【映画】ラビッド
THE FLY、スキャナーズのクローネンバーグ長編第二段である。
思わぬバイク事故で瀕死の重傷をおったヒロインは、手術のせいで、命はとりとめるもの、人間の血を食料とする身体になってしまう。彼女に血を吸われたものは、ヘドをはきながら暴れまわり、ひとにかみつき、噛み付かれたものは、さらに、また、次々と人を襲う・・・・
設定が、よくわからないが、ゾンビものには間違いない。いや、吸血鬼ものか。まあ、クローネンバーグだから、そのデタラメさは、どうでもいいのだ。
主演ヒロインのマリリンチェンバースは、グリーンドアというハードコアポルノの主演女優。健康な肉体美に、クールな瞳。なんとも美人だが、話は、その美しさとは無関係で、別に彼女の裸体が出てくるわけではない。
これでもか、これでもかと、出てくるのは、まじめな普通の人間が、ヘドをはきながら暴れまわり人間を襲う、すさまじい様である。
ラストの救いようのない終わり方は、いかにもクローネンバーグ。。。むなしさだけが残る。必見。