★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】コンテンポラリー賛美歌? GeeBars

f:id:tsuchinoko118:20150118055040j:plain

コンテンポラリー・ワーシップ・ソングというものがある。1960年代あたりから主にプロテスタント教会において発展した賛美歌の1ジャンルで、それまでの(日本では)文語調の歌詞の伝統的な(ある意味古めかしい)賛美歌に対して、文字通り「現代的な」礼拝音楽のことで、内容こそ神の賛美が題材であるものの、伴奏音楽としてはポップスの形態をとったもので、通常ワーシップとかブレイズとか呼ばれている。

一般的な(世俗的な)無神論的音楽の姿形を借りることで、典型的かつ形式的な”心のこもっていない”礼拝を打破しようと始まったもの、とか、主に若者向けへの伝道目的で始まったものなどと言われ、現在のプロテスタント教会の礼拝時にも実際に用いられることも多い普遍的な賛美歌の一種となっている。

反面、批判もよく聞かれ、ひとつは、普遍的とは、すなわちポップスであり、無神論的世俗世界への迎合であり、古い伝統的な賛美歌こそが礼拝に相応しいとするものや、そうした軽いノリが礼拝そのものへの参加意欲を減退させている、あるいは、その現代的な歌詞表現が隠喩的かつ主観的で誤解を産むなどなど。

つまるところ、世俗的=不道徳で悪だから礼拝ではなくエンターティメントだという批判・反対・反論だ。

筆者個人的には、その解釈では数多くの伝統的賛美歌も、その当時の流行歌であったわけで音楽そのものがエンターティメントで礼拝にそぐわないということになってしまうわけで、つまるところは個人的嗜好や人間的な権威主義ではないかと思ったりもするし、仮にそれが”つまずき”を与えるのであれば除外しても構わないが、反面、自分以外の他者へ”つまずき”を与えることになるので、伝道には後ろ向きということでもあろうし、はたしてどうなのだろうか。それは黒人霊歌=ゴスペルへの侮辱であり人種差別的要素も含んでいないのか(おそらく含んでいるだろう)と、神学的要素とはまた別の視点からコンテンポラリー・ワーシップ・ソングへの一方的批判には懐疑的だ。

あえて GeeBarsをジャンル分けするのなら(そういうカテゴライズに意味があるのかどうかはさておき)コンテンポラリー・ワーシップ・ソングなのだろうが、一般的にコンテンポラリー・ワーシップ・ソングとされる楽曲とは違うオリジナルな楽曲なのでコンテンポラリー・ワーシップ・ソングではないとも言えよう。GeeBars は GeeBars だ。

歌詞の内容は「賛美歌」だがバックアレンジは演歌からボサノバ、ブルースロックからなんでもありの様相で、公式ページではゴスペル・フォーク・デュオと銘打たれている。

f:id:tsuchinoko118:20150118065840j:plain

そんな GeeBars のライブが 2015年01月17日、福井県坂井市の森のめぐみにて行われた。森のめぐみでは2回目の、筆者のGeeBarsライブ参加は、2回目もしくは3回目(1回目があまり記憶にないので、あいまいだ)普段は主に全国各地の教会にて音楽伝道(というわけでもあったりなかったりするのだろうけれど)ライブとなっていて、なかなか外のライブハウスでの GeeBars を見ることができる機会は少ない。そういう意味では貴重な機会でもある。

YouTubeで公開されている GeeBars楽曲集(笑)も散々見ていることから「お馴染みの」セットリストに大喜びであった。

 代表曲「おったまげ節(アメージング・グレイス)」から筆者の大好きな「ありがとハナニム(アリラン)」「しずく」そして非常に奇抜な演歌(昭和歌謡)賛美歌「十字架道」と1時間半ほどの生GeeBarsは、楽曲もさることながら、MCが秀逸。

賛美歌なので、その諸元を解説したりする言葉の大半が聖書からの引用で、そこに注解を伴うこともあるのだが、これでは礼拝説教(礼拝メッセージ)だ(笑)ライブでも、ともに祈るのもよいかも知れないと思ったりもした(笑)ともかくこんなMCのライブは、おそらく GeeBars以外あり得ないだろう。

そして、次第に GeeBars独特の癒しの世界にハマっていく構成。

見事としか言いようがない。

筆者もライブ後半にはすっかり心地が良くなり寝そうになってしまった(注:退屈で寝てしまうのとは異なる。あまりの心地よさに気持ちが落ち着くという意味だ)

昨今なにかと苛立つ機会の多い社会。本心では癒しと平穏を求めているにも関わらず何故か、その苛立ちに支配され、怒りの刃をあちらこちらに向けてしまいがちな方。

悪魔サタンに支配された世に翻弄されている方。

自分は誰にも愛されていないと感じる方。

本当の安らぎ、安心、安堵、そして愛は GeeBarsを通じて神にある。

ぜひ一度聴いてみてはいかがだろうか。

こんなふざけた曲を(笑)


20150117 GeeBars Live 1 『十字架道(演歌・昭和歌謡)』- YouTube

もちろん、韓国民謡アリランを独自にアレンジ、レッドツェッペリンを彷彿されるハードブルースロックなバックで神さまへの感謝を歌う、このような曲も。


20150117 GeeBars 『ありがとハナニム』- YouTube

その他、テンションノートに、複雑なリズム(16分シンコペなど)、多彩な楽曲で、神様を賛美する名曲多数。


nabegee - 『GeeBars Channel』YouTube

ライブ情報は、ここ。


ゴスペル・フォーク・デュオGeeBars(ジーバーズ)のブログ - Yahoo!ブログ


Geebarsジーバーズ | Facebook

今後のますますの活躍を期待します。アーメン。