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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【会長】住まいの困った

会長の大冒険

私は株式会社エヌジェイシー会長。
f:id:tsuchinoko118:20120604180147j:image:left:w240急に暑くなってきたが、諸君は春バテしていないだろうか。私は、早くも春バテ気味だ。寒かったり暑かったり、ほどよい気候というものはないものだろうか。
さて、先日、知人の家で雨漏りがあると聞いて、さっそく見に行ってみた。私は雨漏りの修理は出来ないし、とんと、そういうことには疎いのだが、「うちのひどい雨漏りを見よ!」と自慢げに話す知人の熱い炎のような誘いに根負けし、見に行ってみた。
見事に雨漏りしていた。
小高い丘の上に建つ築40年ほどの2階建て木造の家で、そりゃあ木も腐り雨漏りもするだろうと、思って眺めていたのだが、知人曰く「木が腐ったのではなく、スレートが錆びたのだ」と言う。
なるほど、金沢は海沿いで潮風による”塩害”もあるほどの土地で、いつも湿った海からの風が吹く小高い丘ではなおさらのことである。
妙に納得しつつも、「治さないのか」と尋ねると、自分には治せないと言う。では「治してもらわないのか」と尋ねると、「誰に?」と言う。
「雨漏りの修理屋さんに」と、このあたりになると、自分でも無責任な言い方だなと思いつつ、このまま雨漏りを放置しておくわけにも行かないとの老婆心から「修理屋さん」と言ってみたが、「雨漏りの修理屋さん」なんて、あるのだろうか。
丘を下ると、寿司屋、うどん屋、ラブホテル、自動車修理屋などがあるが「雨漏りの修理屋さん」というものは存在しない。よくよく考えれば「雨漏りの修理屋さん」なんて聞いたことがない。
f:id:tsuchinoko118:20120604180346j:image:right知人が悩んでいるのは、そのあたりでもあった。
つまり、雨漏りに困っているのだが、どこに頼めば良いかわからない。とりあえず家のことだからと、建築会社などに尋ねると「建て替えですか」「リフォームですか」と、さっそく、相談もしていない案件の巨額な見積書を持ってきて、毎日のように何度も営業マンがやってきたりして、肝心の「雨漏りの修理」については、「結果的に治る」みたいな話で、どうも、親身になって相談してくれるように思えなかった経験もあり、安易に相談しづらいということもあるそうな。
だいたいでいいから、何をすればいくらか、雨漏りの修理というのはどれくらいの費用がかかるのか、雨漏りの修理を具体的にどうするのか、案内かホームページがあれば相談しやすいし、すぐにでも、頼みたいのだが。
なるほど。
実際に Yahooなんかで検索してみると、たしかに「雨漏りの修理屋」を名乗るページは多数出てくるのだが、「方法論(コーキングするとか)」は書いてあっても、値段も相場も書いてない。「赤外線スコープで調べる」とは書いてあるけど、値段も相場も書いてない。正直言えば、とても怖い。
f:id:tsuchinoko118:20120604180146j:image:right:w240知人の悩みというか愚痴を聞いて、私も、小さな会社の経営者として、考えさせられることが多いと感じた。
どうしても、こちら=業者サイドの話ばかり先行しがちで、顧客が知りたいことは話さない、では、相談もしにくいし、見積をください、とも言いにくい。もし、m2いくら、とか、何カ所いくら、と言ってくれれば、調べてみたら、もう少し広い範囲を治さないといけないから、いくらアップする、と言われても話しやすい。業者サイドからすれば、「やってみないとわからない」のが正直なところなのだけども、顧客からすれば「聞いてみないと、何にもわからない」では、やはり相談しずらい。
昨今のことなので、悪徳業者もいれば、悪徳顧客もいる。しかしながら、よい業者もいれば、よい顧客もいる。取引が信頼によるもので、互いに信用しないと始まらないのなら、なおさらのことではあるまいか。

今日はとても勉強になった。

では諸君、また会おう。