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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ダークナイト(バットマン)

f:id:tsuchinoko118:20120626162325j:image:left:w260劇場公開当時、超多忙状態で缶詰だったので楽しみにしていながらも結局見ることができなかったので、おくればせながら、DVD発売日に購入し「ダークナイト」を観た。

どういうわけかは知らないが、タイトルから「バットマン」という言葉は消え去り、単に「ダークナイト」。新・バットマン・シリーズの2作目で、監督は前作と同じく、サスペンスの鬼才、クリストファー・ノーラン

バットマンブルース・ウェイン は クリスチャン・ベイル。お仲間の マイケル・ケインモーガン・フリーマン、そして、どういうわけか”いい人”を 演じているゲイリー・オールドマンも、前作と同じ。やっぱり、シリーズものは、こうでなくちゃ。ブルースの恋人の弁護士レイチェルは、なぜか別の女優さんに交代。いったい何があったのかは知らないがシリーズものにして、同一人物が別の人になるのは、どうも・・・(旧作シリーズでは主役が別の人になってしまっていたが)


特筆すべきは新たな敵ヒース・レジャー演じる「ジョーカー」。

ジョーカーといえば旧バットマンの1作目で、キ○ガイ笑いのサイコパスといえば、この人、ジャック・ニコルソンの怪演が思い出される。そして、どうしても、比べてしまうのだが、いやはや、「ニュー・ジョーカー」は、ニコルソンを食ってしまうほどのオリジナリティあふれる、まったく新しいジョーカー像で、度肝を抜かれた。

f:id:tsuchinoko118:20120626162327j:image:right:w240旧ジョーカーが単に気のふれたサイコパスなら、新ジョーカーは”頭が良すぎて”サイコパスに見える、という感じ。はっきりいって、「怖い」。
この「怖さ」は、旧ジョーカー=ニコルソンには、なかった怖さである。

旧作は、マンガチックを前面に押し出した、コミック「バットマン」だったのに対し新バットマンは、前作のビギニングでも、妙にマジメで、妙にサスペンス、ホラーの要素満載の演出だったので、今回の新ジョーカーが「怖い」のも、うなずける。

本作のあと、ヒース・レジャーは故人となってしまった(悼みます)が、その鬼気せまる演技は絶品。主役をも凌駕しそうな新ジョーカーは必見。


また、正義の検事役として、ハービー・デントという新キャラが出てくる。演じるは、アーロン・エッカート。筆者が大好きな俳優さんの一人だ。ジョーカーの罠に陥り、途中、半身が大ヤケドで、観るも無残な姿に。このVFXも、すごいですな。必見。目を覆うようなメイキャップでございます。これも大好物。

そして、はたまた、ジョーカーに追い詰められて、正義の検事だったのに、狂気の殺人者に。。。  ここまで来て、ふと気づいたが、この人、たぶん「ツーフェイス」なんでしょうな。なんでもかんでも、コインを投げて裏表で決めてましたから。作中「ツーフェイス」という言葉は、署長さんが見舞いに行ったときに、昔からのニックネームで、そう呼ばれていたというくらいしか出てこない。このあたりの作り込み方は、マジメ路線の新シリーズならではで、好感が持てる。

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ツーフェイスといえば、旧バットマンでは、トミー・リー・ジョーンズが演じており旧ジョーカー同様、コミックチックに、キ○ガイのサイコパス全開で、やかましいほどに、ゲラゲラ笑い、叫びながら、ゴッサムシティを悪に陥れていたわけだが、「まじめな正義の検事」「狂気」「シリアスな新バットマンシリーズ」ということもあって、アーロン演じる新ツーフェイスは、ある種の「哀愁」がつきまとい、正義なのか悪なのか、微妙なラインを綱渡りする、非常に奥の深い”サイコパス”となっていた。

ともかく、この作品は、すごいっすよ。

タイトル通り、暗い暗い「黒騎士」が、重い重いストーリーと演出の中、荒唐無稽な登場人物(バットマン、ジョーカー、ツーフェイス)が奥の深い深いファンタジーへと、いざなってくれるわけです。

いや〜 こりゃ、すげー。 何回見てもあきねぇ。