★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】電気グルーヴ

f:id:tsuchinoko118:20111120172823j:image:left:w220筆者は、電気グルーヴというテクノユニットとは、どうも相性が悪く、よく思っていない(笑)ラップなのかテクノなのかよくわからず、その世界観もナンセンスで楽曲として理解できなかったのが正直なところだ。
しかして7枚目のアルバム A(エース)の Shangri-La(シャングリラ:理想郷)の異様にポップなわかりやすい「愛」の歌に驚いた。
CMとのタイアップもあって、スマッシュヒットし、電気グルーヴの代表作だ。

これなら普通のエレポップとして理解できると、もぐもぐと電気グルーヴを聴き始めた矢先に、 Bebu Silvetti の Spring Rain を知ってしまうことになり、またもや電気グルーヴとの相性が悪化した(笑)筆者であった。

1976年発表のあきらかなディスコ音楽で”ワカチコ”なギターカッティングとストリングの高らかなメロディラインが心地よい(筆者は 70年代は全く詳しくないのでった)

その反面 電気グルーヴShangri-La は、この曲をベースに、というか、この曲を下敷きに、というか、この曲の上に歌っただけの「カラオケ」で、いやはや何というか物悲しい思いをしたものである。
カヴァーが悪いわけではないが、カラオケはいただけない。

後日「作詞作曲:電気グルーヴ」だったものも「作詞:電気グルーヴ 作曲:ベブ・シルベッティ」と改められたほどで、本作の作曲者はベブ・シルベッティであって電気グルーヴではない。

本来、マニアックな電気グルーヴのことなので、同じやるなら、70年代のディスコを徹底して研究し、「存在しないけど、それっぽい」ものは作れたように思うのは、筆者だけではあるまい。

まったく惜しい才能者たちである。