★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ミッションインポッシブル

20世紀も終わろうとしていた1996年、製作トム・クルーズ、主演トム・クルーズで「スパイ大作戦」のリメイク映画が公開された。”不可能作戦隊”IMF(注:国際通貨基金ではない)のエージェント、イーサンハントは、とある作戦に参加するが、ハント以外のメンバー全員が死んでしまうという大失態をしでかしてしまう。実は、この作戦、IMFの裏切り者をいぶり出すための作戦で、生き残ってしまったハントは”裏切り者”の嫌疑をかけられてしまう。ハントは、実は、生き残っていたクレアとともに本当の裏切り者を探すことにする。

とスパイ大作戦らしくないストーリーに、最初に「ハント以外全員死亡」と言ってるのに、その後ちょこちょこと生き残りが登場し、真の裏切りも実は・・・と、なんとも歯切れが悪い。

筆者はずっとブライアン・デ・パルマ監督と相性が悪いのだが、今回もやはり相性が悪く、終始なんだこれはなんだこれはとイマイチ感たっぷりで、最後までイマイチであった。
そもそもテレビ版でチームリーダーだったキャラクターを真犯人(裏切り者)に仕立てあげたのは、どういう意図があったのかさっぱりわからないが、スパイ同志の内部での裏切り者探しというプロット自体、爽快感がなく”不可能な作戦”っぽくないように思ったのは筆者だけでもないだろう。

音楽は著名な5拍子のあれ、そのまま。
あれはいいですな。

主演のトムクルーズも、まだあどけないところが残る若僧くさい。
ところがこれが2作目、3作目、4作目と回を追うごとにどんどん面白くなるのが、不思議というか珍しい作品でもあったりする。基本的には”続きもの”ではないので、単品で見ても何ら支障がないのだが、とりあえず1作目なので見ておくのも1つの選択ではないだろうか。見なくてもいいけど。