★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】スターウォーズ クローンの攻撃

f:id:tsuchinoko118:20120726153120j:image:left:w260これほど見る気が沸かないスターウォーズもめずらしく、結局劇場公開に合わせて劇場へ足を運んだが、ファントム・メナスのガックリぶりが相当答えているようだった。
通算5作目のパート2:クローンの攻撃は、やや成長したアナキン・スカイウォーカーが主役で、これをヘイデン・クリステンセンが演じていて、いやはや、そのへっぽこな演技力には、もう頭がくらくらで、上映開始15分ほどでスクリーンを後にしたかったほどであった。
ストーリーの方も、シスの野望が今ひとつ見えないつくりで(見えざる脅威だから、それでいいのかも知れないが)、銀河共和国の共和制の書き込み不足から、分離主義者がいったい何に対して不満を持っているのかが、ほとんどわからず「ああ、シスの企みなんだなぁ」くらいなのも、どんなものか。きっとバックストーリーがあるのだろうけど画面に表現しないのなら映画ではない。原作マンガのある作品の映像化というわけでもないのだから、そこらあたりはきちんと描いていただきたかった。

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見所は、CGで活躍するヨーダ
だけ。

非常に寂しい限りであるが、あえて異なる見方をして、クリストファー・リーサミュエル・L・ジャクソンに目を向けて楽しむことにいたしましょう。

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クリストファー・リーといえば、ハマーホラーフィルムで著名なドラキュラ伯爵。ドラキュラ伯爵といえば、クリストファー・リーというくらいにドラキュラ伯爵。背が高く、紳士的な中にもただよう悪をやらせると、なかなかこの方の右に出る方はいませんでしょう。
元・ジェダイマスターのダース・ティラナスことドュークーを好演しております。ストーリーがイマイチなので、何を企んで、何をうろうろしているのかが、いまひとつハッキリしないのは残念ではありますが、なにしろクリストファー・リーです。悪っぽい演技に酔いしれましょう。

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サミュエル・L・ジャクソンは、最強のジェダイマスターと称させるジェダイマスター・メイス・ウィンドゥで出演。筆者的には、ジャクソンと言えば、聖書を読みながら人を殺す殺し屋(パルプフィクション)の印象が強すぎて、”肉体派の戦士”というイメージがなく、非常に驚いたりした。設定上、苦悩しまくりの方のようで、いつも、しかめっ面で押し殺したような声で、全くぶれない強靱な意志で活躍されるもんだから、ますます、ジャクソンのイメージから、かけ離れてしまい、ここまでキャラが変わる俳優は、ニコラス・ケイジとこの方ぐらいのもんだ、と終始驚いたりしていましたのです。

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さて、へっぽこな青年アナキンをへっぽこに演じるヘイデン・クリステンセンと、ルーカスが苦手なのかも知れない意味不明な恋愛のプロットで、もうなんていうか、どうするのこれって感じで、CGアクションも、もちろんさほど見るべきところはなく、このまま最終作に・・・・

しかしながら、最終作は、たいへん良いプロットで、それはそれは素晴らしい出来映えでしたのでした。

http://www.youtube.com/watch?v=-ZQqGs6PwMA