★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【PC】Android のお勉強( USBホスト機能 )

急にふと思いついて、通常は USBデバイスであるはずの”ケータイ”が USBホストになれるので、と Android な機種を調べてみた。
Android 3.1で搭載された機能であるが、Android 2.4 までさかのぼって拡張機能として搭載してもいいことになっていて、実装するかどうかは、各端末メーカーの意向によって好きにしなさいみたいな話だったのだ。

USBホストは、わかりやすく言ってしまえば USBキーボードや USB Webカメラなどの「USBデバイス」を接続したら、認識してホストとして機能するというもの。通常なら、充電でも音楽の送信でも、”ケータイ”端末との通信も、いつもパソコンが「ホスト」となって、”ケータイ”は受け身の「デバイス」。しかし USBホスト機能があれば、PCのように Android 単独で USBデバイスを接続し、稼働させることができる。

手元にある実機だと SHARP の IS14H は「USBホスト非対応」。Android 4.0以上を搭載した一部の”ケータイ”は「対応」しているようだった。
いわゆる中華パッドは、手元の ONDA VX580W も VX610W も、名もないあたしいパッドも「USBホスト対応」。
めずらしく Android 2.3.5 なのだけど FUJITSU の ARROWS Z ISW11F は「USBホスト対応」であったりした。
たぶん、これからの機能なのでしょうな。

さっそく microUSB と USBメスの変換コネクタを用意して、実験してみた。

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ISW11F の 頭にある micro-USB の端子に ふつうのUSBにする変換ケーブルをとりつけると、「キーボードが接続されました」と Toast で出てきてびっくり(笑)

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つないだのは一部のキーが壊れている MicroSoft の USBキーボード(ジャンク)。何も設定とかしないで、おもむろに「 a i u e o ka ki ku ke ko」と入力してみると、見事に Android のメモアプリに「あいうえお かきくけこ」と出てきた。

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HIDタイプの(キーボードやマウスと同様の信号を送るタイプの)バーコードスキャナをつないでみると、やっぱり「キーボードが接続されました」と出てくる(笑)

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てきとうな商品の JANコードをピっとあたってみると、Android のメモ帳に13桁のJANコードが表示された(笑)
これは大変おもしろい。

先日より ZXING を使った バーコードスキャン(カメラを利用する)を勉強して、そこそこ構造や使い方は理解するに至ったのだが、実際にコレを使って仕事をするということになると、解析速度うんぬんは、写真の解像度を下げたり、いろいろして何とかなるのだが、なにしろカメラ。
構えて、バーコードを写して、という動作が QRコード1個だけ読みたいような場合には問題にならないが、仕事で 10個も 20個も 100個も読みたい場合には、ずいぶんと難しい。疲れる。効率的ではない。
そこで、どうしたものかと考えていいたのだが、この仕組み= USBホストにバーコードスキャナを接続する を使えば、対応するアプリを組んで実用レベルの ハンディターミナルになると思いついたのだった。
(気づくのが遅い!(笑))

ともかく実験は成功。
バッテリーの持ちや Androidケータイを持ち歩くモバイルの要素も考えて、しかるべきバーコードスキャナを選び、使いやすく効率的なUIのアプリを作れば、ちょっと面白いものが出来そうだ。

Android は仕事で依頼があったから(という消極的な理由で(笑))はじめたのだが、今秋展示会があるので、何か面白いものを出展したかったのだった。モバイルPOS なんかは題材としては面白そうだ。
ようやく JavaEclipse にも慣れ慣れになってきて、いま、かなり面白いのだった。