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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ペイチェック 消された記憶

あんまりオススメしない映画

f:id:tsuchinoko118:20121107153509j:image:left:w260ブレードランナー、トータルリコールでお馴染みのフィリップ・K・ディック原作の「報酬」をジョン・ウー監督で映画化したSFサスペンス(+ちょっとだけアクション)。

近未来。すご腕のフリーランスSEであるマイケルは、仕事を完了する度に機密漏洩防止のため、仕事の期間中の記憶を消されていた。ある日、大規模なプロジェクトで100億円の仕事のオファーを受けたマイケルは、3年間の記憶を消すことを前提にプロジェクトに参加する。そして3年後。マイケルの手元には100億円どころか茶封筒と20個のガラクタのようなアイテムが。同時に命を狙われ追われることになった。
わけがわからないまま逃走するマイケル。どういうわけか危機に瀕すると茶封筒の中のアイテムが役立ち危機を脱することができた。プロジェクトは何だったのか。またなぜ命を狙われることになったのか。次第に明らかになっていくナゾは、3年の間にマイケルが開発に携わった世紀の発明品にカギがあった。世紀の発明品とは。またマイケルの運命は。

と、ディックらしいといえばディックらしいSFなサスペンスである。
ここにジョン・ウーのアクションが絡んでいくのだが、なにしろマイケルは、すご腕の殺し屋ではなく技術者。ジョン・ウー作品にして、主人公が全く人を殺めないという非常にめずらしい作品に仕上がり、それがかえってサスペンス色を際立たせている。

本作のナゾの本丸である世紀の発明品は、なにしろ20個のガラクタが役に立っているわけなので、ものすごく早い段階でネタバレしてしまうのが、やや残念。ネタバレ後も、最後の佳境まで、伏せられていることになっているので、やや痛い。

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主人公マイケルには、ベン・アフレック。マイケルの恋人の科学者にユマ・サーマン。極悪非道のボスキャラにはアーロン・エッカート。その配下の極悪人にはコルム・フィオール。そして、わけがわからないままマイケルを捕らえようと追いかけるFBIにジョー・モートン。そのほか雑魚キャラ数名と、わりと派手そうな活劇なんだけども、意外に出演者は少ない。

筆者個人的には、アーロン・エッカートは、少々キザな善人の脇役という印象があり、悪役のボスキャラを演じていることに非常に違和感があってしまった。実は、最後の最後に実はいい人だったみたいなことになるんじゃないか、なるんじゃないかと気になっていたのだが、なにしろ極悪非道のボスなので、寝返る相手がいない。最後までボスとして君臨してしまって、なんとも違和感があった。

またこれも個人的に、だが、ユマ・サーマンが、愛らしい彼女役というのもどうしたものか、と気になって気になって仕方がなかった。実はCAIの諜報員で、物語のラストに突如マシンガンをぶっ放すのではないか、ぶっ放すのではないかと気になっていたのだが、最後まで単に愛らしい彼女で、そうそう、植物の研究をしているというキャラが、ポイズン・アイビーと重なり余計に愛らしい彼女に見えなかったのだった。

f:id:tsuchinoko118:20121107153551j:image:right:w260それにしても、2003年の作品なのに、なぜか、古くさく懐かしい感じのする作品であった。
80年代後期の香り。
はじけそうで、はじけないアクション。CGバリバリというわけでもなくスタイリッシュな構図があるわけでもなく、映像のコントラストもやや弱い、最初から最後までストーリーが第一。
それにしても・・・

あ。ジョー・モートンが、ターミネーター2のマイルズ・ダイソン顔のまんまだったからだ!