★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】魔法使いの弟子

f:id:tsuchinoko118:20120415142203j:image:left:w240ディズニーの名作アニメーション「ファンタジア」の一節にミッキーマウスが”魔法使いの弟子”になる話がある。それを現代ニューヨークに置き換えた魔法アクションファンタジーが本作「魔法使いの弟子」だと、製作のニコラスケイジが言っていた。

ニコラスケイジは製作のみならず、魔法使いの弟子の先生=すなわち魔法使いバルサザールに扮し主演している。

1000年近くにわたり、人知れず続いている魔法戦争。世界の破壊をもくろむ魔女モルガナの復活を阻止すべく、魔法使いバルサザールは、ニューヨークで「選ばれし者」デイブを発見する。
デイブは現代的な物理オタクで、魔法よりも物理の方が大好物。今日も彼女のベッキーとテスラコイルの音楽ライブショーで盛り上がっている。
なかなか魔法を身につけないデイブだったが、事態は着々と進展し、ホルバートがモルガナをまもなく復活させるという。
果たして、魔法戦争の決着はいかに。

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魔法ものということで、最近は、たぶんハリーポッターという連続映画小説があるし、似たような魔法少年ものが多数存在するなかでの、魔法少年ものだが、ニコラスケイジの「 I Love ファンタジア 」な熱意と、下敷きになるしっかりとしたストーリーで、1話完結の魔法もの作品としては、かなりおもしろい作品であった。

もちろん、残虐な描写はほとんどなく、明るい魔法もので、ご家族向きのようだ。世界を破滅させる魔女の復活という深刻な最終決戦の話こそあるが、終始、どこか不真面目で、最後の決戦も、さほど追い詰められることもなくあっさりと決着がつく。

「魔法」にして「物理オタク」という一見反目しそうなキャラ設定だが、どうも生かし切れず中途半端。

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しかしながら、ナショナル・トレジャーのSFXスタッフによる魔法の描写は、光の乱舞、派手で美しい。そこそこのヒット作品にはなったようだ。

子供向けだな〜と思いつつも、なぜか5度ほど見ているので、意外におもしろいのかも知れない・・・と、自分のことなのに他人事のように言う筆者であった。