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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】世界侵略: ロサンゼルス決戦

ものすごくものものしいタイトルだが、なんと言ったらよいか、非常に面白くとも何ともないSFアクション映画である。
かつて第二次世界大戦中、米国で「ロサンゼルスの戦い」と呼ばれる事件があった。当時、連戦連勝だった日本軍がいつぞや米国本土を攻撃してくるとヤキモキしていた米国軍。ある日、なぞの飛行物体がロサンゼルスに飛来、日本軍の空襲だとされ、赤く光る飛行物体がジグザグに飛行しているのを目撃する市民も現れ大騒動となった。
しかし、日本軍の記録には当時ロサンゼルスを空襲したという記録もなく、飛行物体を迎撃するも失敗し、最後にはレーダーからも消えてしまう。
「赤く光るナゾの飛行物体がジグザグ飛行」と言えば、UFOではないかと思うのだが、UFOという認識は戦後に登場したもので、当時はそうした認識はなく、むしろ、いつ日本軍が襲ってくるかとそればかりだったようだ。
本作「世界侵略・ロサンゼルス決戦」は、その「ロサンゼルスの戦い」騒動を題材に、宇宙人が軍隊をひきいて襲ってくるという、エセ・ドキュメンタリー(モキュメンタリー)風の作品で、最初から最後まで、ひたすら銃撃戦を繰り広げるだけだったりする。

そんなわけで物語そのものに全くと言って良いほど抑揚がなく、そのくせ、やれ仲間が死んだだの同胞がやられただの感傷的なシーンが続く。HAKAISYA(クローバーフィールド)を意識したかのように、宇宙人があまりハッキリと写らないPOVなのも、非常にうざったい。
宇宙人は資源=水を求めて、地球にやってきたらしく、典型的な植民地政策だとテレビでアナウンスされるのだが、いまひとつ、本当にそうなのか、よくわからない。よくわからないのだけど、その決めつけの勢いで最後まで話しが進む。

もっとも最後は10人の海兵隊員が活躍するのだが、無茶もいいところで、これといった工夫もなく、司令船を撃沈し、大逆転をする運びには唖然とするしかなかった。
企画段階(ロサンゼルスの戦いのモキュメンタリー)で満足してしまったかのような非常に底の浅い映画で、なんで、こんなのにアーロン・エッカートが主演してるのか、よくわからなかった。

それでも興行的には大成功のようで、まったく不思議だ。