★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】感染列島

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鳥インフルエンザが発生し、近隣周辺では”風邪のような症状”が蔓延、新型インフルエンザの発生が疑われた。しかし吐血し死亡したりタミフルが全く効かなかったり、鳥インフルエンザの発生源である鶏舎では全く感染した人間がいないなど、新型インフルエンザではない別の何かであることが次第に明らかになってくる。別の何かは、かつて人類が遭遇したことのない未知のウイルス。ワクチンも有効な手立てもなく、人々は次々と感染、死に至った。ゴーストタウンと化した街で、不安と狂気、騒乱が席巻する中、凜として立ち上がる医師がいた。

アウトブレイクコンテイジョンを模した「感染パンデミックもの」の日本作品である。

とはいえ、そこは日本作品。美男・美女の恋愛沙汰(妻夫木聡と壇れい)に、お涙ちょうだい、大風呂敷を広げすぎの小松左京的世界観の演出にと、枚挙にいとまがないほど突っ込み所満載のメロドラマに終始しており、駄作となっている。

物語の序盤、インフルエンザらしき患者を治療する医療現場で、ベテラン医師の佐藤浩市が活躍、しかし彼も感染し死亡する、のあたりまでは、なかなか見ごたえがあったのだが、その後からが脚本から演出まで何もかもがひどすぎる。

事態の調査と解決のためWHOから派遣されたという壇れい。実は主人公の若き医師妻夫木聡とは恋愛関係にあったという設定。キレもののはずの壇れいは、終始上から目線の態度をしていながらも「それは何か、何をするのか、どこから来たのか、どうやって殺すか」とありきたりで曖昧なことを深刻そうに語るだけで、これといって何かするわけでもない。

結局、事態の収拾に活躍したのは、無名のウイルス研究者であるカンニング竹山だけだ。なぜ彼が端役で、ほんのちょっとしか画面に出てこないかはなぞ。これでは、どうあがいても事態を収拾できるはずもないから登場させたご都合主義のトリックスターでしかなく、脚本の穴だ。

感染者の描き方も疑問だ。暴れる。非難する。激しく吐血する。体力など奪われていないのではないか。ウイルスの発生源である離島の患者が襲ってくる様は、これではゾンビだ。

ゴーストタウンと化した街の描写も、車が横転しまくり、自衛隊の戦車とおぼしき車体が出てくるなど、鳥インフルエンザが疑われる流行風邪で、なにゆえここまで暴動の跡があるのか、もうわけがわからない。

唯一秀逸な演出だったのは、鶏舎の経営者・光石研が「鳥インフルの発生源だから」と”おまえのせいだ”と言われ、すみません、すみませんと謝罪しながら首をつるところだけだ。それでも、苦情の電話が1本だけで、すぐに電話線を抜いてしまう光石研の演出で、重大さが伝わらず、気の弱いおじさんが自殺したくらいで流れてしまい非常に残念。ここは、じゃんじゃん鳴り続ける電話と、日本人の他人のせいになすりつける醜悪さを徹底して描き、故に自殺する(つまり同胞に殺害される)演出は必須だろう。

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そして衝撃のラストは、命がけの荒療治で、檀れいは死ぬ。絶叫する妻夫木聡。そこまでやっているのに、事態の収拾はカンニング竹山のワクチン。

これでは、患者の命を救おうとしている使命感みなぎる医師たちではなく、ルーチンワークの中で恋愛沙汰に奔走する一般労働者だ。その一般労働者は何事もなかったように辺境地の診療所での診察にいそしむ。この主人公が成長した部分も何にもなし。

はじめからこういう人で、最後もこういう人。

なんだこれは。

パンデミックを描いているはずなのに、パンデミックになることなく、誰が成長するわけでもなく(事態から学ぶこともなく)今のままでいいんだ、最初から善人で今も善人。そんな日本感が偽善に満ちている駄作でありました。


感染列島 trailer - YouTube

【音楽】コンテンポラリー賛美歌? GeeBars

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コンテンポラリー・ワーシップ・ソングというものがある。1960年代あたりから主にプロテスタント教会において発展した賛美歌の1ジャンルで、それまでの(日本では)文語調の歌詞の伝統的な(ある意味古めかしい)賛美歌に対して、文字通り「現代的な」礼拝音楽のことで、内容こそ神の賛美が題材であるものの、伴奏音楽としてはポップスの形態をとったもので、通常ワーシップとかブレイズとか呼ばれている。

