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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ホースメン

f:id:tsuchinoko118:20120612153143j:image:left:w240妻をなくし二人の息子との確執に悩まされていた刑事ブレスリンは、「抜き取られた血まみれの歯」「COME AND SEEの落書き」「死体なし」の怪奇な事件の捜査に加わることになった。
しばらくして拷問台に宙づりにされた中年女性の死体と「COME AND SEEの落書き」が発見され、やはり拷問台に宙づりにされた歯のない男の死体と「COME AND SEEの落書き」が発見される。
事件は、聖書のヨハネの黙示録に記された「4騎士(ホースメン)」に擬えて起きていた。
そして中年女性の宙づり死体のそばにいた美少女クリスティンは、ブレスリンに「女性=母親を殺したのは自分だ」と告げる。

f:id:tsuchinoko118:20120612153145j:image:right:w240コーリーはゲイを告白した後、兄との関係がよろしくない。ある夜、兄テイラーを呼び出したコーリーは、「COME AND SEEの落書き」の前で兄を拷問台に宙づりにし、兄の見ている前で電動ノコギリで自らの心臓を切り裂き即死した。

ナゾめいたホースメン事件。猟奇死体と「COME AND SEEの落書き」。事態は思わぬ方向に行く・・・こともなく、当初予定されていた結末へと導かれていく。

ひさしぶりの猟奇殺人もので、セブンやソウ、エクソシスト3を彷彿させる陰惨で残酷な死が描かれる。犯人は頭のおかしな・・・・ではなく、どこにでもいる、ありふれた”連中”で結末を知るや否や、なんだつまらんオチだなと思いつつも、新聞・ニュースなどで毎日のように報道される「親殺し」の現実に気づかされ、背筋が寒くなった。

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映画としては、途中までおもしろく最後はつまらない、イマイチ感が漂うが、いい人顔したデニス・クエイドが演じる刑事の巻き込まれた猟奇殺人事件は、実にそらおそろしいが世の中は
「それはあいつらだけが特殊で悪なのだ」と未だに放置している社会問題の現実に恐怖した。

作品では、とあるサイトに、何千もの「ホースメン予備軍がいる」と言って終焉を迎えるが、何千で済むものだろうか。

言葉だけの愛情、物質だけの愛情、ただスキだというだけの愛情。それらは、どれもが愛情なんかではなく、単なる欲望に過ぎず「親子だから」というようなものが、まやかしのカテゴライズに思えてくる。

サイコパスが起こす”絵になる”猟奇事件よりも、よほどおそろしいことだ。