★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【PC】Mac のまっとうなデスクトップPCは結局 Mac Mini だった

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新型(現行型)のMac-Miniを購入、セットアップを行った。
筆者はMac嫌いで著名だが iOS用のアプリを仕事で作る必要性から、仕方なく一応 Mac も装備している。開発仕事そのものの大半は Windows機の方で行うのだが、認証の必要性がありどうしても Mac 本体が必要だったりするのだった。

今までは 2013年型の MacMini で「認証」を行っていたのだが、認証だけだからと一番安い HDDモデル(とはいえメモリは16GBに増やした)で、はてしなく遅い。遅いのは我慢できると思ってこれだったのだが Yosemite になり iOS8 になり XCodeが 6 になり iPhone6 のエミュレーターを動かすとなると、ときおり動かなくなることが頻発するようになった。
そこで仕方なく現行型の Mac-Miniを購入することになり、速度の反省から CPUは何でも構わないとして、メモリと HDDではなく フュージョンドライブのものを購入したのであった。

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新型と旧型は、写真をみるとわかるとおり、ほとんど何も変わっていない。二つのクボミ(これでお弁当箱のフタを開けて、だしまきを食べる(うそ))がなくなっていて、「開けるなバカヤロー」という Apple社の怒号が聞こえそうになったくらい。あいかわらずアルマイトの弁当箱で、未来チック。これが好きな方もいるのだろうが、筆者的には工業的でないので「ダサい」。ちょうどガンダムのザクが格好いいと思っているのに、コレジャナイロボが現れたような感じだ(意味不明)1からセットアップすると、時間もかかるし大変だと思って「移行アシスタント」というものを使ってみたのだが、15分と表示されている段階で1時間。しかも半日かかって終了した移行の結果は、XCodeは消えている、ATOK も認証不良で辞書が破損、 AdobeCCにいたっては消えずに中途半端に残って破損しているものだから、結構な専門知識を使ってクリーンにした後、再度インストールしセットアップする必要があった。

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ライセンスの都合もあるだろうが、こんな中途半端な「移行アシスタント」なら、ないほうがましだ。最初からクリーンセットアップした方が早い。と思った。

相変わらずクソカスだが筆者は Mac が嫌いなのである(笑)

しかし完成してみると感動はひとしお。速度の。前の Mac mini はどうしようかと思うくらいに遅かったのだが、これなら快適に XCodeObjective-CSwift できそうだ。

 

さらに、もののついでと、最もブーブー言ってましたキーボード問題を解決した。
設定といくつかのフリーソフトを使って、東プレのリアルフォースを接続、思いっきり Windows技法のキーコードにカスタマイズできた。いやはやこれは快適。もちろん IMEATOK です。使い勝手は、もはやただの Windows 機。
これを USB切り替え機をかませて、Windows機とMac機切り替えて使うようにした。

それにしても マウスをいちいち一番上に持って行く必要のある、へっぽこ UI 。アプリの切替の UI も面倒なだけで、日頃 Apple が言ってる UX(ユーザー・エクスペリエンス)のかけらもない操作法。フリーソフトか何かでどうにかならないか。メニューバーを下に降ろして、アプリやタスクの切り替えをできるようにならないか。探してみたが、そういうものは存在しない。
逆に Windows から MacOSライクにして、ただ使いにくくするものは、しこたまあった。
使いにくくしてどうするのかわからないが、これでおしゃれになるという方もいるのだろう。

Dock はただのショートカットで、付け刃だし、とてもじゃないが仕事に使えるようなもの=仕事で使う高効率な操作体系ではない。・・・・とあえて、ボロンチョに書いておいて「ああ、この筆者は Macが大嫌いなんだ」とご理解いただけましたら光栄です(笑)

さて WindowsC# に戻りましょう。
Mac は ほとんど大半 iTunes 専用機・・・・・

 

しかし何というとか Mac Mini だとスペック的に業務に向かないからと、上位機種を選ぼうとすると、ノートパソコンか、ディスプレイ一体型で、デスクトップを所望すると黒いドラム缶しかなく、これはサーバー(ワークステーション)仕様と、極端すぎて・・・・ 答えがないと思っていたら Mac Mini を”注文時にカスタマイズ”することで、ちょうどよい仕事用マシンになるとは・・・もともと仕事用って考えていないのでありますな。たぶん。