一般的な(世俗的な)無神論的音楽の姿形を借りることで、典型的かつ形式的な”心のこもっていない”礼拝を打破しようと始まったもの、とか、主に若者向けへの伝道目的で始まったものなどと言われ、現在のプロテスタント教会の礼拝時にも実際に用いられることも多い普遍的な賛美歌の一種となっている。

反面、批判もよく聞かれ、ひとつは、普遍的とは、すなわちポップスであり、無神論的世俗世界への迎合であり、古い伝統的な賛美歌こそが礼拝に相応しいとするものや、そうした軽いノリが礼拝そのものへの参加意欲を減退させている、あるいは、その現代的な歌詞表現が隠喩的かつ主観的で誤解を産むなどなど。

つまるところ、世俗的=不道徳で悪だから礼拝ではなくエンターティメントだという批判・反対・反論だ。

筆者個人的には、その解釈では数多くの伝統的賛美歌も、その当時の流行歌であったわけで音楽そのものがエンターティメントで礼拝にそぐわないということになってしまうわけで、つまるところは個人的嗜好や人間的な権威主義ではないかと思ったりもするし、仮にそれが”つまずき”を与えるのであれば除外しても構わないが、反面、自分以外の他者へ”つまずき”を与えることになるので、伝道には後ろ向きということでもあろうし、はたしてどうなのだろうか。それは黒人霊歌=ゴスペルへの侮辱であり人種差別的要素も含んでいないのか(おそらく含んでいるだろう)と、神学的要素とはまた別の視点からコンテンポラリー・ワーシップ・ソングへの一方的批判には懐疑的だ。

あえて GeeBarsをジャンル分けするのなら(そういうカテゴライズに意味があるのかどうかはさておき)コンテンポラリー・ワーシップ・ソングなのだろうが、一般的にコンテンポラリー・ワーシップ・ソングとされる楽曲とは違うオリジナルな楽曲なのでコンテンポラリー・ワーシップ・ソングではないとも言えよう。GeeBars は GeeBars だ。

歌詞の内容は「賛美歌」だがバックアレンジは演歌からボサノバ、ブルースロックからなんでもありの様相で、公式ページではゴスペル・フォーク・デュオと銘打たれている。

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そんな GeeBars のライブが 2015年01月17日、福井県坂井市の森のめぐみにて行われた。森のめぐみでは2回目の、筆者のGeeBarsライブ参加は、2回目もしくは3回目(1回目があまり記憶にないので、あいまいだ)普段は主に全国各地の教会にて音楽伝道(というわけでもあったりなかったりするのだろうけれど)ライブとなっていて、なかなか外のライブハウスでの GeeBars を見ることができる機会は少ない。そういう意味では貴重な機会でもある。

YouTubeで公開されている GeeBars楽曲集(笑)も散々見ていることから「お馴染みの」セットリストに大喜びであった。

 代表曲「おったまげ節(アメージング・グレイス)」から筆者の大好きな「ありがとハナニム(アリラン)」「しずく」そして非常に奇抜な演歌(昭和歌謡)賛美歌「十字架道」と1時間半ほどの生GeeBarsは、楽曲もさることながら、MCが秀逸。

賛美歌なので、その諸元を解説したりする言葉の大半が聖書からの引用で、そこに注解を伴うこともあるのだが、これでは礼拝説教(礼拝メッセージ)だ(笑)ライブでも、ともに祈るのもよいかも知れないと思ったりもした(笑)ともかくこんなMCのライブは、おそらく GeeBars以外あり得ないだろう。

そして、次第に GeeBars独特の癒しの世界にハマっていく構成。

見事としか言いようがない。

筆者もライブ後半にはすっかり心地が良くなり寝そうになってしまった(注:退屈で寝てしまうのとは異なる。あまりの心地よさに気持ちが落ち着くという意味だ)

