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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】スペル

あんまりオススメしない映画

サム・ライミ監督がスパイダーマン3部作を撮り終えた次に公開したのは、オカルトホラー(笑)
急に原点に戻ったのか、なにゆえその時期にと穿っていたら、もともと本作を撮る予定のところスパイダーマンが入って、撮影できずにいたそうな。CGなどの表現力は上がったものの、非常にわかりやすく、いかにもサムライミなオカルトホラーで、あえてこの時期に、このレベルで公開するほどのものでもないような気がするが、それは筆者だけなのだろう。

融資担当の銀行員クリスティンは、昇進を夢見る我欲の強い野心家だった。ある日、老婆がやってきてローンの支払いの延期を申し出るが、クリスティンは「ムリです」と突っぱねて追い返す。夜、勤務が終わって帰宅しようと車に乗るクリスティンに、あの老婆が襲いかかってくる。抵抗しているうちに、老婆を殺してしまうクリスティン。しかし同時に、老婆はクリスティンに「呪い=スペル」をかけていた。最初は気にもしなかったクリスティンだったが、次第に身の回りに起こる不気味な現象に、”老婆の呪い”を思い出す。
あやしげな占い館に入り高い金を支払い見てもらうことにするクリスティン。
占い師は告げる。「ラミアの呪いだ」。
いにしえの悪霊ラミアが、数日後、クリスティンの魂を連れ去ってしまうというのだ。
そしてラミアの呪いには呪いをかける物体があるはずと知り、老婆がクリスティンのコートのボタンを奪い呪いをかけたことを思い出す。
とっさに老婆の墓に向かうクリスティン。
激しい雷雨の夜中に、墓暴きをし、泥水にまみれた老婆の骨にボタンを返す。呪いは老婆に戻ったはずであった。
しかしそうは問屋が卸さない・・・
はたしてクリスティンの運命は。

基本的にサム・ライミ作品は、オーソドックスなわかりやすいホラーストーリーに、非常に汚らしく御下劣なものがたくさん登場する作風だと筆者は思っており、それは「死霊のはらわた」からほとんど変わることなく、スパイダーマンを撮ったことはイレギュラーであると考えている(笑)

そして、下品で汚いことしか見所がないので(失礼)一回見たら、もうそれでよかったり、見る気がないけどとりあえずBGVとして流すのに優れていたりする。明らかにドライブインシアターのノリなのだ(残念ながら日本にはない。過去実験的に郊外のドライブラインで行われていたりしたが、そういうことろに車でかけつけ、ポップコーンをほおばりながらデートをするという文化が日本にはなく、すぐ終わってしまったような記憶がかすかにあったりする)
いたるところに、怖いというよりは笑える演出が盛り込まれ、これも深刻さをとっぱらってしまうのに活躍している。

総じて、おもしろいかと言われると、おもしろいけどすぐ飽きる。
この内容の薄さが、サム・ライミなのだ。