【PC】「就職最前線」でブラック企業を避けて就活する方法

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2016年の就活解禁は3月。これから就活をがんばり抜いて”就職”し、社会人として巣立っていく学生諸氏ではあるが、”就活”の闘いの厳しさ、とくに”この企業はブラック企業ではないのだろうか”という不安もあるかも知れない。

筆者の”就活”の時代20世紀末で前世紀の話だが、この頃は企業と学校の間で”学業の妨げとならないように”協定が結ばれ就職協定というものが存在した。この協定は一定の成果を上げ「青田買い」と呼ばれる協定違反が多少あっても”学業の妨げ”への一定の抑止効果があった。

しかし時代は下り、そうした協定がなくなると”就活”も戦国時代。大学3年生という、いよいよ専門的な学業へと進む、その時期に講義や研修を抜けて”就活”をしなくてはならないのが現状だ。

協定がないことも手伝って、”就活”は苛烈を極める中、インターネットの求人サイトにおいて「応募」「就職試験への参加表明」を意味する”エントリー”をするのが、普遍的になった昨今では、一部の求人サイトで行きすぎたビジネス化もあり、”就活”が”勝負”になり、勝ち抜き戦になりという傾向はますます顕著になっている面があり注意が必要だ。”就活”のための講座と称し、数十万円の入学金(講習費用) をとるけれども内容が薄いものも散見されることも残念な現実の一つだ。

メディア等でよく見かける就職希望先ランキングも非常に偏っているが、これは本当に人気があるというよりは「学生側が求人企業情報をよく知らない」ことが指摘される。すなわち情報の提供側が、広告費などでランキングすることが多く、この炉種と度によって知名度があがりランクインしているだけで、学生諸氏が本当に就職したい先ではない面があることも指摘されている。

本来、人生にとって大きな意味を持つ就職、そのための経過的な活動であるはずの”就活”が、就活ビジネスによって単なる競争になり、就職そのものよりも、”就活”の勝敗に重きがおかれ本末転倒の事態になっているとも言えるかも知れない。

学生本人にとっては、例え”就活”バトルに勝利しても、就職そのものには満足していないとも言えるかも知れない。

それを証明するかのように、厚生労働省の直近の「新規学卒者の離職状況」では3年以内の離職率が30%を超えている。

 

昨今話題のブラック企業ブラック企業の定義そのものは曖昧で、何をもってしてブラック企業なのかは、いまひとつはっきりしないのだが、ブラック企業であるかないかの見極め方法のひとつとして、離職率が上げられている。それが正しいのかどうかはさておき、もし高い離職率ブラック企業なのであれば、厚労省の統計を見る限り、ほとんどすべての企業がブラック企業になってしまう。

ほんとうにそうなのだろうか。

 

こうしたミスマッチの原因としては、よく極端な就活のビジネス化と、学生が企業をよく知らないことが上げられていることは先ほども述べた。

就活ビジネスの方は、学生諸氏自身ではどうしようも対策できないかも知れないが、そうした情報の垂れ流しをそのまま受けるのではなく、自らがもっと企業を知ろうと努力することが一つの実りある就職への対策であることは間違いない。

 

ではどうやって企業を知るのだろうか?

 

ひとつはインターンシップへの参加。

もうひとつは、ソーシャル就活サイトの情報活用だ。

 

インターンシップは企業で直接業務体験をするわけなので職場の雰囲気・やりがいなども含めて(就職に有利になることも、もちろんだが)企業をよく知ることができるひとつの方法だ。

 

もうひとつのソーシャル就活サイトは、日本では、まだ数少ないSNSを利用した求人サイトである。求人サイトの運営企業がビジネスライクに出した求人広告とは異なり、求人企業が直接SNSを通して情報発信している。また「いいね」や「シェア」で職場の雰囲気など求人情報からは得られない生の情報を得ることができる。

 

一度のぞいて見てはいかがだろうか。

就職最前線 powered by LifeLine

f:id:tsuchinoko118:20150112155937j:plain今年就職活動をする大学3年生や大学院及び短大・専門学校生の皆様就活の時期が変わっていろいろと不安なことも多いかと思います。先日も学生さんに集まってもらい座談会をしたところ、とくにインターンシップに関する質問が多かったように思います。当社 株式会社ライフラインでは北陸発のソーシャル就活サイト『就職最前線』を運営しており、各企業の採用情報をさまざまなSNSを通して皆様に発信していきますので、是非プレエントリーしてください。また、就活に関するさまざまなご質問やご不安に対してもご相談に応じていますのでお気軽にご相談くださいね。それでは皆様のご健闘をお祈りしております。  就職最前線 powered by Lifeline  山本 明夫