昨今なにかと苛立つ機会の多い社会。本心では癒しと平穏を求めているにも関わらず何故か、その苛立ちに支配され、怒りの刃をあちらこちらに向けてしまいがちな方。

悪魔サタンに支配された世に翻弄されている方。

自分は誰にも愛されていないと感じる方。

本当の安らぎ、安心、安堵、そして愛は GeeBarsを通じて神にある。

ぜひ一度聴いてみてはいかがだろうか。

こんなふざけた曲を(笑)


20150117 GeeBars Live 1 『十字架道(演歌・昭和歌謡)』- YouTube

もちろん、韓国民謡アリランを独自にアレンジ、レッドツェッペリンを彷彿されるハードブルースロックなバックで神さまへの感謝を歌う、このような曲も。


20150117 GeeBars 『ありがとハナニム』- YouTube

その他、テンションノートに、複雑なリズム(16分シンコペなど)、多彩な楽曲で、神様を賛美する名曲多数。


nabegee - 『GeeBars Channel』YouTube

ライブ情報は、ここ。


ゴスペル・フォーク・デュオGeeBars(ジーバーズ)のブログ - Yahoo!ブログ


Geebarsジーバーズ | Facebook

今後のますますの活躍を期待します。アーメン。

【PC】Mac のまっとうなデスクトップPCは結局 Mac Mini だった

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新型(現行型)のMac-Miniを購入、セットアップを行った。
筆者はMac嫌いで著名だが iOS用のアプリを仕事で作る必要性から、仕方なく一応 Mac も装備している。開発仕事そのものの大半は Windows機の方で行うのだが、認証の必要性がありどうしても Mac 本体が必要だったりするのだった。

今までは 2013年型の MacMini で「認証」を行っていたのだが、認証だけだからと一番安い HDDモデル(とはいえメモリは16GBに増やした)で、はてしなく遅い。遅いのは我慢できると思ってこれだったのだが Yosemite になり iOS8 になり XCodeが 6 になり iPhone6 のエミュレーターを動かすとなると、ときおり動かなくなることが頻発するようになった。
そこで仕方なく現行型の Mac-Miniを購入することになり、速度の反省から CPUは何でも構わないとして、メモリと HDDではなく フュージョンドライブのものを購入したのであった。

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新型と旧型は、写真をみるとわかるとおり、ほとんど何も変わっていない。二つのクボミ(これでお弁当箱のフタを開けて、だしまきを食べる(うそ))がなくなっていて、「開けるなバカヤロー」という Apple社の怒号が聞こえそうになったくらい。あいかわらずアルマイトの弁当箱で、未来チック。これが好きな方もいるのだろうが、筆者的には工業的でないので「ダサい」。ちょうどガンダムのザクが格好いいと思っているのに、コレジャナイロボが現れたような感じだ(意味不明)1からセットアップすると、時間もかかるし大変だと思って「移行アシスタント」というものを使ってみたのだが、15分と表示されている段階で1時間。しかも半日かかって終了した移行の結果は、XCodeは消えている、ATOK も認証不良で辞書が破損、 AdobeCCにいたっては消えずに中途半端に残って破損しているものだから、結構な専門知識を使ってクリーンにした後、再度インストールしセットアップする必要があった。

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ライセンスの都合もあるだろうが、こんな中途半端な「移行アシスタント」なら、ないほうがましだ。最初からクリーンセットアップした方が早い。と思った。

相変わらずクソカスだが筆者は Mac が嫌いなのである(笑)

しかし完成してみると感動はひとしお。速度の。前の Mac mini はどうしようかと思うくらいに遅かったのだが、これなら快適に XCodeObjective-CSwift できそうだ。

 

さらに、もののついでと、最もブーブー言ってましたキーボード問題を解決した。
設定といくつかのフリーソフトを使って、東プレのリアルフォースを接続、思いっきり Windows技法のキーコードにカスタマイズできた。いやはやこれは快適。もちろん IMEATOK です。使い勝手は、もはやただの Windows 機。
これを USB切り替え機をかませて、Windows機とMac機切り替えて使うようにした。

