★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

音楽大好物

【音楽】Yellow Magic Orchestra(4) BGM

温泉マークのYMO。通算5作目になる本作は、いままでのテクノでポップなディスコ風電子音楽から一転、陰鬱で暗く、実験的要素もあり、イギリス・ニューウェーブだったりするような、変わった作品となった。筆者的には、YMOといえば、まず、これ。で、雷…

【音楽】Yellow Magic Orchestra(3) 公的抑圧〜増殖

YMOの3作目は、ライブ音源(ただしレコード会社の版権の都合で、ギターの渡辺香津美のギターが消えてしまっているので、はたしてライブ音源と言うべきか否かは不明。この件は、今はOKになったようで、現在発売されている入手可能な版にはちゃんと録音さ…

【音楽】Yellow Magic Orchestra(2) SOLID STATE SURVIVOR

YMOの2枚目は、前作の勢いはそのままに。どちらかといえばフュージョン色と、意図的なまでの東洋的なサウンド色が強かったが、いきなりキャッチーなニューウェイブ色満載の作品で、たぶん、最も著名な「TECHNO POLIS」と「RYDEEN」が収録されたアルバム…

【音楽】Yellow Magic Orchestra

黄色魔術楽団と銘打ってYMO(Yellow Magic Orchestra)が結成デビューしたのは、80年代も間もなくはじまろうとしていた1978年の頃であった。 ベーシストの細野晴臣氏が、自身のソロハルバム「はらいそ」のレコーディングの日に、ドラムスの高橋ユキヒロと、…

【音楽】LOGIC SYSTEM(5) Everything Is In The Nature

筆者にしてみると、LOGIC SYSTEMの「Everything Is In The Nature」は、久しぶりに購入したLOGIC SYSTEM のニューアルバムである。 いきなり始まるド派手なオープニングは「東方快車」のノリで、ああ松武秀樹氏だと納得してしまう曲だが、いわゆる暗く8ビー…

【音楽】LOGIC SYSTEM(4) TANSU MATRIX

第4のYMO松武秀樹氏ひきいるロジックシステムの最近の作品。 世の中すっかりデジタルになってしまった昨今において、とつぜん、文字通りタンスの奥からタンスを引っ張り出して、デジタルとの競演(コンチェルト)を行ったのが本作。 往年のなつかしいE-m…

【音楽】LIFE LIKE REMIX(なぜか無料)

筆者が最近ずっと”追いかけて”いるフランスの小室哲哉氏とでも呼べばよいかな LIFE LIKE。 フランスの音楽業界の情報はなかなか入手できないことから、いったいいつ何をやってるのかさっぱりわからないが、おおよそ半年に一度、LIFE LIKE 名義での新作が発表…

【音楽】LOGIC SYSTEM(3) 東方快車

第4のYMO(笑)松武秀樹氏のユニット第3弾は、オリンタル急行・・・ならぬ東方快車と銘打たれたテクノ歌謡曲集。タイトルから想像するに、同じくテクノのクラフトワークの「ヨーロッパ特急」に触発されたかの印象を受けるが、当人曰く、ずいぶん前から…

【音楽】LOGIC SYSTEM(2) VENUS

第4のYMO松武秀樹のソロプロジェクトLOGIC SYSTEM の第二弾。縦割りビートの1作目 LOGIC からは打って変わって、フュージョンを思わせるような横ノリで埋め尽くされている。今回は”楽曲集”とは一味違い、聖書の創世記をモチーフとした(と自称)ドラマ…

【音楽】LOGIC SYSTEM(1) LOGIC

何十年前の作品であるが、2008年に突然CDで再販された。おめでとう。 版権などの問題が解決できずに、再販ができなかったようなウワサもあるし、発売して売れるのか、という気もしていた本作品。LOGIC SYSTEM の 第1作「LOGIC」YMO世代の方なら、第4の?YM…

【音楽】TM-NETWORK(5) SELF CONTROL

個人的には、TM NETWORK は ここで完成された、と思う4枚目。いわゆる「TKフレーズ」、4分-4分-三連符、8分8分8分8分-三連 (正確には3連ではないが)と、二重ベース、主旋律を無視したよう な裏メロ、意味不明な転調は、ここで完成される。 自動的…

【音楽】TM-NETWORK(4) TWINKLE NIGHT

ミニアルバムなので、勘定していいのかわからないけれども個人的には、”わたしにとって”の TM NETWORK は、ここで終わりに近づく。次に出してくる作品で完成形だなぁと思ったものだ。ニウロマ的だった TM NETWORK の終焉ともいえるし、小室の”才能”も、出尽…

【音楽】TM-NETWORK(3) GORILLA

なんだか派手なジャケットのTM-NETWORK 3枚目。前作のアコースティック歌謡路線から、突然、生音のホーンセクションやデジタルピアノが強調されダンサブルなFANK色が強くなっている。機材的にも、サンプラー(いまでは当たり前だが)、PCM音源など、環境が…

【音楽】TM-NETWORK(2) CHILDHOOD’S END

TM NETWORK 2枚目。アーサーCクラークの「幼年期の終わり」を冠したセカンドアルバムは前作とうってかわって、SFファンタジー路線は皆無。松井五郎氏などの有名歌謡曲作詞家を大量導入し、チープな青春歌謡となっている。若いんだから「愛だ、恋だ」と歌…

