★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

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【音楽】Wendy and Lisa

f:id:tsuchinoko118:20120327090316j:image:left:w240「ウェンディ・アンド・リサ(Wendy and Lisa)」という名前を聞いて、すぐに「プリンス」とお気づきの諸兄は、ある特定世代の方だけであろう。
プリンスのコマーシャル的な全盛時代「1999」から「パープル・レイン」その後少々90年代半ばまで、プリンスのバックバンドである「ザ・レボリューション」のメンバー。ギター担当のウェンディと、キーボード担当のリサ、その人である。

筆者も彼ら(彼女ら)のことは、すっかり忘れていたのだが、およそ半年前、あまりに業務が多忙で外出もままならない状態で、持病も悪化し、体調不良の日が続き、不眠に近づいていた頃、とにかく寝たくて、リラックスすべく、静かな賛美歌やクラシックなどを”処方”していたのだが、ついにネタギレ。

そんなとき iTunes ストアで発見したジャケットデザインに惹かれなにげにダウンロード購入した楽曲が Wendy and Lisa の作品であった。
その名を聞いて、ああ、これは懐かしいと思いつつ聞いてみると、なんともまたこれが、80'sのテンションを残したままで、当時のプリンス的サウンドのほのかな香り、それでいて凍てついた空気のような澄んだサウンドに、ぼそぼそとつぶやくようなボーカル。アルバムの1曲を聴かないうちに熟睡してしまった。

これは良いと、翌日も再生しながら床に就くのだが、これまた1曲が終わらないうちに・・・ と、つい最近まで、1度も全曲を聴いたことがないという不思議なアルバムに魅了されてしまっている。

最近、発表されたアルバムもまた、1曲目だけはハードロック全開のような楽曲だが、あとはテクノ風もあり、また車でドライブしながら聴いたら絶対に寝てしまうような逸品ばかり。

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とくに仕事で疲れたとき、ストレスにさいなまれたとき、なかなか寝付けない時に必ず聴く、お気に入りとなった。

80's頃から、Wendy and Lisa 名義で活動し、今現在もそのパワー劣ることなく活動をしつづけるお二人。80'sへさかのぼって追いかけてみたいとも思ってはいるものの、なかなか、全曲を聴かないうちに寝てしまっているので、そこまでたどり着けない毎日が続いている。

決して「懐かしの80's」をやっているわけではなく、分類としては、オルタナティブになるのだと思う。わかりやすいロックでもないし、ポップかというとそこまで普遍的ではない。アンビエントかというとそうでもないい、テクノなのかといえば、そのようなフレーズも出てくるが、そうではない。

オリジナリティあふれる楽曲群に脱帽しつつ、まだまだ現役で頑張る Wendy and Lisa に、毎夜、毎夜、寝かしつけられている。