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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ノア~約束の舟~

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筆者は非常にダーティなプロテスタントのクリスチャンである(笑)そんなわけで、ダーレン・アロノフスキー監督の「ノア~約束の舟~」の劇場公開を非常に心待ちにして、初日は平日で仕事が忙しいので(笑)土曜日の午後、鑑賞に向かった。

ノアとは旧約聖書の第一巻「創世記」に登場する「大洪水」「ノアの箱舟」で著名な、あのノアで、いわば聖書のノア譚の実写映画化ということになる。表向きは。

聖書のノア譚の映画化は時代を遡ること1966年にジョン・ヒューストン監督作品「天地創造」になるが、天地創造からアブラハムの箇所までの一部として、監督自らがノアに扮してのノア譚なので「ノア」だけの映画化は初となる。

原作は「聖書」。創世記の6章~9章でノアの箱舟で著名な箇所( 創世記 6章 - 聖書 (新改訳 第3版) - Yahoo!ブログ   )たった2ページと非常に短いところなので、映画の大作にするべく拡張解釈の多いこと多いこと(笑)

ネフィリム(巨人)が異形の岩石巨人になって”ウォッチャー”というキャラになって登場するわ、ナゾの鍛冶屋トバルカインが軍勢を整え襲ってくる宿命のライバルになってるわ、イラというオリジナルキャラが物語の鍵をにぎる少女として登場したりと賑やか。ディザスターCGシーンは期待通りで、水圧を感じる洪水描写は圧巻。
ただ、”暴虐に満ちた地上”が、さほど暴虐に満ちてないな~と思っていたら、途中から、ラッセル・クロウ演じるノアがシャイニングのジャックを彷彿させるような狂気に満ちた暴虐ぶりで、ああ、ここはなるほど、ダーレン・アロノフスキー監督らしさが、にじみ出ていて好感を持った。
なるほど、ノア自身にも善悪の二面性があり、アダムとエバの”チョイス”同様に描きましたか。
と、なにしろたった2ページからのプロットなので、映画オリジナルの部分が多い。では、聖書と記述が違うのかと問われると、大筋は非常に聖書に忠実で、期待通りの「約束の虹」のしめくくりにふさわしい大団円で、個人的には大満足であった。大洪水の意味、虹の意味。

ブラック・スワン」の監督で、これまで、どちらかというとセックス・ヘロイン・暴力・血・人体破壊・R15+ と過激で不謹慎な内容で物議を醸し出してこられた御仁。

どう見積もっても、キリスト教徒の方々の間でも賛否がわかれそうな気配がありあり(笑)と思っていたら、実に真正直なダーレン・アロノフスキー監督作品でありました。しかし、キリスト教徒の間ではやっぱり賛否がわかれているみたいですよ(笑)

主演はノア=ラッセル・クロウ。予想通り、うつむき加減にいぶし銀のノアで、「天地創造」でジョン・ヒューストンが演じた、妙にひょうきんでてきとーなノアとは異なります。ノアの妻にジェニファー・コネリー、ノアの父にアンソニー・ホプキンスと、アカデミー賞俳優が3人も出てくる、やたらと豪華な「ノアの箱舟」。

原作が原作が~~と、原作にこだわらずに、何かにつけては世界を滅ぼすローランド・エメリッヒ監督真っ青のディザスターなCGバリバリ映像が炸裂の中で「神様の真意」「洪水伝説の意味」を見ていただければ。これは観なくちゃ!

BD・DVDは、まだ未発売。


『ノア 約束の舟』予告編 - YouTube