さっそくDLして聴いてみると、なんと懐かしいTMの音だこと。
TM-NETWORK はデビューからずっと追いかけ、全曲網羅しているはずなのに、ぽっかり抜け落ちていた作品があり、それを発掘したような錯覚に陥った。と、同時に、「デジタリアンの朝食2」では「まだまだ」「いまいち」で”小室先生らしさ”よりも、売れていた頃のTKサウンド、メガヒット作家、名プロデューサーの”夢”よもう一度と言わんばかりのサウンドで、速攻で聴かなくなってしまったのだが、本作「 I am 」は、さっそくヘビーローテーションに組み込まれていたりする(笑)

もちろん楽曲の好みというものもあるのだが、筆者的には「小室てっちゃん」は、4作目のアルバム SELF CONTROL で完成され、同時に終わってしまったような気がしており、それ以前(GOLILLA除く(笑))のニウロマまるだしの頃こそ「小室てっちゃん」だと思っている。その後の GET WILD 以降の作品は、てっちゃんではなく「TK」のもので、売れる成金趣味と、元来の偏狭的で刹那的な私生活に、"大人の責任”から逃れたいのがわかってしまうほどに痛々しい時期でしかなく、彼らしさは、どこかに置き忘れてしまっていたかのようであったように思っていたりする。
もちろん、その心配は図星で、例の詐欺事件を起こす。

筆者に限らず、小室ファン・TM NETWORK ファンは、そういうことには、さほど影響を受けず(笑)音楽工房である小室氏・小室先生・小室てっちゃんとしての再起・復活を望んでいたわけで、新曲は、この期待というか、まさに”夢”に十分に応えてくれるものであった。

ようやくスタートに戻ることができたのか。

中学生英語(しかも何かおかしい)を堂々と歌い、落ち着いた8分音符のルート音でベースをきざみ、じ・あるふぃーも真っ青の3人コーラスを聴かせてくれる。バッキングの多くはデジタル楽器とシーケンサー(コンポーザー)で、テクノなスタイルでありながら青春ポップ歌謡。
これこそ TM-NETWORK だ。

B面(死語)には、西門加里ではなく小室みつ子さんの歌詞による、これまた青春歌謡が綴られる。

小室哲也を筆頭に、宇都宮隆、木根尚人の3人組は、ほかのグループには見られない人生の荒波にもまれ、そしてまた船出する。
過去の名声にとらわれず、過去の悪行三昧の事件にもめげず、ぼちぼちと老人になっても続けてもらいたい。

変なアイドルとのコラボは儲かるかも知れないけど、もう、いいよ(汗)