【音楽】TM-NETWORK(1) RAINBOW RAINBOW

今、あらためて聴くと、いわゆる「TK(小室)サウンド」にかけらは微塵もない、フォークソングを電子楽器で表現したような古典演歌に聴こえる。なんといっても、生音は「ボーカル」と、じ・あるふぃーを思い起こさせるような3人の和音のみ。DX-7のプリセット…

【音楽】JAPAN

ニューウェーブ(死語)のムーブメントが起こっていたかどうかの70年代の中頃 JAPAN というグラムロックなアイドルバンドが、イギリスで結成された。当初、まったく売れなかったが、エレクトリックな(たぶん)ニウロマ路線に転向し、日本に紹介されたことで…

【音楽】タケバン

”わたがしのような頭に笑顔の可愛い悪ガキ”といった印象の竹入隆行を初めて見たのは2011年6月5日の Jealous Guy という金沢のライブハウスの20周年記念ライブであった。金髪というかほとんど白髪で連獅子のように爆発させた頭髪に2拍子ロックで、おそらく…

【音楽】Hubert Kah

SONYがまだ世界のSONYだった頃、WALKMANという携帯カセットテーププレイヤーが日本を席巻していた。そのCMに起用された「ANGEL07」という曲を演っているのがドイツの「Hubert Kah(フーバーツ・カーと発音されている、一般的にはヒューバート・カー)」という…

【音楽】THE BEATNIKs(鈴木慶一・高橋幸宏)

ムーンライダースの鈴木慶一とYMOの高橋幸宏が結成したユニット。 そのユニット名が物語るように、米国の文学界で流行ったビートニクから、頂戴したものでビート・ジェネレーションとも。ウィリアム・バロウズなどが代表的著名人になるのだろうか(あまり…

【音楽】パール兄弟

ハルメンズのサエキけんぞうが、同じくメンバーだった上野耕治がゲルニカ(feat.戸川純)への参加で多忙になりハルメンズの活動が停滞したのをきっかけに結成したのが「パール兄弟」であった。 メンバーはサエキけんぞうを筆頭に、実弟のギタリスト窪田晴雄、…

【音楽】OMY(Oriental Magnetic Yelow)

OMYと聞いて、すぐに反応する方は間違いなく特定世代のイロモノ大好きであろう。その名が物語るようにYMOのパロディバンドで正式名称は「Oriental Magnetic Yellow」というそうだ(笑) 「ORIENTAL MAGNETIC YELLOW」、「SONIC SKATE SURVEYOR」、「養…

【音楽】電気グルーヴ

筆者は、電気グルーヴというテクノユニットとは、どうも相性が悪く、よく思っていない(笑)ラップなのかテクノなのかよくわからず、その世界観もナンセンスで楽曲として理解できなかったのが正直なところだ。 しかして7枚目のアルバム A(エース)の Shan…

【音楽】JULLAN

かつて「YMOの坂本龍一」がサウンドストリートなる番組のパーソナリティをしていて、その一つのコーナーに「デモテープコーナー」というのがあった。テイ・トウワや槇原敬之もアマチュア時代に登場。あえて無理矢理よい言い方をすれば彼らをも輩出した人…

【音楽】135

「我愛你(ウォーアイニー)」という曲があった。135(いちさんご)というバンドの作品だ。なんともオリエンタルな、というか、中華的というか、キャッチーなフレーズで、この1曲だけで一世風靡したバンドである。0%麗人でデビュー。この頃は、よくわ…

【音楽】ペーソス再び

舐達磨親方(なめだるまおやかた)こと島本慶とギターの岩田次男の不惑のデュオに、専属司会のスマイリー伊原。知ってる人は知っている”平成歌謡”バンド「ペーソス」。筆者が始めて「生」ペーソスを見た・聞いたのは、およそ半年前のジェラスガイ(ライブハ…

【音楽】ジンギスカン

ジン・ジン・ジンギッスカーン♪ 特定の世代は、すぐに反応してしまうほどに強烈なインパクトの「ジンギスカン」が発表されたのは1979年。70年代末期であるが、80年代の幕開けにふさわしいディスコな楽曲であった。そのあと「めざせモスクワ」など、…

【音楽】インナーシティ

テクノはテクノでも、シカゴで隆盛を極めたハウスの影響を色濃く受けたデトロイト・テクノというジャンルがある。その名の通り、シカゴの近所のデトロイトで始まったらしいテクノの進化形で、旧来のテクノが8ビート基調だったのに対し、16ビート基調でタ…

【音楽】王様

かつて(というか現在も)、王様というミュージシャンがいた(というかいる)。 60年代〜70年代、最近では80年代のロック・ハードロックを日本語カバーしているギタリストで、そのギター・テクニックは最上級。ただし、ステージ衣装(というか格好)は…

【音楽】ROXY MUSIC

NHK「サラリーマンNEO」という、非常にシュールなコント番組があって、そこに登場する沢村一樹分する「せくすぃ部長」というのがいる。存在そのものが、せくすぃというコンセプトのキャラクターだが、ブライアン・フェリーは、筆者にとって、まさに、…

【音楽】スウィング・アウト・シスター

80年代半ば、あからさまなシンセサーザーのホーンセクションで弾けるようなポップサウンド「ブレイクアウト」を発表、またたく間に文字通り”ブレイク”した3人組が、スウィング・アウト・シスターである。 モデル出身のコリーン・ドリュリーをフロントに、鍵…