【映画】エイリアン4
3作目で危うく「13日の金曜日:宇宙版」になりつつあった本シリーズの4作目は「デリカテッセン」のジャン・ピエール・ジュネ監督作品。
ヒロインとして、年齢も外見も?どんなものか、と、どうも評判よろしくないシガニーウィーバーに、付随して、ウィノナ・ライダーが、”女性型合成人間”として出演。主人公パワーが補強されている。
エイリアンも、フルCGに。着ぐるみエイリアンは退役。その精悍さ、攻撃性、スピード、どれもが、パワーアップ。1作目のゴシックホラー的恐怖とは、また異なる、”襲われる恐怖”の体現に成功している。
バトルシーンについては、以前から、「なぜ、そうしないか」と疑問には思っていたが、エイリアンの残虐性を表現するんだったら、ここは、やっぱり、内蔵どばどば、血しぶきビュー、人体まっぷたつだろう・・・が、具現化。カメラワークの秀逸さも手伝って、”猟奇殺人の恐怖”が、みごと再現されている。
1作目から18年ぶりの「おそろしいエイリアン」が、復活した。
しかし、ストーリーは・・・(^^;;
リプリーは、前作で、おなかにエイリアンを抱え込んだまま自殺してしまったので、クローン技術で、リプリーを蘇らせ、エイリアンを産ませようと・・・・(^^;; 最後には、実際に、リプリーの子供のエイリアンが、産まれてしまうのであった(^^;; 2作目からの話を、ずるずると、引きずって、往生際が悪いぞ(^^;;
ただし、生まれたエイリアンの子供は・・・・
ただの無機質な殺戮マシーンではない「エイリアン」は、母親(リプリークローン)の手によって、他のエイリアンが人間を殺す以上に、残酷な、それは残酷な、痛々しい殺され方をする・・・
エイリアンが、かわいそうだと思ってしまった。