★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】アポロ18

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米国NASAによる有人宇宙飛行計画「アポロ計画」。アポロ17号まで実施され予定されていたアポロ18号の打ち上げは中止された。との公式アナウンスだが、実はアポロ18号は打ち上げられ月に到達していたのである。しかし、その事実は伏せられた。

近年になり、とある映像が流出した。そこにはアポロ18号が打ち上げられなかったことにされている衝撃の事実が!

”アポロ”なのでSFのようであるが、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」と同様のエセ・ドキュメンタリー=モキュメンタリーである。POVだらけの画像で、よく耳にする”陰謀論”をモチーフに、存在しないアポロ18号が月面で遭遇した”月のナゾの生物の襲撃”を描いている。

筆者は、こういうのは大好きだが、普通に考えればアイデアからストーリーから演出まで何もかもが既出のパクリで、なんの目新しさもなく、非常につまらない作品だと思われる。しかし製作費500万ドルに対し興行収入は2500万ドルを超えているので、そこそこのヒットはしている。おそらく、実は、みんなこういうのが好きなのだろう(笑)

ご多分に漏れず「これは、(映画製作者が)撮影したフィルムではなく、発見されたものだ。事実だ」ということになっているが、もちろんフィクションだ(あたりまえだ(笑))

それにしても岩ように見える宇宙生物がクモのように、ぞろぞろ這い回り、宇宙服の中に入ってくるまでのキモチ悪さはいいのだが、そのあと、生物に食い殺されるとかではなく、人間が乗っ取られて人間が襲ってくるというのは、どうも。もともとインチキくさいのに、インチキ度大幅アップで、つまらなさに拍車をかけている。

また「助けてくれ」と叫ぶ宇宙飛行士に「おまえは汚染されたから、そのまま死んでくれ、助けることができない」と実情も調べずカンタンに見捨てる地上のNASAがこれも、陰謀論にあってステレオタイプすぎて、どうも。

 


Apollo 18 (2011) - Official Trailer [HD] - YouTube