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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【PC】LINEで送るボタンとLINEのAPI事情

IOT奮戦記 IT雑感

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ここ数日、SNSAPIについて調べている。Facebook,mixi,Twitter,はてなブログ、多くのSNSは「 oAuth2.0 」に対応しつつ、独自のAPIも備えているが、LINEだけは API非公開であった.

oAuth2.0 は、異なるサービス(例えば、自前でつくったアプリと Facebook)間でログインをする、記事を投稿するなど各種の連携を行うための 規格でオープンプロトコルである。プログラムやWebサイトを作らない人には直接的には無関係な話だが、作る人にとっては直接的な連携機能を提供する。たとえば、はてなブログでは、投稿すると設定によって、FacebookTwitter、などに同時に投稿される。こうした機能を実現するのが oAuth である。

先日、はてなブログFacebook に自動投稿した際、自分のウォールには投稿されるが、管理しているページ(旧ファンページ)には投稿できないので、なんとかならないかと調べたところ、はてなの機能では不可能だが、oAuthを使えば可能であることを知った。

調べているうちに、ついつい面白くなり、じゃあTwitter にはどうやって投稿するのか、Facebookからプロフィール情報をいただくにはどうすればいいか、などなどを知ることができた。しかし LINE だけは、そうした情報がなく、つまるところ「oAuthに対応していない」ことがわかった。

もちろん内部的には、そうしたAPIは(当然)あるだろうし、ただ非公開というだけのことで、サービス開始直後にはよくあることだ。黎明期には仕方がない。成熟すると、そうしたことにも対応する余裕が出てくるのかも知れない。ともかく現段階では非公開、oAuth には非対応ということだったりする。

しかし、その代わりと言っては何だけども、「LINEを送る」というボタンと連携方法が用意されていた。

よく見かける Facebook の「シェアする」ボタンや Twitterの「つぶやくボタン」みたいなもので、「LINEを送る」ボタンを押すと、あらかじめ設定しておいた文字列、画像、リンクなどが LINEで投稿できる仕組みだ。

とはいえ、APIが整備されていないのか、構造上の都合なのか、セキュリティの問題なのか、何だかよくわからないが、いちいち LINE アプリが起動し、そこで送信先を選択し、と、結構わずらわしい。しかも PC では非対応で、あくまでもスマホタブレットだけと、中途半端な印象がある。

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では LINE は API非公開をつらぬくのかというと、そうでもなく「公式アカウント」という企業アカウントが出来ていた。

ただし、この企業アカウント。月間150万円以上支払った上に、面接・審査まであるというもので、「どう使っていいのか、LINE社自身もよくわからないので、協業で成功事例を作りたい」という印象の拭えないものではあった。

また今年の2月に「LINEビジネスコネクト」という有料のサービスも開始された。

こちらは、割と低コストで APIが利用できる。うまく使えば 自社CRM(顧客管理システム)と連動し、効果があるだろう。

ただそれでも、「スタンプをタップするとピザが注文できる」など、あくまでも toC(コンシューマー向け)のもので、BtoBの場合はいまいちピンと来ない。

LINE社のビジネスとしては、LINE電話との合わせ技で、楽天電話や 050Plusなどは壊滅的な打撃を受けるスマッシュヒットなのだと思うが、LINE のもともとの立ち位置である SNS すなわち「友達同士」間のサービスには寄与せず、BtoB ではあまり役に立たずで、こちらも中途半端な印象がある。

oAuth のオープンな方向性とは別に、自前のプラットフォームに簡易ホームページを立ち上げないといけないとか「徹底した会員制クラブ」的な閉鎖空間を目指しているのだろうか。

反面、セキュリティの考え方の甘さもあって、個人情報盗難疑惑や乗っ取り事件などもあったりもする。

そして次々と放つ新サービスが乱れ打ち過ぎて、なんとも自分の立ち位置まで危うくしそうな不安定な経営方針も気になる。まだまだ(システムとして)過渡期な印象もある。それでもユーザー数の増大、昨今の(とくに若年利用者層)のこともあり、目を離せない存在ではある。

 

企業ユースとしては、とりあえず、毎日LINEを触って積極的に顧客をとりこんでいるヘビーユーザーさん以外は「LINEで送る」ボタンだけつけておけばよいのではないだろうか。今のところ、それしか出来ないみたいなので。

ただ、これ、すっごいUI、UEとも面倒で長い・・・・使いにくいのひとことだ。