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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】箪笥

あんまりオススメしない映画

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韓国の古典怪談「薔花紅蓮伝」の映画化は6回目だそうで、本来は「仲の良い村長の姉妹が継母の計略で自殺に追い込まれ、幽霊となって家族に復讐する」という内容だそうな。しかし本作「箪笥」は、そんな元々の話しはどうでもよいかのようにキャラクターと設定だけもってきて、まるで別の作品にしてしまった”リメイク”であったりする。
ストーリーは、思いっきりネタバレで”時系列”に紹介してみると、こんな感じ。

父・母・二人の美しい姉妹の4人家族があった。ある日、精神的に病んでいた母が妹の部屋の箪笥で自殺した。それに気づいた妹は箪笥の扉を開けて母の手を引っ張っている間に箪笥が倒れてきてしまい下敷きになり、もがいていた。ちょうどそのとき、父の研究の美人助手が訪ねてきていたが、姉は、助手に激しく嫉妬しケンカを売って外出する。母は自殺し、妹は圧死した。それを認めたくない姉(名はスミという)は、母も妹も見殺しにしてしまったとの罪の意識から、次第に精神を病んでいき、心の中に「かわいい妹」と「助手は母親の死後あらわれた継母だ」という”妄想”をつくりあげていく。いじわるな継母は、妹をいじめ、せっかんし、母親に取って代わった存在だと、スミをあざけり高慢にふるまう。スミは、継母を「あの女」と呼び、絶対に母親とは認めないとケンカ腰。ある日、妹が生理になった。スミも、継母も同じ日に生理だった。すべてはスミの妄想なので同一人物だから当然そうなる。スミは、自分の中に作り上げた世界、自分の中に作り上げた人格、その事実を認めることなく、どんどん精神を病んでいく。そのスミの妄想が見えない父親は、スミのことを可哀相だと思いつつも、なぜ、そういう態度で、なぜ、そういうことを言うのか全くわからない。
ある日、わからないから教えてくれ、と懇願する父。スミは、妹の手を握りしめながら
「あの女が、妹をいじめている」と主張するf:id:tsuchinoko118:20120807174612j:image:right:w260
のだが、あの女が誰だかわからないし、妹は箪笥の下敷きになって死んでいる。スミのいうことがわからない。たまりかねて父は、「スミ。いい加減にしてくれ。妹は死んだんだ。気づいてくれ」と言い放つ。しかしスミは、そのまま突っ走っていき、ついには妄想の継母と対決するが、決着はつかないまま。父親がそっと差し出すクスリを飲むと、目の前には、優しい顔の継母ではなく助手が立っていた。スミは、そのまま精神病院に入院した。

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ということで、おそらくはもともとは「怪談」であったはずの「薔花紅蓮伝」は、すっかりサイコサスペンスになってしまい、どこにもホラーの要素はなくなってしまったのだった。上映された実際の作品では、物語の後半まで、すべては伏せられているので、家に取り憑いた幽霊なのか、妹のゴーストなのか、スタイリッシュな恐怖シーンと合わせて見せつけてくれる作品で、どんどん映画の世界に引き込まれていってしまったのだが、すべてのオチがわかってしまったとき、「これ・・・ホラーじゃない・・・」と驚愕したのは言うまでもない。

夢オチどころか何もかもが幻だったなど・・・

映画の虚構をうまく利用した恐怖風映画。

ホラーじゃないけどおもしろいことはおもしろいと思います。
ブログまっしろですみません(^^;;