★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【音楽】Getting High (Lifelike/Popular Computer)

f:id:tsuchinoko118:20120713143951j:image:left:w260パリの小室哲哉と言っていいのかどうかわからない 筆者お気に入りのフレンチ・ミュージシャン(DJ) Life Like 氏。普段は、ほかのミュージシャンの Remix ばかり手がけていたりして、およそ半年に1曲、Life Like名義の新譜を発表していたのだが、今年の冬は音沙汰がない。
すると、当人のHPで3月も終わろうかというときに「Grate News!!」と、LifeLike氏名義の 1stアルバムを制作中だとアナウンスがあり、いつ発表するのか、今か来月かと心待ちにしていたら、今週のはじめに突然日本のiTunes Store に LifeLike名義の新譜があがっていた。
LifeLike氏名義といっても popular computer と、これまた日本では馴染みもなく情報もない個人かバンドかもわからない方との競作。Getting High だった。
シングル盤というよりは Remix各種5曲入りのマキシといった感じで、ジャケットデザインは、これまた懐かしい、ぺらぺらの 5インチフロッピーディスクだ。ピップエレキバンをしている人が持ち歩くだけで中身が消え、テレビの上に置いておくだけで読めなくなり、ぺらぺらなので、あっという間に折れ曲がり、1メガも記録できない、あの5インチフロッピー(笑)
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入り口からすでに80年代テイスト満載だ。
肝心の楽曲はというと、LifeLike氏風の8ビートタテノリではなく、16ビートのシンセベースのファンキーテイストなドライブ感あるテクノに、ボコーダーばりばりの歌というかワードが挿入され、LifeLike氏お得意のベタっとしたシンセストリングがコード感を広げ、あとは、いつも通り、そのまま繰り返して終わる、展開もなにもないミニマルなつくりであった。
非常に安心感のある LifeLike型作品で、陰鬱な「いつもの」で、いきなりヘビーローテションだ。

少しだけ、ヨコノリなのが、いい感じ。
ほんの少しだけ。
これ以上はダメ。
そのあたりのギリギリさが、ツボを抑えてある。

それにしても、Great News の 1st ALBUM はどうなったのか。
おまちかねの人が日本に(一人だけかも知れないが)いますよ。