【映画】悪魔の棲む家
原題は「アミティビル・ホラー」。実際に起きた超常現象のノンフィクション作品の映画化。
アミティビルに家を買ったラッツ一家だが、その家は悪霊に取り憑かれていた。この家に、過去すんでいた家族は、男が悪霊にあやつられ、奥さんや、子供を皆殺しにしていたのだ。次々と起こる怪現象、はたしてラッツ一家は、この家から逃げることができるか?
ホラー映画としては、なるほどそうですか、と言って終わってしまうほど、手堅くまとめられた小品で、実際に起きた超常現象という売り文句がなければ、ここまでヒットしなかったように思う。
またドキュメンタリータッチで描かれているものの、ラッツ夫人を演じるマーゴット・キダーは、スーパーマンのヒロイン役の印象が強すぎて、感情移入ができない。やはり、こういった、ホラーの小品は無名の意外な役者を使うべきだと思った。
さらには、このストーリーってば、シチュエーションといい、家族が悪霊に憑かれていくさまといい、スティーブン・キングの「シャイニング」に非常に似ているが、彼は、この物語を参考にしたのだろうか。なぞだ。
現地では観光客が多く、いろいろとトラブルもあったようで、今は、「目のように見える」この家の窓は、なくなってしまった。
ヒットをうけて、2作目、3作目がつくられたらしいが、観ていない。
追記)調べると第7作まで、あるそうだ。どれもこれも、日本未公開であった。
1974年のある日、アミティビルの邸宅で地下室に閉じこもっていたという長男がライフル銃で、次々と家族を惨殺するという事件が発生した。その1年後、新居を探すラッツ一家が事件のあったこの家を見つけ、事件を承知で引っ越してくる。幸せを謳歌するラッツ一家だったが、次々と不審な超常現象が始まる。