 

【映画】オブリビオン

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西暦2077年。異星人の攻撃に合い、どうにか勝利したものの、核兵器によって荒廃した地球。誰もいなくなった地球で、ジャック・ハーパーは相棒のヴィクトリアと、たった2人で、残党の異星人退治の任務についていた。

”誰も居ない荒廃した地球”という唐突な設定のSF世界で、いまひとつ何がどうなのか面食らったが、それは本作をSFとして見るからで、サスペンスとして見ると、数多く散りばめられたナゾと、そのナゾ解きが結構面白い作品であった。

この設定、設定、ナゾ、ナゾ、設定、ナゾ、解明、解明、解明という流れのストーリーはかなり古いSFの黄金パターンのシナリオの気がして、何もかもが新しいデザイン(見た目)なのに、どこか懐かしく古くさい印象を醸し出しているように感じた。

いったいどんな異星人との闘いがあったのか。

異星人「スラヴ」とはどんな異星人なのか。

ジャックには記憶がないが、それはなぜなのか。

途中でいきなり出てくる地球人女性は何ものなのか。

そして物語の後半登場するモーガン・フリーマンによって語られる真実は、さほど驚くような内容ではなかったが(笑)最後のオチが驚かされる。

しばらく前の作品なのでネタバレになっても問題ないという理解で、ネタバレをしてしまうと、ジャックは、異星人と戦う地球の戦士だったが闘いの果て死亡。その細胞から作られたクローンだという。相棒のヴィクトリアもクローン。

途中で出てくる女性は、ジャックの妻。

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ここまではいいのだが、実は、ジャックのクローンは何十・何百・何千もいるらしく「2人だけで任務についていた」わけではなく「2人のセットが、いくつも」。わらわらとジャック・ハーパーがいる。そして、本作の主人公である49号のジャックは、物語のラスト、敵スラヴの母艦に特攻し死んでしまうが、その他のジャックは生きている。たくさん・・・

で、妻は1人・・・

作中、別のジャックが妻を迎えにいくシーンで大団円となっているのだが、このジャック以外にも、わらわらとジャックがいるわけで、このあたりどうなんだろうと妻の立場で考えて、驚かされたのであった。

何百ものホンモノではないクローンのダンナに囲まれて・・・・恐怖映画のようだ。

非常に無責任だと(笑)

 


映画『オブリビオン』予告編 - YouTube

【PC】ソーシャル・リクルーティング・サイト「就職最前線」の求人情報拡散手法とは?

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2010年頃から「ソーシャル・リクルーティング」が台頭して、約4年が経過する。その名の通り「ソーシャルを使ったリクルート」で、くだけて言えば SNSを使った求人・SNSを使った人材採用手法のことである。

従来、自社サイトや、一般的な求人サイト、あるいはフリーペーパーや求人誌、ハローワークなどに「求人広告」「採用情報」を掲載するのが、普遍的な人材採用の広告手段であるが、ここに全く別の手法として「ソーシャル・リクルーティング」が登場する。

従来手法とソーシャル・リクルーティングの手法は「情報を掲載する」ところまでは全く同じ。サイトや誌面に掲載するのか、ソーシャルサービス=SNSに掲載するのかの違いだが、実際に情報を配信する・発信するときにSNSを使った場合、従来の手法群と比べて大きな違いがある。

 

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従来手法の場合、情報は一方的に発信元から発信され、ひとりひとりがその情報を受け取る。ちょうどテレビのような具合だ。放送局から発信されたコンテンツは、各家庭・各個人の持つ受信機に運ばれ表示される。1つの情報を個人個人に配信する仕組みで、テレビ局のように大がかりな設備が必要だったり、求人誌やフリーペーパーのように大部数必要だったりと、仕掛けが巨大である必要がある。インターネットのサイトの場合も、ページそのものは低コストで出来たとしても、それを配信するには、多額の費用をかけたSEOや大人数の読者を管理する会員システムなど、やはり大がかりになりやすい面がある。

