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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】96時間

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娘を誘拐されたお父さんが娘を救うためという正義を振り回して次から次へと人を惨殺していくサスペンス・アクション映画。その優しいまなざしで過激なアクション映画とは縁がなさそうなリーアム・ニーソン、娘が誘拐された救出作戦をリーアム・ニーソン1人で決行するという破綻したストーリー、救出のためなら親友の妻を撃ち殺しても構わないという過激さ、どれもこれもが予想を裏切る新機軸のアクション映画が「96時間」である。

原題は「Taken」。誘拐とか拉致という意味。ある日、海外旅行先で最愛の娘が誘拐される。誘拐を知ったお父さん(リーアム・ニーソン)、元CIAの特殊工作員だった能力を如何なく発揮し、たった1人で娘を助けるため行動を開始する。

あっという間に誘拐犯の手がかりを掴み、誘拐犯の組織の構成員を、次々と虐殺。瞬殺、瞬殺、瞬殺、うむを言わせず瞬殺、知的なジェントルマン、その優しいまなざしのリーアム・ニーソンが60歳を過ぎて、走る飛ぶ殴る蹴る、電気で拷問し、親友の妻を撃ち殺す、正義もへったくれもないような暴走ぶりで、ついに誘拐犯組織の大富豪に辿り着く。大富豪は「交渉を・・」と言うや否や撃ち殺され、無事、娘は助け出される。

それまでのリーアム・ニーソンのイメージを無視したような役柄、いくら溺愛する娘のためとは言え容赦なく非道の限りを尽くして虐殺していく展開、これまでになかった新機軸で大ヒット、続くリベンジ、そして現在公開中のレクイエムと、過激な暴走親父3部作となった。

「娘を溺愛する頭のよいキ○ガイ親父が法も正義も無視して暴れるアクション映画」それをリーアム・ニーソンが主演。いい意味なのかどうなのか疑問だが、ともかくリーアム・ニーソンの新しいイメージを構築したことには間違いがない。

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なお本作に「娘が誘拐された。娘を助けるためだ、仕方がない」という大義名分や、正義感、主人公の葛藤はない。誰もが納得できるような理由がなく、いくら娘を助けるためだといっても、いや、そこまでしなくても・・・と思わせるような暴れっぷり。そして余りの圧倒的強さで、この手の作品にありがちなハラハラドキドキ感がなく、それがこれほどの爽快感、痛快さを産んでいるのだろう。

重要なのは、このキレまくりの役柄をリーアム・ニーソンが演じているところ。もし本作が、いかにも強そうなアーノルド・シュワルツェネッガーや、ジェイソン・ステイサムシルベスター・スタローン、そしてスティーブン・セガールだったら、ここまで面白くはなかったように思ったりする。


映画「96時間」トレーラー - YouTube