【映画】ハードキャンディ

理解できなかった・・・・。

ソリッド・シチュエーション・スリラーと銘打った低予算作品なのであるが、たぶん、観る人（ターゲット）に女性は入ってないのだな。そういう意味では、ＡＶ系作品と言ってしまってもいい（いいのか(^^;;）

赤ずきんちゃんをモチーフとして、あどけない１４歳の少女を、オトコオオカミが、出会い系サイトを通じてデートに誘う。

まんまと少女を自宅に連れ込むことに成功した男オオカミであったが、気が付くと、ロープでしばられ、股間には冷たい氷が・・・
少女は淡々と言う「あそこを切る」

終始、少女に有利な展開が続き、どんどん追い詰められていくオトコオオカミ。

それらしいストーリーが用意されてはいるものの、ナゾが解決するわけでもなく、大どんでん返しが待っているわけでもない。

そのまま、淡々と続く。

そして、そのまま淡々と終わる。

おそらく、ナンパする世代の男性、女性を性のはけ口として観る男性、女性を支配したい男性、それらを当然だと考える男性には、このシチュエーションに、それなりの恐怖を感じるのかも知れないが・・・・

最後まで見せる脚本に演出。
決して駄作ではない。
よく出来た本作ではあるが、しかし、見る年代、性別を選ぶ作品であった。

残念。

赤ずきんという話は、たしかに、男オオカミをとっちめる作品ではあるけども、最初から最後まで計画的に男をハメて圧倒的勝利を飾るフェミニスト御用達の作品ではなかったような気がするが・・・。

本作はそういう作品である。