【映画】デイ・アフター・トゥモロー
ゴジラ。。。日本生まれの巨大なトカゲがNYをかけずりまわる!(すばらしいCGで)
インデペンデス・デイ。。。宇宙から飛来した巨大なUFOがNYを破壊光線で焼き尽くす!(すばらしいCGで)
そして今! 超大型低気圧(スーパーストーム)が、NYを氷漬けにする!(すばらしいCGで)
ある意味、とてつもなくハリウッド・テイストなローランド・エメリッヒ監督の放つ、あいかわらずの超大作。
近未来。地球温暖化が叫ばれて久しい、ある日のこと、南極の氷が、突然崩壊する。このため、海流は乱れ、大気も乱れ、巨大な低気圧が発生。飲み込まれれば、一瞬で、氷漬けに!
NYも、海流に飲み込まれ、氷漬けに!
地球は、とつぜん氷河期を迎える。
デニスクエイド演じる学者は、息子を助けるために、極寒の中、NYへと向かう。
あいかわらず大風呂敷を地球規模に広げた大袈裟な設定。すばらしいCGで、地球は、みるみるうちに凍っていく。そして・・・妙に下世話な家族愛が・・・今回は、お父さんが息子を救うために、氷漬けのNYへ向かうのだが、なにしろ地球規模の低温化現象だ。お父さんが、一人、どうにかしたところで、どうにもならない。息子も、頑張ると言っても、頑張りようがない。せいぜい、閉じこもって、暖炉で暖まるのが、せいいっぱいだ。
案の定、何が解決したも何もなく、地球は凍ったまま、作品はジ・エンドを迎える。
映画ジョーズに例えるなら、ロイ・シャイダーが、サメを退治することなく、ただ、みんな食われて終わり・・・あるいは、闘ってみたけど、勝てないので、マイアミビーチに帰ってきて、あいかわらず、人食いザメは猛威をふるう・・・ってな、エンディング。と、似たようなものかな。
エメリッヒの作品は、いつも、尻切れトンボだが、大げさな設定と、巨大な何か、そして、よくできたすばらしいCG。あらかじめ知っていれば、あいかわらずだなぁ〜と、暖房のきいた部屋で、冷凍NYを楽しむことは、できるものである。
俳優の演技?エメリッヒ作品に、俳優の演技をどうこう言うほどヤボじゃありませんよ。
今回の主役は、あくまでも、ユーラシア大陸の大きさの巨大なでっかい低気圧と、痛々しい氷漬けのNY。寒いを通り越して、冷たい冷たい映画です。
また暑さがぶりかえしてきたので、こういうときのオススメはこれ。