★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

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【映画】トランスフォーマー・ダークサイドムーン

2作目の「リベンジ」も「ザ・フォールンの復讐」を端折ってあったし、3作目も「月の闇」をもじって何か別の意味にしてしまうのは、ただ単に日本語的ゴロが悪いからなのかも知れないが、ともかく3作目では「アポロ計画陰謀論」を下敷きにした非常にあやしいストーリーが展開される。
トランスフォーマーなので、ストーリーなんてものは添え物程度の意味しかないのだが(失礼)どれほどにあやしい”陰謀論”を展開するのかと期待をして劇場に足を運ぶと、まずいきなり何の前触れもなくミーガン・フォックスではないヒロインが出てきてとまどった。また下品な笑いがなくなり、シモンズ氏もなぜか富豪になり、ディセプティコンが民間人を虐殺しまくったりと、非常にマジメなトランスフォーマー劇が繰り広げられ、これもとまどった。
コンボイ司令官との共闘・信頼感・友情。バンブルビーとサムの友情・青春喜劇がトランスフォーマーの基本軸だったはずだが(失礼)本作では、全宇宙を巻き込む善と悪との最終決戦のようなものものしさがあり、新機軸を打ち出しているようだが、筆者的にはトランスフォーマーはあくまでも子ども向けの暴力活劇だと割り切っていたので、戸惑い続けてしまった。
脚本はミーガン・フォックスの降板も影響しているようだ。
とても長いつきあいでないと出ないはずのセリフを、新ヒロインが口にするシーンもあって、もともと無いに等しいストーリーではあるが終始違和感ありまくりであった。やはり連作ものは、同じ俳優であってほしいものだ。
はたまた、前作で敵役だった「ザ・フォールン」もプライムの仲間割れだったような気がするが、今回の敵役センチネルも仲間割れで、こうなんというか、もうちょっとスッキリした悪役であるメガトロンの活躍する話しにしてもらいたかったのもあったりする。
このあたりは、新キャラのメガネな女性シャーロットメアリングにも言えて、前作の超保守的な官僚に比べて官僚的でなく、中途半端に保守的で危機感がない。こんな中途半端な役柄ならむしろ出さずに、ディラングールドのような非常にわかりやすい裏切りものを活躍させて欲しかったものだ。

とぶつくさ言ってるのだが興行的には大成功のようで、次作トランスフォーマー4が製作されるらしい。とりあえず、シャイラブーフが降板するので、よろこんでいる最中だったりする。