【音楽】ゴスペル
”ゴスペル”
とは、すっかり「音楽のジャンル」になってしまっているが、そもそも、黒人の奴隷時代に生まれた、「教会音楽」であり、キリスト教の神様を賛美するための音楽である。
あの”リズム感”が、ゴスペルなのではなく、あの”雰囲気”がゴルペルなのではない。
いつのまにか、宗教であることは消しこまれ、「黒人音楽」であるかの認識になってしまってはいるが、ゴスペルは、音楽という方法を用いて聖書に記された唯一の神様を賛美しているのである。
そこで生まれた、ブルー・ノートなどのスケールも、ジャズなどに利用されているし、それらはロックへと変遷したが、そもそもは、神様を賛美するための音楽だったわけである。
黒人の賛美歌と思えば、まあ、間違いはない。
(しかも、プロテスタントだ)
”天使にラブソングを”という映画がある。
厳密にいえば、あれは衣装からもわかるとおり、カトリックであり、「マリア様を賛美する」ので、そういうことをしないプロテスタントからの派生であるゴスペルとは、本質的に異なるもの である。
ホンモノのゴスペルとは、プロテスタントのクリスチャンが歌う神様への賛美なのだ。
ゴスペルの最も有名なものといえば、これだろう。
筆者の好きなゴスペルはこれだ。
Precious Lord Take my Hand。
アフリカ系アメリカ人の公民権運動で著名なキング牧師の好きな曲だったそうで、暗殺された後、その葬儀で歌われたという。
”ゴスペル”とは Good Spell =福音(ふくいん)である。
そしてキリスト教プロテスタントの宗教音楽である。