★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】バトルシップ

トランスフォーマーではないトランスフォーマー(笑)というのが第一印象。ある日とつぜん侵略宇宙人が太平洋に現れ、偶然演習中だった米国海軍と日本の海上自衛隊が”戦艦”で迎え撃つSFアクション映画。

予告編だけ見て、よく動くCGに期待をしつつ劇場へ足を運ぼうと思いつつ何かと多忙でついには行けず仕舞いだったところ、有料衛星放送でやっていたので期待わくわくで見た。
CGは非常によく出来ているのだが、ストーリーなどなどが、だめだめで、何とも退屈な作品であった。いかなくて良かった。

ストーリーはというと前述したように「太平洋で演習があった。宇宙人が攻めてきた。戦った。以上おわり」で、何にも考えずにCGによる宇宙戦艦vs戦艦の戦いを見るものだ。それにしても、宇宙人が何しにやってきたのか、何をしたいのかさっぱりわからないし、主人公のアレックスの成長もあったのかなかったのかよくわからないし、ナガタとアレックスの確執もイマイチよくわからず、ドラマとしては何一つ楽しめない。脚本に「太平洋で演習があった。宇宙人が攻めてきた。戦った。以上おわり」と書かれているのではないかと思うほどであったりもした(笑)

ただ反面、宇宙戦艦のCGやバトルシーンになると極端によく出来ていて、ここは見ていて楽しめる唯一のところでもある。とくに宇宙戦艦がトビウオかイルカのような?形で海面を飛び跳ねたりする描写は非常に面白かった。

いったい何がしたかったのだろうと、本作を見終わったあと疑問だったが、”海軍”といえばSFになると必ず宇宙艦隊になってしまうので、地球上での活躍は、陸軍・空軍・海兵隊に任されていることが多い(ような気がする)映画事情なのかも知れないと、どうでもよいことを考えてしまう本作であった。

とにかくストーリーがよくわからなかったので、機会があればもう一度見ようと思う。思うだけだが。機会もあるのかどうかよくわからないが。

なんだかテイラー・キッチュが作品に恵まれてないように思う部分もあった。