 

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比べて、SNSを利用する場合、情報を発信(掲載)する部分は同じだが、「いいね」や「リツイート」という機構があるため、たった1人に届いた情報も、次から次へと継続的に(ねずみ算的に)他の人にも届く「拡散」という現象が起こる。この”拡散”の仕組みそのものは、SNSがもともと持っている機能であるため、情報の発信元が大がかりな設備や広告費、配信部数などを必要としない。このため、これを期待して、Facebook に自社ページをつくり、Twitterに自社アカウントをつくりという話が「ソーシャル・リクルーティング」の基本なわけである。

 

もちろん従来手法=サイトや誌面への掲載に”拡散”がないわけではない。情報を受け取った人が、他の人に閲覧するよう紹介すればよい。ただ、その方法がURLをコピーしてメールで送信するなど非常にわずらわしく、滅多にそうしたことは行われない。PCのブラウザには上部にURLアドレスが表記されマウスでコピー&ペーストを行うのが比較的簡単なのに対し、スマホタブレットでは、こういう操作が簡単にできないこともあるかも知れない。しかしSNSの場合は「情報共有」の仕組みが前提の「いいね」や「シェア」「リツイート」というワンクリック、ワンタップの操作があり、また情報を見てもらうための仕組みが、あらかじめ整っているため”拡散”しやすいわけである。

 

従来型が、ある意味強い動機をもって閲覧者の側から「探して見つけてもらう」(Gooleなどで検索してもらい、クリックしてもらい、サイト内の検索をしてもらう)必要があるのに対し、”拡散”では、そうした強い意志がなくても、あえて探してもらわなくても情報が届く仕組みであることもSNSの特徴であろう。

 

これは、広告費などの運用コストにも大きな影響がある。

見てもらうために「サイトを立ち上げた」だけでは、強い動機をもって探してもらい見つけてもらうことはほぼ不可能だ。サイトの知名度をアップするため(これは単に有名であるという意味ではない。インターネット上で発見してもらうための知名度だ)SEOで言われる検索結果のトップになるため、直接的・間接的に費用・手間をかける必要がある。そしてそれは、常に既存の大手サイトと競合することになり、資本力での競争に巻き込まれることにもなる。後発であればあるほど不利で、資本力の乏しい中小企業であればあるほど不利ということになる。このあたりは、インターネットに限らず一般的な雑誌の配布にしても同じことであろう。

そして、あらかじめ知名度のあるサイト、すなわち大手求人サイト、あらかじめ人が集まるようなところに広告を出すことになるわけだ。さらには、その知名度のあるサイトの中でも見てもらう、探してもらうために・・・と、常に”トップ”を意識しなくてはならず高コスト体質なのは言うまでもない。

 

SNSでは、全情報の中でどれがトップで、という概念はなく、ただユーザーが気に入ったかどうか(いいねを押したかどうか)、仲間内に紹介したいかどうか(シェアしたいかどうか)で情報が伝搬する。この構造上、多額に広告費をかけた方が上位であるというようなことがない。知名度・人気は小さなコミュニティである仲間内で決まる。それは広告費ではなく、自分たちの中での知名度であったり、話題性であったり、と情報そのものの価値に対してのレスポンスとなる。その情報は、まず知人に届き、次に知人の知人に届きと伝搬する=”拡散”というわけだ。こうした特徴から、求人においては「電子縁故採用」とも呼ばれている。従業員や従業員の家族、友人への”紹介”、身近な方(結果的には全く知らない方になる場合もあるが)からの応募や採用だからだ。

 

ただし情報拡散には注意も必要だ。

従来手法の場合は、配信を開始した情報そのものが直接届く。

SNSの場合は、コメントをつけたり、ある程度の加工や印象操作?とも言えることが出来た上で、他の人に拡散するので、必ずしも配信開始時の情報がそのまま届くとは言えないところがある。

例えば「時給1000円です」と求人情報を配信する。

従来手法だと、そのまま「時給1000円です」と届く。

しかしSNSの場合、この”時給1000円です"に(うそなのかほんとうなのかはさておき)”この情報は単なる噂です”とコメントをつけられたりすれば、意味が変わってしまうことがある。そういう意味では情報統制は難しい場合も多々ある。

