★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】テクノ といえば P-MODEL

『国産テクノ』といえば、YMO + 松武秀樹(LOGIC SYSTEM) が 大好物な つちのこさん。
有名な『国産テクノ』といえば、TM-NETWORK(一連の小室節)。

しかし、そこにも含まれない『国産テクノ』もある。

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これまた、往年の特定の年齢層の方々は、よくご存知の『国産テクノ御三家』といえば、ヒカシューP-MODELプラスチックス

とはいえ、当時、単に、めずらしい電子楽器を使っていた、というだけで、デクノと呼ばれていた節もあるので、”音楽ジャンル”として、テクノと呼べるのは、平沢進 ひきいる P-MODELだけでありましょう。

まずは、いかにも、ピコピコなサウンドで、つちのこさんが最も好きな 氷河期終了・解凍P-MODEL の 傑作「SPEED TUBE」 を どうぞ。

はっきり言って、イケメンではない。
それに、音痴だ。歌っている内容も意味不明の文字列の羅列。
メンバー変遷も多いし、やたらトラブルも多いし、気が付くとメジャーから叩き出されてしまった平沢進P-MODEL。その後、何をしているのか、といえば、

MP3音楽配信を開始した「P-MODEL」の平沢進氏に聞く

こんなことを言いながら、 http://noroom.susumuhirasawa.com/ で、現在も活動をして
いて驚いた。

”著作権”に関する主張からか、作品を、MP3 で 配信しており、なんと、無料のものまで置いてある。聴いてみると、あいかわらずの平沢サウンド + 最近はオーケストレーションも上手になって、メロディアスなものも、やってるのね。

なお”著作権”についての平沢氏の主張は、「製作者(著作権者)=つくった人」が、権利をもてないのはおかしいし、そんな状況での DRMだ、なんだかんだは JASRAC の 商売の話だ、というもので、決して違法コピーを容認するものではない、ことに注意が必要だ。

音をつくる職人としての切実かつ誠意に、つちのこさんも、いたく感心し、ホームページからP-MODEL の 最新かつ最終アルバム 「音楽産業廃棄物」を全10曲 購入した。

しかし、1曲、1曲、ダウンロードした上に、ひとつぶんずつ解凍し、300円を支払って手にしたパスワードを入力。iTunes に登録するも MP3タグが少ないので、整理整頓するため、あーしてこーして・・・・ やっと iPhone に転送したけど 1時間かかりましたぞ。非常に面倒くださいので、なんとか、していただきたいものだ。

そう思って、amazon.co.jp を みると
ゴールデン☆ベスト P-MODELP-MODEL」&「big body」
という、実は、過去発売された「P-MODEL」と「BIG BODY」の2枚のアルバムを一緒にしただけの、とくにベスト版ではないCDと音楽産業廃棄物が、ふつうに再販?されていた。

いま、ダウンロードしたところなのに。。。。
しかも、こっちの方がお値段お安いし。。。。。 orz

それにしても「P-MODEL」と「BIG BODY」は、いわゆる 氷河期休止・再活動開始解凍の時期のもので、つちのこさんが、一番好きな頃の P-MODEL だ。さっそく、購入しておこう。
いつなくなるか、わかったもんじゃない。ラッキーであった。


ともかく 平沢進 P-MODEL は 健在であった。音も、ほとんど、かわっていないところも、安心した。
あいかわらずの ハイスピードな ピコピコ・サウンド 。 わけのわからない意味不明な歌詞。
能面づらのまま ヘタクソな ファルセットで歌う平沢。 それでいて、このドライブ感。

かわいさ、はじけるポップ、そんなものは皆無。


論理空軍 (作詞:平沢 進/作曲:平沢 進)

UNDOで寸分前の過去を帳消す飛行機で何万の航路を空けて出迎えるスフィアを行け
塀へ 塀へ 一瞬脳裏のクラッシュは安住の幻影を消去し歪曲のルートで塀消す
  夢に見た 再生の空 再会の空 あー

何度読んでも さっぱりわけがわからない。

これこそ P-MODEL だ(笑)



昨今 Perfume というアイドルバンドが「テクノ」を標榜しているが、本来「テクノ」と呼ばれるには”機械(電子)と人間が融合する”コンセプトを、その楽曲の核に、置かねばならない。

「プラスチックな恋」などしてはならない!(笑)

プラスチックが恋をするか、プラスチックに恋をするか、どちらかでなくては。
そういう意味では Perfume も Capsel も。。。 ヒカシュープラスチックスも テクノなのかと言われると、少々、つらいものがある。

TM-NETWORK は 宇宙から(未来から)タイムマシンで降りてきたそうなので、ぎりぎりテクノ(笑)
でも本当は TM は タイムマシンではなく 多摩。

今、現代、日本には、遠い過去、結成され、いまもマイペースで「テクノ」しているLOGIC SYSTEM(松武) と P-MODEL(平沢) ぐらいしか、いないのだ。

現役の「日本最古参テクノ」 P-MODEL に 今も目が離せないのである。