それにしても マウスをいちいち一番上に持って行く必要のある、へっぽこ UI 。アプリの切替の UI も面倒なだけで、日頃 Apple が言ってる UX(ユーザー・エクスペリエンス)のかけらもない操作法。フリーソフトか何かでどうにかならないか。メニューバーを下に降ろして、アプリやタスクの切り替えをできるようにならないか。探してみたが、そういうものは存在しない。
逆に Windows から MacOSライクにして、ただ使いにくくするものは、しこたまあった。
使いにくくしてどうするのかわからないが、これでおしゃれになるという方もいるのだろう。

Dock はただのショートカットで、付け刃だし、とてもじゃないが仕事に使えるようなもの=仕事で使う高効率な操作体系ではない。・・・・とあえて、ボロンチョに書いておいて「ああ、この筆者は Macが大嫌いなんだ」とご理解いただけましたら光栄です(笑)

さて WindowsC# に戻りましょう。
Mac は ほとんど大半 iTunes 専用機・・・・・

 

しかし何というとか Mac Mini だとスペック的に業務に向かないからと、上位機種を選ぼうとすると、ノートパソコンか、ディスプレイ一体型で、デスクトップを所望すると黒いドラム缶しかなく、これはサーバー(ワークステーション)仕様と、極端すぎて・・・・ 答えがないと思っていたら Mac Mini を”注文時にカスタマイズ”することで、ちょうどよい仕事用マシンになるとは・・・もともと仕事用って考えていないのでありますな。たぶん。

【PC】「就職最前線」でブラック企業を避けて就活する方法

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2016年の就活解禁は3月。これから就活をがんばり抜いて”就職”し、社会人として巣立っていく学生諸氏ではあるが、”就活”の闘いの厳しさ、とくに”この企業はブラック企業ではないのだろうか”という不安もあるかも知れない。

筆者の”就活”の時代20世紀末で前世紀の話だが、この頃は企業と学校の間で”学業の妨げとならないように”協定が結ばれ就職協定というものが存在した。この協定は一定の成果を上げ「青田買い」と呼ばれる協定違反が多少あっても”学業の妨げ”への一定の抑止効果があった。

しかし時代は下り、そうした協定がなくなると”就活”も戦国時代。大学3年生という、いよいよ専門的な学業へと進む、その時期に講義や研修を抜けて”就活”をしなくてはならないのが現状だ。

協定がないことも手伝って、”就活”は苛烈を極める中、インターネットの求人サイトにおいて「応募」「就職試験への参加表明」を意味する”エントリー”をするのが、普遍的になった昨今では、一部の求人サイトで行きすぎたビジネス化もあり、”就活”が”勝負”になり、勝ち抜き戦になりという傾向はますます顕著になっている面があり注意が必要だ。”就活”のための講座と称し、数十万円の入学金(講習費用) をとるけれども内容が薄いものも散見されることも残念な現実の一つだ。

メディア等でよく見かける就職希望先ランキングも非常に偏っているが、これは本当に人気があるというよりは「学生側が求人企業情報をよく知らない」ことが指摘される。すなわち情報の提供側が、広告費などでランキングすることが多く、この炉種と度によって知名度があがりランクインしているだけで、学生諸氏が本当に就職したい先ではない面があることも指摘されている。

本来、人生にとって大きな意味を持つ就職、そのための経過的な活動であるはずの”就活”が、就活ビジネスによって単なる競争になり、就職そのものよりも、”就活”の勝敗に重きがおかれ本末転倒の事態になっているとも言えるかも知れない。

学生本人にとっては、例え”就活”バトルに勝利しても、就職そのものには満足していないとも言えるかも知れない。

それを証明するかのように、厚生労働省の直近の「新規学卒者の離職状況」では3年以内の離職率が30%を超えている。

 

昨今話題のブラック企業ブラック企業の定義そのものは曖昧で、何をもってしてブラック企業なのかは、いまひとつはっきりしないのだが、ブラック企業であるかないかの見極め方法のひとつとして、離職率が上げられている。それが正しいのかどうかはさておき、もし高い離職率ブラック企業なのであれば、厚労省の統計を見る限り、ほとんどすべての企業がブラック企業になってしまう。

ほんとうにそうなのだろうか。

 

こうしたミスマッチの原因としては、よく極端な就活のビジネス化と、学生が企業をよく知らないことが上げられていることは先ほども述べた。

就活ビジネスの方は、学生諸氏自身ではどうしようも対策できないかも知れないが、そうした情報の垂れ流しをそのまま受けるのではなく、自らがもっと企業を知ろうと努力することが一つの実りある就職への対策であることは間違いない。

 

ではどうやって企業を知るのだろうか?

