★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ターミネーター:新起動 ジェニシス

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T1〜T3でタイムパラドックスが起きてしまい、T1の時代 1984年5月12日(木)のロスアンゼルスでは、未来から送られて来たターミネーターは、T-800とサラ・コナーにより瞬時に破壊され、同じく未来からやって来たカイル・リースは、いきなり 液体金属のT-1000 に襲撃される。サラに助けられ、危ういところから難を逃れたカイルは「おじさん」と呼ばれているターミネーターT-800 と、事態に詳しく戦闘能力も高いサラに、聞いていた話と違うと戸惑う。タイムパラドックスが起こり、サラの幼年期にすでにターミネーターが現れ、すべてが変わったこと、そしてサラはタイムマシンで「スカイネット」の起動前に、起動を阻止することで、この事態そのものを止めようとしていること、さまざまなリブートの事情を話すサラ。カイルとサラはスカイネット=新OS:ジェニシスの起動を阻止すべく時間を超越。そこには、未来で戦っているはずのジョン・コナーがいた。

しかし実はジョン・コナーは、ナノロボットにより細胞レベルで分解され、再構築された T-3000 ターミネーターとなってしまっていた。サラとカイルを阻止し、新OS:ジェニシスを無事に起動させることが彼の任務。ジェニシスの起動時刻が迫る中、サラ、カイル、「おじさん」ことT-800 。そしてジェニシスことスカイネットT-5000 と ジョンことT-3000 の最後の戦いが始まる。

 

通算して5作目のターミネーターシリーズ最新作である。体裁として1作目〜4作目の流れを受け継ぎつつも、そういうわけでタイムパラドックスが発生と、1作目にリブートする構造で、うまく考えたと言えばよいのか、ご都合主義と言えばいいのか、わからないが、弱く叫んで逃げるだけだった1作目のサラ(最後は気合い入りまくりだったが)が最初から黒い革ジャンで、銃撃戦を繰り広げる”イマ風”の戦うヒロインになり、カイルは、これまた”イマ風”の草食男子っぽい演出がなされている、ともかく、リブート3部作の1作目だそうである。

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カルフォルニア州知事になり4作目には登場しなかったアーノルド・シュワルツェネッガー(CGで無理矢理登場していたが)も、老いた、その姿そのままで、「初老のターミネーターT-800」=守護者:ガーディアンとして出演。激しいアクションはあまりないものの、周辺のサラや、T-1000,T-3000が大暴れで、火薬の量の多さは、人類vs機械をそのまま描いた前作T4 よりも激しいのではないかと思うほどだ。

冒頭からいきなり シュワちゃん vs シュワちゃんだったり、イ・ビョンホンのT-1000 襲撃だったりと、”イマ風”のストーリー展開で、1時間半くらいまで全く息をつく暇もないバトルアクションシーンが続く。

それでいて、話が複雑なので、T1〜T4 に比べ非常に話がわかりづらい。

演出や登場人物、シーン、オチなどが、どれもこれも T1〜T4 既出のものも多く、「詰め込みすぎ」感は否めなかった。

例えば、イ・ビョンホンのT-1000 は必要だったのか?後で出てくるわけでもないし、ものすごい無駄というようなことだ。ファン・サービスなのか、オマージュなのか、既出のシーンが繰り返されることも少々うざい。

最近のことなので、CGが多く、生のアクションが少ない分、迫力不足にも陥りがちなので、この点も、もう少し整理すればよかったとも、思ったりした。

上映時間は150分(2時間半)。話の内容は大作ではなく、あくまでもB級レベル(笑)なので、1時間40分〜2時間程度までは詰められたのではないかと。

いっそのこと、ややこしいことはしないで、単なる1作目のリメークでもよかったのではないかと。。。思いはしたものの、本作は、シュワルツェネッガーあっての作品なので、やはりこうするしかなかったのかな?という気もした。

個人的には、悪役と化したジョン・コナーは、前作のクリスチャン・ベイルだったら最高だったのに、と思ったりする。ベイルvsシュワルツェネッガーって、なかなか見られませんよ(笑)

それにしてもT1 〜T4 好評悪評ありながらも、毎回、その展開に驚かされたものだったが、今回のは、前作をなぞって混ぜただけ、ってな気もしなくもないので、シュワちゃんがニカッと作り笑いをして「よろしく」というシーンがなかったら、あんまり面白くなかったかも知れません(笑)やっぱり本作は、シュワルツェネッガーあっての作品ですね。

とりあえずT-3000 ジョン・コナーの設定が、ジョンの偽物とか、データ再現ではなく、ジョン本人だというのが、どうにも違和感があって・・・・(汗)

 

イ・ビョンホンの T-1000が使い捨てだった演出はよかったです(笑)


映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』第2弾予告編 - YouTube