さらにSNSでは一般的な「タイムライン」という仕組みから、日々更新を余儀なくされる。従来手法では、一度配信した情報はそのまま静的だ。削除しない限りはそのまま残り続ける。しかしSNSは「タイムライン」という時間軸の一覧表示なので、情報は時間とともに流れ去り、それほど長い時間が経たない間に消えてしまう(正確には旬の情報とならず誰も見なくなる)

さらに厄介なのが、動向がさっぱり掴めないところだ。サイトの中でコミュニケーションがあれば、アクセス数(PV)なり、取り込んだ”会員”の動向なり、ほぼあらゆる全てが掌握可能だ。SNSの拡散の場合は、なにしろ「会員」という仕組みもなければ、インターネットを情報が縦横無尽に飛び交うため、ほぼ把握できない。統制や管理が出来ず、よくある既存求人サイトの「発行部数」や「PV」、日本最大という謳い文句などとは全くといって無縁なところだ。

こうした特徴をふまえて「ソーシャル・リクルーティング」を行わないと、せっかくのよいところも台無しとなってしまう。そういう意味では、従来手法は「任せっきり」対してSNSは、ある程度のスキル・運営に関するコツが要求されるとも言える。

 

これらの事情から、ここ数年、台頭してきた「ソーシャル・リクルーティング」では人為的コンサルタント(すなわち、Facebookのページを作りますよ、その利用方法をお教えしますよといった、”システム”ではない代行や講習)が主力であり、「ソーシャル・リクルーティング・サイト」や「ソーシャル・リクルーティング・システム」というものは、ほとんど存在しかったりもする。

 

そこで「就職最前線 powered by LifeLine」では、この両者のよいところを取り入れ、静的でありながらも「拡散」できる仕組みを採用、そして運営スキルが必要であろうカ所は、最前線システムの中にアシスタント機能として組み入れ「ソーシャル・リクルーティング・サイト」とした。運用のノウハウ部分で”記事を書く。どんな記事を書く?”のような部分はさておき、頻繁に更新すること、拡散時に情報が歪まないよう必ず元記事のリンクを自動的につけておくこと、元記事(求人票)はSNSとは別の静的ページとして残っていること、FacebookTwitter などへ自動的に同時投稿することなど、全く初めての方でも利用可能なようになっている。

(とくにソーシャル・リクルーティングを意識しなくても、そうできるようになっているという意味である。ただしアカウントは取ってもらわなくてはならない。)

 

もちろん、読み手は会員登録は不要、実際のエントリー時も必ずしも「就職最前線」を通す必要はなく、この点、フリーペーパーのような柔軟性も併せ持つ。会員という概念そのものが存在しないに近い。SEOに関しても、独自のノウハウで、ほぼ即日トップページに踊り出るようなものにもなっている。それでいて、コンパクトかつシンプルなサイト・サービスなので、かかる費用も「価格破壊」と謳うにふさわしい低コストだ。

 

今回は「就職最前線 powerd by LifeLine」について、2回にわけて、そのシステムを解説した。さらにくわしく知りたい方は、


就職最前線/派遣最前線 powered by LifeLine

から問い合わせてみてはいかがだろうか。

 

大手の求人サイトは高額だし、フリーペーパーに掲載しても最近はなかなか効果がないし、かといって自分でSNSやサイトを運営するのは敷居が高いとお悩みの企業・店舗様にはうってつけのサービスだ。

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【映画】キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

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スーパーヒーローに憧れるコスプレなりきり少年が通販で購入したスーツを身にまとい「キック・アス」と名乗って活躍する前作「キック・アス」の続編である。

原作コミックはよく知らないのだが、スピンオフ作品「ヒットガール」を下敷きにしたもののようだ。

前作から3年が経過し、デイブは普通の高校生に、ミンディはマーカスに引き取られ普通の高校生として生活していた。折しもデイブ=キック・アスの活躍を知り、影響を受けた”普通の人々が”扮装をした自警団「ジャスティス・フォーエバー」が結成され、デイブも参加、日々”スーパーヒーロー”として夜警に廻っていた。

その頃、麻薬犯罪組織のドンである父を殺されたレッド・ミストことクリスは、ザ・マザーファッカーを名乗り巨額の遺産で「打倒キックアス」を旗印に、多数の殺し屋を雇い「スーパーヴィラン・悪の軍団」をつくっていた。