 

ひとつはインターンシップへの参加。

もうひとつは、ソーシャル就活サイトの情報活用だ。

 

インターンシップは企業で直接業務体験をするわけなので職場の雰囲気・やりがいなども含めて(就職に有利になることも、もちろんだが)企業をよく知ることができるひとつの方法だ。

 

もうひとつのソーシャル就活サイトは、日本では、まだ数少ないSNSを利用した求人サイトである。求人サイトの運営企業がビジネスライクに出した求人広告とは異なり、求人企業が直接SNSを通して情報発信している。また「いいね」や「シェア」で職場の雰囲気など求人情報からは得られない生の情報を得ることができる。

 

一度のぞいて見てはいかがだろうか。

就職最前線 powered by LifeLine

f:id:tsuchinoko118:20150112155937j:plain今年就職活動をする大学3年生や大学院及び短大・専門学校生の皆様就活の時期が変わっていろいろと不安なことも多いかと思います。先日も学生さんに集まってもらい座談会をしたところ、とくにインターンシップに関する質問が多かったように思います。当社 株式会社ライフラインでは北陸発のソーシャル就活サイト『就職最前線』を運営しており、各企業の採用情報をさまざまなSNSを通して皆様に発信していきますので、是非プレエントリーしてください。また、就活に関するさまざまなご質問やご不安に対してもご相談に応じていますのでお気軽にご相談くださいね。それでは皆様のご健闘をお祈りしております。  就職最前線 powered by Lifeline  山本 明夫

 

【映画】オブリビオン

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西暦2077年。異星人の攻撃に合い、どうにか勝利したものの、核兵器によって荒廃した地球。誰もいなくなった地球で、ジャック・ハーパーは相棒のヴィクトリアと、たった2人で、残党の異星人退治の任務についていた。

”誰も居ない荒廃した地球”という唐突な設定のSF世界で、いまひとつ何がどうなのか面食らったが、それは本作をSFとして見るからで、サスペンスとして見ると、数多く散りばめられたナゾと、そのナゾ解きが結構面白い作品であった。

この設定、設定、ナゾ、ナゾ、設定、ナゾ、解明、解明、解明という流れのストーリーはかなり古いSFの黄金パターンのシナリオの気がして、何もかもが新しいデザイン(見た目)なのに、どこか懐かしく古くさい印象を醸し出しているように感じた。

いったいどんな異星人との闘いがあったのか。

異星人「スラヴ」とはどんな異星人なのか。

ジャックには記憶がないが、それはなぜなのか。

途中でいきなり出てくる地球人女性は何ものなのか。

そして物語の後半登場するモーガン・フリーマンによって語られる真実は、さほど驚くような内容ではなかったが(笑)最後のオチが驚かされる。

しばらく前の作品なのでネタバレになっても問題ないという理解で、ネタバレをしてしまうと、ジャックは、異星人と戦う地球の戦士だったが闘いの果て死亡。その細胞から作られたクローンだという。相棒のヴィクトリアもクローン。

途中で出てくる女性は、ジャックの妻。

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ここまではいいのだが、実は、ジャックのクローンは何十・何百・何千もいるらしく「2人だけで任務についていた」わけではなく「2人のセットが、いくつも」。わらわらとジャック・ハーパーがいる。そして、本作の主人公である49号のジャックは、物語のラスト、敵スラヴの母艦に特攻し死んでしまうが、その他のジャックは生きている。たくさん・・・

で、妻は1人・・・

作中、別のジャックが妻を迎えにいくシーンで大団円となっているのだが、このジャック以外にも、わらわらとジャックがいるわけで、このあたりどうなんだろうと妻の立場で考えて、驚かされたのであった。

何百ものホンモノではないクローンのダンナに囲まれて・・・・恐怖映画のようだ。

非常に無責任だと(笑)

 


映画『オブリビオン』予告編 - YouTube

【PC】ソーシャル・リクルーティング・サイト「就職最前線」の求人情報拡散手法とは?

