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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】猫侍 南の島へ行く

あんまりオススメしない映画

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”まだら鬼”の異名をもつ剣豪・元加賀藩剣術指南役の班目久太郎は、わけあって今は浪人の身。日々、姑にイビられている。

ある日のこと、土佐藩の剣術指南役になり勤めを果たせば加賀藩の剣術指南役に戻れるかも、という話が持ち上がり、久太郎は、愛猫「玉之氶」とともに、土佐へ向かうことになった。

意気揚々と旅に出る久太郎と玉之氶だったが、途中、物盗りの忍者と戦い、土佐行きの船に乗り遅れてしまう。慌てた久太郎は、あやしい男に土佐までの船を頼むが、実はレンタル小舟で、自力で海を渡る羽目に。嵐に遭遇し、クジラに飲み込まれ、気がつくと、ある島の海岸に漂着。

しかしそこは土佐ではなく、言葉も通じない土着の民族の住む南の島であった。

白猫「玉之氶」は”猫神様”として祀られ、久太郎は投獄される。実は、海賊が島の宝を狙って攻めてくることから守る為、”猫神様”による守護を期待していたのだった。 見知らぬ南の島で、土着の民族、海賊、そして玉之氶と久太郎のドタバタ奇譚が繰り広げられる。

白猫アナゴ(さくら)=玉之氶の可愛さと、北村一輝演ずる「怖い顔」の「朴念仁」の浪人・剣豪”まだら鬼”こと班目久太郎のカルチャーギャップを描く動物ものコメディ「猫侍」。続編として製作された「猫侍2」の両テレビシリーズのスピンオフというか、続編というのか、ともかく劇場版「猫侍」の2作目である。

ポスターには「さらばサムライ」と”最終回”のようなコピーが入っているが、ずいぶんなコメディなので、深く考えない方がよい(笑)

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あいかわらずの「ゆるい」ギャグ満載で、いかにも猫侍らしい作品であったが、よくよく考えると、一応「時代劇」だったはずなのだが、本作は、とてもではないが「時代劇」とは言えない”南の島”が舞台。登場するキャラクターも(最初と最後に班目一家と武家屋敷が出てくるが)、久太郎以外は、土着民族と和洋折衷の海賊だけ。

話の内容も、土着民族のアニミズム(あるいはシャーマニズムか)で、”時代劇に猫”、”猫と強面の侍”というギャップの部分は皆無であった。

この点、テレビシリーズ「猫侍」「猫侍2」と、劇場版「猫侍」の3作品と本作は決定的に異なる。筆者個人としては、時代劇のという部分は残して欲しかったが、それでも、3作品と比べると、猫そのもの=玉之氶そのものが主人公に据えられている点は評価が高い。しかしながらこのあたりは好みが分かれるところではあろう。

演出面では「いつもの時代劇の」ではないだけで、その”ゆるい”世界は健在。猫の行動のカルチャギャップ以外にも、土着民族が日本語で早口言葉を唱える(けれど、ちゃんと言えてない(笑))、忍者が分身の術を使うも玉之氶が擦り寄り一瞬でバレるなど、ニヤリと笑える演出が多数、ひとことでいえば、面白い。

北村一輝をはじめとする、いつものレギュラー陣も、しっかりハマっていたし、土着民族を演じる面々も、日本人のようであり現地の方のようであり、微妙なところが良かった。ただ Lilico演ずる女海賊だけは、非常に場違いで、色仕掛けや仰々しい演技など、ちょっと邪魔だったかな。どうせなら、蜂谷孫三郎が「名刀・小銀次」をチラつかせて海賊になっていた方が面白かったのに(笑)

 

そして最後のエンディング。大団円のそのあとは、どこかで聴いたことのあるイントロが・・・・ うわ!”黒いから”違和感なくて気がつかなかった!

松崎しげるの「愛のメモリー 猫侍バージョン」。

どこまでいっても、ふざけている”ゆるい”動物もの。楽しめました。

 


映画『猫侍 南の島へ行く』予告編 - YouTube