等身大のヒーローを描いた「スパイダーマン」に対し、さらに等身大に、これといったスーパー能力はないのだけどもコスプレと勇気だけの超等身大なエセ・ヒーロー「キックアス」の続編は、主人公のキック・アスことデイブよりも、ヒット・ガールことミンディと、ザ・マザーファッカーことクリスがクローズアップされ、どこかしらシリアスでマジメな雰囲気で、前作をなぞっただけというわけではない快作に仕上がっている。

前作の、ある意味、極端な不真面目さ(不謹慎さ)が面白かったところもあり、まじめな続編である本作は、はたして受け入れられるのかは疑問だが、筆者は、けっこういいんじゃないかと肯定的だ。

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ただ、ミンディとクリスがクローズアップされただけではなく、スターズ・アンド・ストライプス率いるジャスティス・フォーエバー軍団に、マザーファッカー率いる毒々デカマン軍団の面々など、わんさか出てくる新キャラが、ますますデイブの存在感を消し去ってしまい、キックアスが脇役になっていたところは残念だった。

作中では、クロエ・グレース・モレッツの魅力炸裂で、前作ではロリロリだったヒットガールがすっかり成長し、愛らしいティーンズとして描かれ、これはこれでウケるのだろうが、筆者的には、どちらかというと、クリス(レッドミスト/ザ・マザーファッカー)を演じるクリストファー・ミンツ・ブラッセと、ハビエルを演じる名脇役ジョン・レグイザモの掛け合いが良かった。

彼らが結成する毒々デカマン軍団も、原語では TOXIC MEGACUNTS と(直訳すればたしかに毒々デカマン)放送禁止用語そのままで、悪人ヴィランの名前も人種差別的で、これを名付けるのはマジメ顔のクリスだが、それを、あきれた顔で辞めろってと諭すハビエルが漫才でも見ているようで、これこそ映画の演技合戦だと”らしさ”が楽しめた。

結果、悪人軍団は壊滅、ミンディも街を去りと、すべての終焉漂う本作だが、あと1作続編があるらしい。

はたして次回はどのような展開でオーラスを迎えるのでありましょうか。今から楽しみだ。

それにしても、現実世界のヒーローのまねごとを描く本作にあって、唯一、マンガチックなのがサメに食われて両手両足切断されても、まだ生きてるクリス=マザーファッカーなんですよね。いいキャラです(笑)


映画『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』予告 - YouTube

【PC】おそるべき求人サイト「就職最前線」とは?

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先頃公開・運用が開始された「就職最前線 powered by LifeLine」は、北陸発(初かも?)のソーシャル・リクルーティング・サイト。求人情報を提供するいわゆる新参の「求人サイト」である。

一般的によく見かける「求人サイト」と異なり、FacebookTwitter、そして、はてなブログ、LINEなどと連携する”SNS徹底活用”型のマッチング・サイトだ。

開発は弊社株式会社エヌジェイシー。運営は弊社の徒歩10分にある人材ソリューションビジネスの専門家・株式会社ライフライン。石川県の雇用対策事業「いしかわ若者就職バックアッププログラム」を継続的に委託されている信頼性の高い企業である。

 

「採用コストの価格破壊」をうたっており、月額1万円を切る、にわかには信じ難い費用を打ち出していたり、SNSで人材採用と、よく理解できないシステムを提唱しているが、問い合わせが次々と寄せられているようだ。これといった本格的な販促も、まだ行われていないのに、注目度が非常に高く「おそるべき求人サイト」とも呼ばれていたりもする。

 

ではいったい何がどう「おそるべき求人サイト」なのだろうか。

今回は、その風変わりなシステムの面から解説してみたい。

 

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一般的な求人サイトのモデルは図のようなモデルが多い。SEOGoogleやYahooなどの検索エンジン最適化)

により「会員を募る」。

興味があったりサイトの機能を利用するには「会員登録」をする。

求職者会員・求人企業会員がコミュニケーションしたり、

サイトに掲載されている機能を使って、求人にエントリー。求人サイトに限らず、従来のマッチングサイトは、ほぼ全てこのパターンである。

このパターンのメリットは、会員を「サイト」で完全に囲い込むことにより強固な”利用者層”が形成され、はたまた会員の個人情報から動向まで全てを把握することも可能で、サイト運営者にとって非常に優位な状態となる。運営者本意といってもいいだろう。この点、いかにも、IT、いかにもクラウドなモデルである。