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2010年頃から「ソーシャル・リクルーティング」が台頭して、約4年が経過する。その名の通り「ソーシャルを使ったリクルート」で、くだけて言えば SNSを使った求人・SNSを使った人材採用手法のことである。

従来、自社サイトや、一般的な求人サイト、あるいはフリーペーパーや求人誌、ハローワークなどに「求人広告」「採用情報」を掲載するのが、普遍的な人材採用の広告手段であるが、ここに全く別の手法として「ソーシャル・リクルーティング」が登場する。

従来手法とソーシャル・リクルーティングの手法は「情報を掲載する」ところまでは全く同じ。サイトや誌面に掲載するのか、ソーシャルサービス=SNSに掲載するのかの違いだが、実際に情報を配信する・発信するときにSNSを使った場合、従来の手法群と比べて大きな違いがある。

 

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従来手法の場合、情報は一方的に発信元から発信され、ひとりひとりがその情報を受け取る。ちょうどテレビのような具合だ。放送局から発信されたコンテンツは、各家庭・各個人の持つ受信機に運ばれ表示される。1つの情報を個人個人に配信する仕組みで、テレビ局のように大がかりな設備が必要だったり、求人誌やフリーペーパーのように大部数必要だったりと、仕掛けが巨大である必要がある。インターネットのサイトの場合も、ページそのものは低コストで出来たとしても、それを配信するには、多額の費用をかけたSEOや大人数の読者を管理する会員システムなど、やはり大がかりになりやすい面がある。

 

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比べて、SNSを利用する場合、情報を発信(掲載)する部分は同じだが、「いいね」や「リツイート」という機構があるため、たった1人に届いた情報も、次から次へと継続的に(ねずみ算的に)他の人にも届く「拡散」という現象が起こる。この”拡散”の仕組みそのものは、SNSがもともと持っている機能であるため、情報の発信元が大がかりな設備や広告費、配信部数などを必要としない。このため、これを期待して、Facebook に自社ページをつくり、Twitterに自社アカウントをつくりという話が「ソーシャル・リクルーティング」の基本なわけである。

 

もちろん従来手法=サイトや誌面への掲載に”拡散”がないわけではない。情報を受け取った人が、他の人に閲覧するよう紹介すればよい。ただ、その方法がURLをコピーしてメールで送信するなど非常にわずらわしく、滅多にそうしたことは行われない。PCのブラウザには上部にURLアドレスが表記されマウスでコピー&ペーストを行うのが比較的簡単なのに対し、スマホタブレットでは、こういう操作が簡単にできないこともあるかも知れない。しかしSNSの場合は「情報共有」の仕組みが前提の「いいね」や「シェア」「リツイート」というワンクリック、ワンタップの操作があり、また情報を見てもらうための仕組みが、あらかじめ整っているため”拡散”しやすいわけである。

 

従来型が、ある意味強い動機をもって閲覧者の側から「探して見つけてもらう」(Gooleなどで検索してもらい、クリックしてもらい、サイト内の検索をしてもらう)必要があるのに対し、”拡散”では、そうした強い意志がなくても、あえて探してもらわなくても情報が届く仕組みであることもSNSの特徴であろう。

 

これは、広告費などの運用コストにも大きな影響がある。

見てもらうために「サイトを立ち上げた」だけでは、強い動機をもって探してもらい見つけてもらうことはほぼ不可能だ。サイトの知名度をアップするため(これは単に有名であるという意味ではない。インターネット上で発見してもらうための知名度だ)SEOで言われる検索結果のトップになるため、直接的・間接的に費用・手間をかける必要がある。そしてそれは、常に既存の大手サイトと競合することになり、資本力での競争に巻き込まれることにもなる。後発であればあるほど不利で、資本力の乏しい中小企業であればあるほど不利ということになる。このあたりは、インターネットに限らず一般的な雑誌の配布にしても同じことであろう。

そして、あらかじめ知名度のあるサイト、すなわち大手求人サイト、あらかじめ人が集まるようなところに広告を出すことになるわけだ。さらには、その知名度のあるサイトの中でも見てもらう、探してもらうために・・・と、常に”トップ”を意識しなくてはならず高コスト体質なのは言うまでもない。

