【PC】MicroSoft の surface

ここのとこ Windows 8 情報をチョコチョコ発表してくるマイクロソフト社だが、２〜３日前に「サーフェイス」なる Tablet PC を発表した（らしい）。市場的な見方、消費者的な見方をすると、マイクロソフトは、Apple社や Google社に遅れに遅れているようにしか見えないのだが、それはゲームやお便利ツールの見方であって、マイクロソフトの目指すところは、必ずしも「そこ」ではない。

筆者的には、98 イマイチ　→ 98SE 良い → Me ナニコレ → XP 良い → Vista サイアク → 7 かなり良い、という流れから Windows 8 というのはさほど期待はしていない。実際 Windows 8 用の開発環境である Visual Studio 2012 RC 版で搭載されたのは .NET Freamwork 4.5。「５」ではなく「４」てんご　だ。内容的には、そんなに言うほど変わらないのだろう。

ただ、Windows CE → Windows mobile → Windows Phone という、携帯小型機器用の OS の方は CE 以降イマイチ感がずっとぬぐえず、業務用となると、なんと Visual Studio 2005 Professional 版でないと開発できない CE がいまだに主流。この状況を Windows 8 は打破しようというのだろう、という予測はしており「１０年近く抜け落ちた」業務用モバイル機器の進展を楽しみにしている。

こと Windows 8 に関しては 単純に iPhone,iPad や Android と比較しても全く意味をなさない。なにしろ iPhone は iPod+電話にアプリが積めるというものだし、Android は、誰がどう見ても iPhone,iPad の模倣である。

しかしながら Windows は、もちろんコンシューマー向けにも活躍しているが、ビジネスの方が大事で、どれほど Apple,Google のそれらが普及しても、「だから Windows を捨てて、EXCEL も捨てて、iPad で 表計算を行い、HP のプリンタで印刷する」という人は、ほとんどいない。

同じように、iPhone や Android ケータイで、Windows CE がやってきた「端末」の代わりをすることも出来るが、あまりやらない。「完成品」としての Android端末や iPhone をデータコレクタとして使うようなことは、ちょこちょこ見かけても、Windows CE が（１０年近くも放置されているのに）駆逐され、Android になったのか、なろうとしているのかというと、CE で停止したままだ。

そんなわけで Windows 8 は、こうした置き去り感の強いビジネスユースをどうにかしてくれるのだろうと思っていたら、先日 Apple社ばりに、自社製のパッド型PCサーフェイスを発表した（ようだ）

見て、ひっくりかえりそうになった。

せっかくの「指・操作」「タッチ」を半分は否定したかのような、タブレット＋キーボードのデザイン。どちらかというと、マウスを拒否したかのような構成だ。

なるほど、タッチ操作だけで EXCEL は大変だ（笑）

そろそろ CE5 CE6 を捨てて、Windows 8 での業務用モバイル機器が出てくるのだろうか。期待している。

そんなわけで、単純に Windwos 8 / Phone には、いまさら初めても「アプリ」がない、とアナウンスしている記事もよく見かけるが、そんなことはない。 Windows の アプリは、フリーソフトも含めてどれほど流通しているのだろう。（もちろん、全てがそのまま動くわけでもないだろうが、そのまま動くものも多いだろう。なにしろ .NET Freamwork 4.5 なのだから）

では筆者は Windows 8 は、いいと言うのかというと、たぶん Windows 9 はいいんじゃないかな、と（笑）

http://www.microsoft.com/surface/en/us/default.aspx

カミングスーンだそうだ。