反面デメリットとして、競合するサイトも多数ある中、その知名度を高めるには莫大な広告費が必要で、またインターネットサービスが多種多様存在する中、自サイトの優位性や利便性を打ち出すには、「サイト」そのものを機能アップし、と、運営コストが膨大になりやすい。高コスト体質とも言える。

また、サイトの活性化の手法が「結局メルマガくらいしかない」のもデメリットの一つだ。以前なら、こうしたサイトは、ほぼPCでの閲覧に限られていたが、ここ数年で、PCよりもむしろスマホタブレットでの利用が多い。(これに対応するのも高コスト体質の一因となるが、それはさておき)昨今の「スパム」「個人情報漏洩」「フィッシング詐欺」などの問題もあって、ほとんどの通信キャリア、ほとんどのメールクライアントソフトで、”迷惑メール”の対策が強化されている。これは、自社の発行するメールが、必ずしも会員に届かないということである。

必ずしも・・・とは書いたが、大量のメルマガにうんざりするユーザーは「自身が読む気のないメールは、すぐにゴミ箱へポイ。すぐに迷惑メール扱い」と、全く読んでもらえないことも多くなっている。

古来、情報は発信した側が優位(テレビのように)だったが、今は、明らかに情報は受け取る側が優位なのだ。この傾向は、ここ数年のうちに顕著になっている。ますますサイトの運営は高コスト化を余儀なくされ、強引にエントリーさせようとしたり、社会問題化するケースもめずらしくなくなってしまっている。

ではどうやって、会員に有用な情報を発信するのか。

求人情報が雑誌の取材ライクにライター、デザイナーによる「静的ページ」なのも高コストである要因ともなっているようだ。 

 

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そこで登場するのが、SNS連携型のモデル。

「就職最前線 powered by LifeLine」が採用したモデルで、図のように、サイト本体には大した機能はない。コンパクトでありシンプルだ。

ただ昨今話題のSNSとの連携機能が極端に高機能化されている。

SEOではなく(もちろんSEOも行うが)、SNSのシェア・リツイート・フォローを活用することで、検索して見つけるわけではないけれども情報が自然に拡散していく仕組みになっている。SNSサービスに、コバンザメのようにくっつくモデルとも言えるかも知れない。読まれないメルマガよりも「いいね」「リツイート」「シェア」による情報拡散。検索エンジンよりも、紹介。

ハンドメイドでも出来る情報拡散モデルを、やりやすいように、使いやすいようにしているのが、このモデルの特徴だ。

立ち位置が、まとめサイト NAVERまとめ、や転載サイトにも似ているかも知れない。

求人情報を作成する専門のライターもデザイナーも基本的にはいない。

FacebookTwitter に投稿するスキルで、会員自身が記事を作成する簡易CMS機能を搭載している。サイトは、これら会員の投稿した「生の記事」をそのまま羅列しているだけとも言える。同時に SNS への拡散を試みる。このあたりはほとんど全自動だ。

サイト自身が高機能化しなくても、SNSサービスがユーザーの興味をそそる新サービスを次々と展開してくれるので、あえてサイトに活性化のための新機能や新情報を搭載する必要もなく、コンパクト・シンプルなままであることが出来る点も特徴であろう。明確な管理者がいないのも特徴かも知れない。

 ともかく全体としては高機能であるわりには運営コストが少なくて済むので「月額1万円を切る」ようなことも可能になるわけである。

 

ちょうど汎用コンピューターの時代、メインフレームがあり”端末”があり、ある意味中央集権的なシステムだったコンピューターが、インターネットの登場を機に各それぞれが分散して動作する現在のコンピューターになったようなイノベーションと似ているかも知れない。

メインフレーム型の汎用機では、ことあるごとに汎用機自身のカスタマイズにメンテナンスが必要で、機敏性がなく高コスト体質だった。

分散型では、各個が独自に進化していくため、その進化の速度も速く、あっという間に新しくなっていく。まさしく現在のコンピューター事情だ。

 

そして結果として社会が求めるシステムは前者ではなく後者であることも特筆すべき現実であろう。求人サイトにおける「SNS連携型」も同様である。

「就職最前線」は、マッチングサイトのイノベーションなのかも知れない。

 

