★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【会長】サウンド・オブ・サイレンス

今週のお題「卒業」
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私は株式会社エヌジェイシー会長。
ようやく厳しい寒さがおわり、春の息吹がそこほかと感じる今日この頃。諸君、花粉症と発情期の調子はいかがなものだろうか。
私は、やや発情期気味で、日々、社内を叫びながら走っている。

さて、今週のお題は卒業ということだが「教会結婚式」「結婚式の最中に花嫁を奪っていく」というシチュエーションは、至る所でパクられ、卒業という作品を知らず、観たこともなくても、多くの人が知っている。
1967年のいわゆるアメリカン・ニューシネマに分類される恋愛映画で、若かりし頃のダスティ・ホフマンが、他人の嫁さんをパクっていく役を好演している。

私の恋愛は、恋愛というよりは本能に近いもので、やりたい、やられたいという激情にかられ、無軌道にやりまくり、子孫をしこたま産み、後は知ったことではないというものだが、人間のみなさんは、ロダンの考える人のごとく、非常に難解かつ複雑な考え方と行動を選択するようだ。

f:id:tsuchinoko118:20120304082059j:image:right:w220この卒業という作品にしても、好きなら好きと言えばいいのに、なぜか言わない。言わないくせに、他人の結婚式に割り込んで、式の秩序や目的を破壊し、自分たちさえ良ければいいのだ、という態度で終わる。
よくわからない。
最初から素直であれば、別に、こんな破壊活動に及ぶ必要もないのではないかと思うのだが、それは、私が人間ではないから、そう思うのであって、多くの人には共感を呼ぶ葛藤と最高の幸福なのであろう。
ただ、私は、ベンジャミンという主人公が、彼女の母親とやってたりして、結局は、やりたいからやった、わけで、教会結婚式での花嫁略奪も、やりたいから暴虐に及んだように見えて仕方がない。
非常に不道徳このうえない。

アメリカン・ニューシネマは、一連の「それまでの価値観・道徳観」を根底から否定する不道徳なものが多いので、つちのこ社長も私も大好物なのだが、それでも、卒業だけは、よくわからない。
ひょっとすると、人間・ネコの話ではなく、男女の感覚の違いなのかも知れない。

諸君。もし結婚したいなら、こんなに、ややこしい葛藤にさいなまれることなくストレートに最初からキメていただきたい、と、私は考えるが、こういう合理的な考え方はダメ(囲碁用語、打っても陣地や形成に影響のない無駄な目のこと)なのだろうか。

挿入歌は、サイモン&ガーファンクルのα波増大な名曲「サウンド・オブ・サイレンス」。井戸に向かってつぶやく歌だ。

え?この卒業じゃないの?
卒業だよね。あってるではないか。

そんなわけで、私の今週は瞑想ともみもみの他にも、雄叫びをあげ走り回るという非常にアクティブな内容で多忙を極める。
諸君、また会おう。