★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【PC】ONDA VX610W豪華版

f:id:tsuchinoko118:20120331094855j:image:left:w240お仕事で、いつかは必ず出てくるだろうと覚悟していた Android OSの相談・依頼があり、とり急ぎ開発環境を整えるのに Android-SDKEclipse はさておき、ハードウェア(つまりAndroidと呼ばれているスマホ)を購入することにした。

一般的にあちらこちらに転がっている情報は、販売のための宣伝や提灯記事が多く、さくさくと調査してみるとDocomoだGALAXYだという記事が圧倒的に多い。筆者はあまりAndroidを注視してこなかったので、よくわからず、とりあえず GALAXYあたりでもと考えたが、少し思い直し、ハードウェア構成から初心に戻って調べ始めた。

Android なので要するに Java で JavaVM上で動作する .NETと似たようなものである(似てないけど)として、ハードウェアは何だって構わないといいつつも、いろいろと制約があり条件があり、推奨のハードウェア構成というのがあるはずだ。そう思って調べていると ARM系のCPUで Cortexというのがあり、AllWinnerA10というのが高評価なので実際のところどうなのかはさておき、その線で調べていくうちに「中華パッド」という言葉に出くわした。

iPad(アイパッド)ならぬ中華パッド。

ネットの俗語っぽい言葉の響きにインパクトを受けた。

i-OS と異なり Android はオープンで言い換えれば、無料で誰にも彼にもバラまいている。中国の無数の機械メーカーが自社製品に Android OS を搭載すれば Android機の誕生だ。しかし Google はメーカーを把握していない。というわけで、いちおうメーカー製なのだが「ノンブランド」ということになっている中国製の Android Pad 各機種を「中華パッド」と呼んでいるそうだ。

なにしろ「ノンブランド」なので、情報も少ない。
ますますハードウェア構成で調べていくうちに、これなんかどうだろう。とぶつかったのが、ONDA VX610W という機種だ。後ろに「豪華版」と書いてあるので、日本風の表現なら デラックスという感じなのか。

まったくわからないまま、えいやと購入し、昨日届いた。

まずいきなり困ったのは、中国語で、さっぱりわからない(笑)
次に困ったのが、Googleマーケット(Playストア)に認識されずアクセスすらできない(笑)
さらにUSBのドライバーも正規のものがなく、自前で .infファイルを書き換えよとのこと(笑)

そこで、ファームウェアをバージョンアップし(メーカーで、最新ファームウェアが公開され、Googleマーケットにも対応した(あやしい方法で?)と紹介されたいる。中国語で。)、日本語化するという作業に着手したが、意外にも、ネットでは人気機種のようで、そこらじゅうにハウツーが書かれていた。

筆者は中国語はさっぱりわからないので、ずいぶんと助かった。

もちろん、そこは中国製で、書いてある通りにやっても上手くいかないことも多く、相当の勘と経験と・・・というのが必要なようだ。

できあがってみると、ずいぶんとサクサク動く。
マーケットでも普通にダウンロードできるし、ウワサされているWifiのつながりにくさもなく、きちんと通信している。

見た目もそこそこ格好が良い(ように思う)

普通で購入すれば2万円、3万円するものが、1万円で購入でき、この高性能。ずいぶんとお買い得であった(ように思う)。

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では「中華パッド」は、オススメなのかというと、サポートはない(メーカーはかなりマメなようだが、なにしろ中国語で、詳しい説明はないし、販売店やサポートセンターのようなものが日本にはないという意味)し、まずいきなりファームウェアのアップグレードに日本語化など、国内で電化製品を購入する場合には考えもつかないような”試練”がある。

もちろん、この先、調子が悪くなっても自己責任で対処せねばならず、とてもオススメはできない。


筆者の場合、ソフト開発の都合で、この手の試練もOKだし、たぶん日常的に使ったり何かゲームやツールを使ったりする目的ではないので、これで十分だ、というだけである(笑)

ただ、半分徹夜で行った作業は、ずいぶんとおもしろく。久しぶりに我を忘れて楽しめた(苦しめた?)

Android-SDK と ECLIPS をさきほどセットアップ、設定し、さて、これから Android アプリの開発。ちょっと、おもしろくなってきた。

勉強の一環で Android4.0(Playストア対応)を入れて、日本語化してみた。レポートはこちら。