読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】あずみ2 Death or Love

Dead or Alive ではなく、死か愛か、となっているのは、たぶん”少女剣士”というナヨナヨした売り口上と下心を煽っているつもりだったのかも知れない。というのは、(原作マンガのことは知らないが)映画あずみで、描かれるあずみは、殺戮ロボット。多少なりとも、仲間であり淡い恋心もいだいていた幼なじみの少年なちを、ぶっ殺していて、善や悪の定義に悩んでいたりするのだが、上戸彩のマシンのような演技と、そんなことを思い煩う余裕もなく敵が襲ってきたりして、どちらかというと、当のあずみも、戦地で何百人と斬り殺している方が性に合っているかのようだったりする。
2作目では、単なるアクションだけではく人間ドラマも描く金子修介監督ということで、そんなあずみが、”人間”らしく、はたまた”少女”らしく、死と愛を考えたりするのかと、少しだけ期待していたのだが、そんなことは全くなかった(笑)
あいかわらず、斬っては殺し、斬っては殺し、「おれたちは刺客だ」の一言で済ませてしまう殺戮ロボットぶりで、なちにそっくりの銀閣という男は出てくるものの、単に「なちに似ている」だけで、この男に恋心を抱くわけでもなく、死も愛も選んだりはしていない。
一作目のあずみ、そのもので、成長もカタルシスもないのだ。
登場人物の方は、影の首謀者南光坊天海が登場。残った真田昌幸と、一悶着があり、その中で、あずみたちがうごめくストーリーなのだが、結局、あずみは、徳川側に騙され利用されていただけという事実を目の前に出されながらも、「じいの命令だ」で、真田昌幸と一騎打ち、やっぱり、斬り殺してしまう。
一作目で加藤清正の家臣だった井上勘兵衛も、出てくることには出てくるが、我が殿の復讐に燃えてあやしいニンジャを派遣するぐらいで、恨み方が全然足りない(笑)
結果、なんだかよくわからないうちに、あずみは”使命”果たして、どこかに去っていってしまう。
勘兵衛、追うわけでもなく、どこに行くのか、ですよ。どこに行くのか、じゃないでしょ、あなた。

今回は、あずみの強敵として、空如という女忍者が登場。あやしげな術を使う配下とともに、あずみたちを襲うのだが、1作目の大量の武士のほうが、強そうでありましたな。
いまいち迫力に欠ける。
あずみの特性としては、刺客だ、と、暗殺する立場なのに、仕掛けもなんにもないスーパー能力で派手に斬り殺すところ。技があろうが、大量の武士だろうが、スーパー武士だろうが、おかまいなし。
そこに、ぐちゃぐちゃ議論をするような、技の選手をもってきて、だまし討ちを企んだところで、話しは一向に面白くならない。
あずみは、上戸彩だということもあって、なにしろ、ほとんどケガをしないのだから(笑)

火薬の使う量も、血しぶきの量も、一作目に比べてぜんぜん足りない。

とつぜん登場する忍者という新しいキャラクターもイカしてない。

2作目が失敗する。を典型的にやってしまったような作品だった。

遠藤憲一と小栗旬に坂口拓の俳優の使い回しも、どんなもんかなぁ。失敗してるように思うなぁ。

で、続編はない。
これにて打ち止め。