★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

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【映画】アンノウン

f:id:tsuchinoko118:20120508161849j:image:left:w240長身で優しいまなざしでおなじみのリーアム・ニーソン。いつの間にか、アクション俳優としても活躍している様な印象もある昨今。はじめて彼を観たのは、サム・ライミ監督作品ダークマンで、初期ジョニー・デップのように「変な役」の人的な印象があり、その後の活躍になかなかついていけなかったのだが、ようやく、ついていきはじめた頃に、ライト・サーベルを握って暴れ、誘拐された娘のために冷酷に(鬼畜の所業と言ってもいいほどに)殺しまくり、Aチームのリーダーなんかもやってたりして。
そんなリーアム・ニーソン主演の、サクション(サスペンスかも知れない)が、本作「アンノウン」だ。

マーチン・ハリス博士(ニーソン)は、ベルリンの学会に参加するために妻のリズとドイツに到着した。ホテルにつくと、バッグを忘れたことに気づき、空港に戻るマーチン博士。その途中で、交通事故に巻き込まれ、瀕死の重体を負う。
昏睡状態から目を覚まし、妻のもとへ向かう博士だったが、そこには「マーチン・ハリス博士」と名乗る男と、その男こそ夫だと主張する、妻リズが待っていた。
[f:id:tsuchinoko118:20120508161659j:image:right:220]パスポートもなく自分を証明できないマーチン・ハリス博士。ついには、自分が本当にマーチン・ハリスなのかさえも、わからなくなってきてしまう。
しばらくすると、自分の命を狙う男まで現れた。
何かの陰謀があるような気がしてならないハリスは、運転手のジーナと元東ドイツのスパイ・ユルゲンらと真相を突き止めようと奔走する。

その真相とは!?

f:id:tsuchinoko118:20120508161658j:image:left:w240非常によくできたサスペンスのようで、後半に種明かしが始まると「え?そうなの?そんなんでいいの?」とびっくりするようなオチと、「それで、どうして、悪の組織と戦うという話になるの!?」と、頭が混乱しそうになるが、まあ、アクションなんで、なんだって構わない。
リーアム・ニーソンが格好いいからいいのだ。

まじめにサスペンスとして観れば、一度観たら、二度と見ることができない系に属する本作だが、ゆるいポップコーン映画でリーアム・ニーソンだけ観るのなら、それなりに何度も楽しめる作品だ。

それにしても、悪の組織セクション15。どれだけ人手不足なんだろう・・・