★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】Hubert Kah

f:id:tsuchinoko118:20111129125516j:image:left:w220SONYがまだ世界のSONYだった頃、WALKMANという携帯カセットテーププレイヤーが日本を席巻していた。そのCMに起用された「ANGEL07」という曲を演っているのがドイツの「Hubert Kah(フーバーツ・カーと発音されている、一般的にはヒューバート・カー)」というバンドだ。

思いっきりニウロマな、いかにも80'sっぽい楽曲が特徴で、日本では「ANGEL07」これ1曲の一発屋な印象があるが、実は、本国ドイツでは人気の高いバンドで、驚くことに、今もまだ活動を続けているパワフルなバンドだ。(といっても、現在はヒューバート・ケムラーさん一人だけだが)

筆者も、名前を言われてもさっぱりわからないぐらい、知らなかったのだが、21世紀初頭、マブダチの赤ぷうに、こと細かく紹介され、熱心なファンになってしまった経緯がある。ここまで ニウロマ80'sなバンドも珍しいからだ。その熱中度は、amazon.uk で読めないドイツ語でCDを輸入するくらいだ(笑)

f:id:tsuchinoko118:20111129125518j:image:right:w220特徴はイケメンのルックスにもあるが(ニウロマだから(笑))なんといっても、ボーカルのヒューバート・ケムラーの甘いメロウな歌声にある。どの楽曲にも、どこか影のある哀愁と、つつみこむような甘い声。ディストーションギターの激しい曲でも、政治思想の入った時事ネタでも、どれもこれもがバラードのような嘆きと独特の暗さに優しさがある。曲よりも声に魅了される方々も多いのではないか。

そしてブレない堅固な「あくまでもニウロマ!」と主張しているかのような音楽性も魅力だ。21世紀に入って発表した「PSYCHO RADIO」など、現代風の音になっても、現代風の高音質になっても、やはり80'sニウロマで、懐かしいというよりも、いまも現役という力強さを感じる。

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まったくどうでもいい話だが、マブダチの赤ぷうは、Hubert Kah の曲の歌詞から、たまたま「赤風船」というハンドル名を使っていた瞬間に、運悪く筆者に見つかり、それ以来「赤風船」→「赤風」→「赤ぷう」と呼ばれているという可哀想な理由で赤ぷうなのであった。

さて、どの曲もオイシイが、今日は「赤ぷう」の由来となった(Einmal Nur Mit) Erika をご紹介しよう。シモンズタムとギターリフが妙に格好いい。サビの最後に 赤ぷうと出てきますな。パフォーマンスがワケがわからないところもいい感じです。


もう1曲。Limousine。たぶん筆者がHubert Kah の中で最も好きな曲。