あんまりオススメしない映画
スティーブンキングの原作をB級ホラーの鬼才ジョン・カーペンターが監督した、命の宿った車が人をばんばん殺すホラー映画。おそらくオカルトホラーなのだと思う。いじめられっこのアーニーは、車があると女の子にもてると車の購入を決意するが、貯金ではとて…
ナタリーポートマン演じるバレリーナのニナが、ある日突然プリマ(主役)に抜擢され、そのプレッシャーから次第に気が触れていく様を描くサイコサスペンスである。振り付け師のヴァンサンカッセルは、それまで劇団のプリマだったウィノナ・ライダーをあっさ…
ものすごくものものしいタイトルだが、なんと言ったらよいか、非常に面白くとも何ともないSFアクション映画である。 かつて第二次世界大戦中、米国で「ロサンゼルスの戦い」と呼ばれる事件があった。当時、連戦連勝だった日本軍がいつぞや米国本土を攻撃して…
第一種接近遭遇。UFOを150m以内の至近距離で目撃。 (CE-1) 第二種接近遭遇。UFOの与える影響を間近で体験。 (CE-2) 第三種接近遭遇。UFOの搭乗者を目撃、接触。 (CE-3)原題は「CE-3(第三種接近遭遇)」。当時、オカルトの一種のようにあやしげな…
Dead or Alive ではなく、死か愛か、となっているのは、たぶん”少女剣士”というナヨナヨした売り口上と下心を煽っているつもりだったのかも知れない。というのは、(原作マンガのことは知らないが)映画あずみで、描かれるあずみは、殺戮ロボット。多少なり…
小山ゆうのマンガを下敷きにした戦国アクション映画。関ヶ原の戦いの直後、天下太平のためと、徳川側のナゾのブレーン南光坊天海は、豊臣側の殿方を暗殺するよう小幡月斎に命じる。月歳はどういういきさつかワケがわからないが、孤児たちを集め少数精鋭の暗…
80年代らしいオカルトホラーSFコメディである。ニューヨークのコロンビア大学で、ESP(超能力)や幽霊の研究をしていたピーター・ヴェンクマン博士、レイモンド・スタンツ博士、イゴン・スペングラー博士の3人は、学説もあいまい手法もでたらめ成果はなしと…
いきなりCGバリバリの宇宙戦闘を描いたと思ったら、若かりし日のカーク船長やミスタースポックが登場。ビギニングものである。ふつうなら、静かな絵日記のような展開になるのがスタトレというものだが、JJエイブラムスの描く スタトレは Mi-3 や クローバー…
めずらしい本・希少な本を発掘・鑑定する”本の探偵”コルソは、悪魔学に傾倒するバルカンという富豪から、世界に3冊存在する「影の王国への9つの扉」について、どれが本物なのか調査するよう依頼される。高額の報酬に惹かれ引き受けたコルソだったが、それ…
80年代前半。CGの黎明期において現在では考えられないほどチープなドット絵とアニメーションを合体させた非常にあやしい「世界で初めてコンピューターグラッフィクスを使ったアニメ」。それが劇場版のゴルゴ13である。いくつかのマンガ原作のプロットを織…
数年前、殺人課のマックスペインは、最愛の妻と子どもを武装ギャングに殺される。捜査は難航を極め、迷宮入り寸前。警察組織も相棒も信用できず、孤独に勝手に捜査を続けるマックスだった。 街ではヴァルキリーという名前の覚醒剤が蔓延していた。 片腕に翼…
イギリス。その北部・スコットランドで、死のウイルスが発生。次々と人が死んでいった。戒厳令が敷かれ、鉄の壁で隔離されたスコットランド。隔離壁の中の人々は、死のウイルスにおかされ死に、あるいは、飢え死に。そのままゴーストタウンと化していった。…
「キック・アス」でヒットガールを好演したクロエ・グレース・モレッツと、「ザ・ロード」のコディ・スミット・マクフィーの子役二人組が主演を務める恋愛ものホラー。雪の田舎町。離婚をして精神的に不安定な母親と、学校でのいじめに悩む少年オーウェンは…
ものすごくオカルトホラーなタイトルだが、キリスト教(カトリック)の告解の世界観の中でのダークヒーローを描いている。オカルトホラーとも言えるが、バットマンのようなダークヒーローものとして捉えた方がよい。ただ、その「ビギニング」に当たるので、…
校内暴力、不良学生、シンナー、学園荒廃、学級崩壊。そんな荒れ果てた高校「仁義亡学園(じんぎなきがくえん)」に突如として、チョビひげの冴えない中年教師が赴任してくる。その名を黒岩哲夫。”文部省(当時)から銃の所持を許可されている”とマグナムの…
