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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】スカイハイ

人間が死ぬと”恨みの門”に辿り着き、そこで”恨みの門”を守る門番から3つの選択が与えられるそうな。ひとつは「死を受け入れて、天国で再生を待つ」(生)。ひとつは「死を受け入れず、現世で彷徨い続ける」(行)。ひとつは「現世の人間を1人呪い殺し、地獄へ逝く」(逝)。
高橋ツトム氏原作のまんが作品が釈由美子主演でテレビドラマ化され、そして本作がまんがやテレビドラマから離れたオリジナル・ストーリーで製作・公開されたそうだ。筆者がほとんど、まんが・テレビを見ないので、ある日突然、本作が劇場公開されたとしか思っておらず(笑)原作もオリジナルもよくわからないのは、いつもの通りである(笑)
そんなわけで、ミル・マスカラスの入場テーマ曲ではないので、注意が必要だ。

ここ最近死体の一部(心臓)が切り取られるという連続猟奇殺人事件が起こっていた。事件を追う結婚間近の神崎だったが、結婚式当日に婚約者の美奈も心臓をえぐりとられ被害者となってしまう。神崎は怒りに燃え必死に犯人を捜す。(ここまではサイコサスペンス調)
そのころ殺された美奈は見知らぬ門の前に立っていた。そこは死んだ者が魂の選択を迫られる”恨みの門”だった。その頃犯人である工藤は、病気で昏睡が続く愛する妻を助けるために悪魔を呼び出そうと”元・恨みの門番”たちを殺害し心臓をせっせとえぐり取っていた。殺された美奈は”元・恨みの門番”の一人だったのだ。(ここらあたりはオカルト風)
工藤の企みを知った神崎は、なんとか阻止しようと動き出すが、信じがたいことだらけでどうしてよいかもわからない状態。そして工藤は着々と計画を進行させる。そして”最後の心臓”を手に入れるべく霊能力者・上伊那秀芳のもとへ訪れる。工藤の秘書である死者をも斬ることのできる剣をもつレイと上伊那秀芳の一騎打ちがはじまった(北村アクション)
”最後の心臓”をえぐりとることが適わないと考えた敗者レイは自らの心臓をささげる。彼女もまた”元・恨みの門番”だったのだ。”心臓”は揃った。工藤は、あえて自ら殺されることで”恨みの門”に向かった。そこには、どんな願いも叶えてくれる悪魔が現れようとしている。
しかし、”恨みの門”の前には、美奈がいた。美奈は、”恨みの門番”イズコとなっていたのだ。

と文字で書いてみたのだが、さっぱり支離滅裂でわけがわからない(笑)
サイコサスペンスなのかオカルトなのかよくわからない脚本で、都合が悪くなると北村アクションが入るという構造で、おそらくは、テレビドラマ版で”恨みの門番”イズコを演じていた釈由美子の前世譚なのか後生譚なのかわからないが、そういう話しなのだと思うが、そもそも最初に出てきて、いきなり殺され、気がつくと門番になりと流れが強引で、せっかくの”工藤”という悪役なのにイマイチ手法というか目的がはっきりしないし、”工藤”の心臓集め大作戦は成功しているのに悪魔は出てこないし、なんだかよくわからない。
非常に詰めの甘い脚本で、とりあえず釈由美子と北村アクションだ、という感じの作品であった(笑)

しかしながら話しの骨格が、オカルトなので、どうも北村アクションとは相性が悪いように思う。
北村アクションの猟奇的な部分、スピード感、そうしたものが本来オカルトでしかない本作をサイコサスペンスにしてしまったりダークファンタジーにしてしまったりしているようにも思った。

筆者的には、オカルトで血しぶきが飛び散っていたから、それでいいよ、ごちそうさま。
映画のラストはもちろん「おいきなさい」
とにかくこれでちゃんと大団円を迎えた気になるから不思議なものだ(笑)