 

SNSでは、全情報の中でどれがトップで、という概念はなく、ただユーザーが気に入ったかどうか(いいねを押したかどうか)、仲間内に紹介したいかどうか(シェアしたいかどうか)で情報が伝搬する。この構造上、多額に広告費をかけた方が上位であるというようなことがない。知名度・人気は小さなコミュニティである仲間内で決まる。それは広告費ではなく、自分たちの中での知名度であったり、話題性であったり、と情報そのものの価値に対してのレスポンスとなる。その情報は、まず知人に届き、次に知人の知人に届きと伝搬する=”拡散”というわけだ。こうした特徴から、求人においては「電子縁故採用」とも呼ばれている。従業員や従業員の家族、友人への”紹介”、身近な方(結果的には全く知らない方になる場合もあるが)からの応募や採用だからだ。

 

ただし情報拡散には注意も必要だ。

従来手法の場合は、配信を開始した情報そのものが直接届く。

SNSの場合は、コメントをつけたり、ある程度の加工や印象操作?とも言えることが出来た上で、他の人に拡散するので、必ずしも配信開始時の情報がそのまま届くとは言えないところがある。

例えば「時給1000円です」と求人情報を配信する。

従来手法だと、そのまま「時給1000円です」と届く。

しかしSNSの場合、この”時給1000円です"に(うそなのかほんとうなのかはさておき)”この情報は単なる噂です”とコメントをつけられたりすれば、意味が変わってしまうことがある。そういう意味では情報統制は難しい場合も多々ある。

さらにSNSでは一般的な「タイムライン」という仕組みから、日々更新を余儀なくされる。従来手法では、一度配信した情報はそのまま静的だ。削除しない限りはそのまま残り続ける。しかしSNSは「タイムライン」という時間軸の一覧表示なので、情報は時間とともに流れ去り、それほど長い時間が経たない間に消えてしまう(正確には旬の情報とならず誰も見なくなる)

さらに厄介なのが、動向がさっぱり掴めないところだ。サイトの中でコミュニケーションがあれば、アクセス数(PV)なり、取り込んだ”会員”の動向なり、ほぼあらゆる全てが掌握可能だ。SNSの拡散の場合は、なにしろ「会員」という仕組みもなければ、インターネットを情報が縦横無尽に飛び交うため、ほぼ把握できない。統制や管理が出来ず、よくある既存求人サイトの「発行部数」や「PV」、日本最大という謳い文句などとは全くといって無縁なところだ。

こうした特徴をふまえて「ソーシャル・リクルーティング」を行わないと、せっかくのよいところも台無しとなってしまう。そういう意味では、従来手法は「任せっきり」対してSNSは、ある程度のスキル・運営に関するコツが要求されるとも言える。

 

これらの事情から、ここ数年、台頭してきた「ソーシャル・リクルーティング」では人為的コンサルタント(すなわち、Facebookのページを作りますよ、その利用方法をお教えしますよといった、”システム”ではない代行や講習)が主力であり、「ソーシャル・リクルーティング・サイト」や「ソーシャル・リクルーティング・システム」というものは、ほとんど存在しかったりもする。

 

そこで「就職最前線 powered by LifeLine」では、この両者のよいところを取り入れ、静的でありながらも「拡散」できる仕組みを採用、そして運営スキルが必要であろうカ所は、最前線システムの中にアシスタント機能として組み入れ「ソーシャル・リクルーティング・サイト」とした。運用のノウハウ部分で”記事を書く。どんな記事を書く?”のような部分はさておき、頻繁に更新すること、拡散時に情報が歪まないよう必ず元記事のリンクを自動的につけておくこと、元記事(求人票)はSNSとは別の静的ページとして残っていること、FacebookTwitter などへ自動的に同時投稿することなど、全く初めての方でも利用可能なようになっている。

(とくにソーシャル・リクルーティングを意識しなくても、そうできるようになっているという意味である。ただしアカウントは取ってもらわなくてはならない。)

 

