【PC】Team Viewer
例えば「自宅のパソコンを外出先から操作したいこと」がよくある(なぜ、よくあるのかはナゾだが(笑))。こういうとき持っておきたいのがリモートコントロールソフトである。
Windows にも いろいろとリモコンソフト(機能)があるが、操作される側=自宅のパソコン側で承認の操作をしなくてはならず、これでは、「外出先から」無人の自宅パソコンを操作することはできない。
そこで Term Viewer というソフトが役に立つ。
自宅のパソコンと外出先のノートパソコンや、iPhone/Androidに Term Viewer を入れておいて、「パートナーID」という番号と、あらかじめ設定しておいたパスワードを入力するだけで、目的の「自宅のパソコンを外出先から操作したいこと」が解決する。
ビジネス(企業・個人事業)目的だと有償だが、個人利用なら無償で利用できるところも魅力だ。
IDとパスワードだけ、というのは簡便である反面、セキュリティ的には疑問符はつく。非常に危ないのではないか。しかしながら、ファイヤーウォールがあろうがなかろうが、ルーターの設定がどうであろうが、ともかくリモートできてしまうところは非常にありがたい。
多くのリモートコントロールソフトでは、サーバーアプリを起動しておいて、ファイヤーウォールでTCP/IPやUDPの設定を変えて、ルーターも外部からアクセスできるようにして、と、非常に「困難な」設定が必要だ。セキュリティ上、安全そうに思えるが、実のところ、そこまで通信に”穴”を開けてしまうのなら、セキュリティは存在しないようなものだ(笑)
結局のところ、外部から内部にアクセスする以上は、多少、セキュリティがあやしくなるのは致し方がない。そこを、開き直ったかのような、簡便なアクセス方法が用意してある Term Viewer は、ある意味、いさぎよいのだろう。
以前なら、あらゆる必要なファイルやデータを、ノートパソコンに詰め込み持ち歩き、外出先で足りないものがあることに気づいたら、どうしようもないので、あきらめる、ということをしていた方は、ぜひ、試してみてほしい。
いつでも、どこからでも、自宅のパソコンに接続できて操作できる、ということは、「あらかじめ持ちだすファイルやデータをノートパソコンにコピーして・・・」というようなことも不要で、かなり身軽になれる。
もはや、持ちだす必要もあまりないのだ。
筆者は、このソフトを使うことで、「今日中に振り込むこと」をすっかり忘れていて、午後2時半頃に思い出し、あわてずさわがず(笑)無線LANでインターネットが使えるマクドナルドに入って、遠隔操作により、自宅のパソコンのIEを操作、インターネットバンキングから振り込んだ、というような使い方ができて、「ああ、なんて便利なんだ」と(笑)
企業ユースだと6万円ほどするが、それでも、ずいぶんと有用ではないか。(安いと思う)
本来は、顧客のパソコンを遠隔操作でメンテしたり、操作を教えたりする目的のソフトのようだが、そういう使い方でなくとも大変使えるソフトである。
くわしくは Term Viewerのホームページをどうぞ。