いわゆる機動戦士ガンダムというアニメの20周年を記念して、実写版(笑)で製作したテレビ映画である。いまや巨大ロボットがCGで大立ち回りをするのは、わりと当たり前のようになってきたが、当時はCGでロボットが動くというだけでも、一見の価値はあっ…
誰もが知るアニメ作品。ごく一部の好事家だけが連載当時ファンだったかも知れないモンキーパンチ原作のマンガ作品の実写版というか実写作品である。 とはいえ設定の一部(名前など)が同じだというだけで、あのルパン三世とは、ほとんど関連性のないチャレン…
筆者は世代的には「ガンダム世代」になるので、宇宙戦艦ヤマトについての思い入れがあまりなく放映当時もヤマトよりもアップダウンクイズの方を観ていたりした。知識的にも松本零士のキャラクター設定のインパクトがあまりに強烈で、原作者は西崎義展だとい…
GANTZの続編であり完結編である。前作で巨大な”おこりんぼ星人”との戦いで命を落とした加藤。その加藤を”100てんめにゅ~”で生き返らせようという目的意識も手伝い、ミッションにのめりこんでいく主人公の玄野。その続編は、突如として、原作を離れオリジ…
この作品の存在そのものを、今の今まで全く知らなかったのだが、週刊ヤングジャンプという週刊漫画雑誌に連載されているものを実写映画化したものだそうだ。ここまで、筆者好みの作品なのに、存在も全く知らなかったのは、マンガを読まないこともあるが、公…
POV(手持ちカメラ撮影)もので、超低予算ホラー。もういい加減食傷気味のところに、同じような手法で第3弾を公開してしまったパラノーマル・アクティビティシリーズ。その恐怖の手法は、突然カメラの視野に入って大アップの顔が迫る、突然大きな音が鳴る、突…
60年代後半のいわゆる高度成長期が終わり、しばらく経って、80年代というよくわからない何でもアリなバブリーな時代において、「あしたのジョー」は1と2の映画化され公開された。映画化といってもテレビアニメ版の焼き直しではあるが、高度成長期が終…
あしたのジョーが連載されていた、その当時、直球勝負の実写版はすでに製作されていたりする。石橋正次をジョー役に据えた青春映画で、2011年版同様、これまた原作をそのまま映画にした作品だったりする(笑)。現代風のスタイリッシュさは皆無で、70年代…
今日から3回連続あしたのジョー。3部作というわけではなく個別でバラバラに製作公開された3品について書くつもり。まず1回目は、つい最近公開された2011年度版。これがもう酷いの何の(笑)どこまでも偽善的で、学芸会かと。著名なボクシングマンガ…
フレッド・デッカーという映画は3本しか撮っていない映画マニアで日本アニメオタク(ロボコップ3のパンフレットでカミングアウトしていた)の人がいた。暴力描写の近未来サイバーパンクな1作目、それをなぞっただけの2作目に続いて、3作目の監督になった…
第一作目の大ヒットにより作られた続編で、内容は(というか暴力描写が)さらに過激になっている。ただ、話しが、1作目をそのまま追いかけリメイクしているかのような内容で、ストーリー性はほとんどなく、ただただロボット vs ロボットの暴力と犯罪と人体破…
監督にポール・バーホーベン、脚本はエド・ニューマイヤー、視覚効果にフィル・ティペット。で音楽はベイジル・ポールドゥリス。「スターシップ・トゥルーパーズ」の面々が、まず最初につくったのは、80年代を代表する”ロボット刑事”もの。ロボコップであ…
80年代も終わろうとしていた頃、突如、バックトゥザフューチャーの続編が製作されることになり、日本は興奮のるつぼにたたき込まれた、というくらい大人気だったのだ。続編は第一作に輪をかけて未来へ過去へ(でも、あくまでヒルバレー界隈だけで話しは進…
骨太なタッチで描くジョン・ヒューストン監督による聖書の第一巻「創世記ジェネシス」の実写映画化。原題は The Bible in the Beginning となっていて、創世記1章1節から22章のアブラハムがイサクを生け贄にささげるところで、ブツっといきなり終わっている…
サム・ライミ監督がスパイダーマン3部作を撮り終えた次に公開したのは、オカルトホラー(笑) 急に原点に戻ったのか、なにゆえその時期にと穿っていたら、もともと本作を撮る予定のところスパイダーマンが入って、撮影できずにいたそうな。CGなどの表現力は…