もちろん、読み手は会員登録は不要、実際のエントリー時も必ずしも「就職最前線」を通す必要はなく、この点、フリーペーパーのような柔軟性も併せ持つ。会員という概念そのものが存在しないに近い。SEOに関しても、独自のノウハウで、ほぼ即日トップページに踊り出るようなものにもなっている。それでいて、コンパクトかつシンプルなサイト・サービスなので、かかる費用も「価格破壊」と謳うにふさわしい低コストだ。

 

今回は「就職最前線 powerd by LifeLine」について、2回にわけて、そのシステムを解説した。さらにくわしく知りたい方は、


就職最前線/派遣最前線 powered by LifeLine

から問い合わせてみてはいかがだろうか。

 

大手の求人サイトは高額だし、フリーペーパーに掲載しても最近はなかなか効果がないし、かといって自分でSNSやサイトを運営するのは敷居が高いとお悩みの企業・店舗様にはうってつけのサービスだ。

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【映画】キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

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スーパーヒーローに憧れるコスプレなりきり少年が通販で購入したスーツを身にまとい「キック・アス」と名乗って活躍する前作「キック・アス」の続編である。

原作コミックはよく知らないのだが、スピンオフ作品「ヒットガール」を下敷きにしたもののようだ。

前作から3年が経過し、デイブは普通の高校生に、ミンディはマーカスに引き取られ普通の高校生として生活していた。折しもデイブ=キック・アスの活躍を知り、影響を受けた”普通の人々が”扮装をした自警団「ジャスティス・フォーエバー」が結成され、デイブも参加、日々”スーパーヒーロー”として夜警に廻っていた。

その頃、麻薬犯罪組織のドンである父を殺されたレッド・ミストことクリスは、ザ・マザーファッカーを名乗り巨額の遺産で「打倒キックアス」を旗印に、多数の殺し屋を雇い「スーパーヴィラン・悪の軍団」をつくっていた。

等身大のヒーローを描いた「スパイダーマン」に対し、さらに等身大に、これといったスーパー能力はないのだけどもコスプレと勇気だけの超等身大なエセ・ヒーロー「キックアス」の続編は、主人公のキック・アスことデイブよりも、ヒット・ガールことミンディと、ザ・マザーファッカーことクリスがクローズアップされ、どこかしらシリアスでマジメな雰囲気で、前作をなぞっただけというわけではない快作に仕上がっている。

前作の、ある意味、極端な不真面目さ(不謹慎さ)が面白かったところもあり、まじめな続編である本作は、はたして受け入れられるのかは疑問だが、筆者は、けっこういいんじゃないかと肯定的だ。

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ただ、ミンディとクリスがクローズアップされただけではなく、スターズ・アンド・ストライプス率いるジャスティス・フォーエバー軍団に、マザーファッカー率いる毒々デカマン軍団の面々など、わんさか出てくる新キャラが、ますますデイブの存在感を消し去ってしまい、キックアスが脇役になっていたところは残念だった。

作中では、クロエ・グレース・モレッツの魅力炸裂で、前作ではロリロリだったヒットガールがすっかり成長し、愛らしいティーンズとして描かれ、これはこれでウケるのだろうが、筆者的には、どちらかというと、クリス(レッドミスト/ザ・マザーファッカー)を演じるクリストファー・ミンツ・ブラッセと、ハビエルを演じる名脇役ジョン・レグイザモの掛け合いが良かった。

彼らが結成する毒々デカマン軍団も、原語では TOXIC MEGACUNTS と(直訳すればたしかに毒々デカマン)放送禁止用語そのままで、悪人ヴィランの名前も人種差別的で、これを名付けるのはマジメ顔のクリスだが、それを、あきれた顔で辞めろってと諭すハビエルが漫才でも見ているようで、これこそ映画の演技合戦だと”らしさ”が楽しめた。

結果、悪人軍団は壊滅、ミンディも街を去りと、すべての終焉漂う本作だが、あと1作続編があるらしい。

はたして次回はどのような展開でオーラスを迎えるのでありましょうか。今から楽しみだ。

それにしても、現実世界のヒーローのまねごとを描く本作にあって、唯一、マンガチックなのがサメに食われて両手両足切断されても、まだ生きてるクリス=マザーファッカーなんですよね。いいキャラです(笑)


映画『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』予告 - YouTube