今回はシステム的な面から「就職最前線」を解説したが、次回は、もうひとつの突飛な求人手法 ソーシャル・リクルーティングについて解説する。 

【映画】寄生獣

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遊星からの物体X、盗まれた町(ボディスナッチャーズ)を下敷きに(ぱくり)ながらも、主人公を高校生に据え、半”寄生獣”となってしまった彼の成長を描き、はたまた、人間と人間でない者を比較して描くことで、人とは何か、人間らしさとは何かを問いかける妙に説教臭いマンガ原作の待望の実写映画化作品である。

もともとハリウッドでの映画化が計画されたが頓挫、制作権を逆輸入する形で実現した実写映画化の監督は、山崎貴監督。もちろんCGは白組。

筆者にして珍しく原作のファンだったので公開日に劇場へと思っていたが、何かと超多忙だったので年末の鑑賞となった。

正直いえば山崎監督作品だったので、ぼろかすにダメ出し覚悟だったのだが、意外に良く出来た作品で、いつもなら山崎監督作品は30分も経過しないうちに飽きて、ついには途中でかえってしまうパターンなのだが、最後まで楽しめた。

ある日、何の理由もなく宇宙から寄生生命体の幼虫が降ってくる。なぞの寄生生命体は人間の耳から入り込み脳を食い、人体を乗っ取り、人間を食物とする恐ろしい生命体だった。高校生、泉シンイチも、寄生生命体に寄生されつつあったが、紆余曲折あって脳は食べられることなく、右腕に寄生される。自らの意思を持つ生命体は、右手を模した形でシンイチに寄生し「ミギーだ」と名乗る。

折しも寄生生命体=パラサイトによる人喰いは、猟奇殺人事件として警察の捜査が始まっていたが、その凄惨さが際立つだけで、捜査の進展は見られなかった。警察は、人間による殺人事件としてしか理解していなかったからだ。

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寄生生命体=パラサイトはシンイチの通う高校にも現れた。田宮良子、島田秀男、そう名乗り、あたかも普通の人間として振る舞う彼らは、パラサイトたちで共同体をつくり組織だって活動していた。組織には、政治家=市長として立候補する広川、その秘書、草野、ボディガード後藤たちがいた。彼らは、ひそかに、確実に、気づかれることなく人間社会に入り込み、人間を捕食していた。

ある日のこと、人間の脳が生き残ったままのシンイチとミギーに危機感を覚えたパラサイト「A」は彼らを殺害しようとする。そして、シンイチの母親・信子を食らい、その身体を乗っ取る。

あいかわらず山崎監督作品なので、原作を端折って駆け足的に話が進む「ダイジェスト版」。2時間枠に収めなくてはならない事情もわかるのだが、何もかも印象的なものは全部詰め込んでしまおうとするもんだから無理が生じて、非常に内容の薄いものになってしまうのは、いつものことだ。また、そのために、あの話とこの話がくっついて、順番が逆になって、と、中途半端な「原作」なのではあるが、本作では、それがそこそこうまく機能しており(たしかに母親をAが乗っ取るというのは、やりすぎの気もするのだが)”わけがわからない”とか”唐突すぎる”とか”話がよくわからない”ということはなく、この”異様な世界観”をうまく映像化できているように思った。

ちゃっちいCGの白組も、なかなか真っ当なCGではないかと思ったら、これは、モーションキャプチャ技法を導入したからだそうで、今まで全部手書きCADだったんだと驚いたりもした。

物語の最後、母親を乗っ取ったパラサイトAとシンイチの戦いで終わるのが、えらく中途半端だと思ったら、続編があるそうで、今年のGW公開だそうな。

先に母親との対決をしてしまったので、はたして続編での田宮良子のくだりが意味があるのかどうかはなぞだが、浅野忠信演じる後藤とのバトルがあるので、そこそこ面白くはなるのだろう。

原作では、後藤とのバトルシーンは、アクションというよりは理論的な説明が多く、いまひとつリズムが悪かったのだが、山崎監督はどう調理するのか興味が尽きない。

まさか、そののらりくらりしたアクションも原作ダイジェストだったりして。

いずれにしても、「ああ、良い日本映画を見た」気分であったりした。

 


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