★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【へあまね】来店予想と失客管理をするための理・美容室のソフト

f:id:tsuchinoko118:20120110063950j:image:left:w400理容室・美容室のカルテでいうところの顧客管理といえば単純なところでは EXCEL による住所録管理、筆まめや顧客王などによる住所管理でも事足りることが多い。施術記録としては紙のカルテ、紙の予約表があるので形にはなっている。それでも十分だといえば、十分だが、専用業務ソフトを使うと、より能動的な顧客管理を行うことが可能となる。

理容室・美容室では、およそ3ヶ月、およそ4ヶ月といった顧客の来店周期というものがあり、手元に住所録のデータやカルテがあるから顧客なのかというと、ひょっとすると引っ越してしまったりしたり、他店に行ってしまったりということで、実は顧客でなくなってしまうことが多々あり、「失客(しっきゃく)」となることとして販促上、注視している。

もし住所録やカルテが800枚(件)あったとしても、自店の顧客数が800人というわけではない。このうち、次回も来店してくださる顧客は何人いるのか、失客は何人なのかがわからなければ、本当の顧客を知ることはできない。気がつくと実際の顧客数は500人になっているかも知れない。

このことは店の売り上げとも直結する重要な問題で、できるだけ素早く把握し、なんらかの手立てを考えることが経営の安定につながる。

f:id:tsuchinoko118:20120110064341j:image:right:w300多くの理容室・美容室では、90日〜120日の来店がなければ失客という目安を設けているが、なにしろ、前回の来店日とそれからの経過日数を記録し(管理し)、常々把握することは、日々、多忙な中では、かなり手間がかかり面倒である。

できることなら、売上管理(レジ)のついでに、こういうことは自動的に誰かがやってほしい、というのが本音ではないだろうか。

そこで開発したのが NJC Hair Manager(NJC ヘアマネージャー)で、顧客・売上・来店履歴・来店周期・来店予想・売上予想、という部分にこだわった理容室・美容室向けの顧客管理ソフトである。


よく見かける類似製品では、売上の履歴というよりはレジ。紙のカルテを電子カルテに。予約管理を電子スケジューラーに、という、どちらかというとフロント業務を強化した製品が多くあるが、その高機能さゆえか、けっこう高額である。こういう製品には、こういう製品の得意で良いところがたくさんあるが、弊社で開発したのは、思い切って、来店・売上予想と失客管理=顧客管理に軸足を集中した機能の顧客管理ソフトである。

f:id:tsuchinoko118:20120110063949j:image:left:w300価格は、かなり安いし、導入しやすく。
また、入力するのは、最低限のものだけなので、日々の運用の手間が少ない。とられる時間も少ない。
その分、簡単明瞭で、導入〜実際の運用までの準備も格段に少なくて済む。

最低限日々入力するのは、売上だけ。顧客名と、商品(技術)と価格を入れるだけ。

すると顧客台帳(マスタ)の方に自動的に蓄積される。

来店履歴と、来店ペース。ペースは、あらかじめ設定した90日〜2年間で計算する。すると、顧客がおおよそ何日周期で、平均してどの程度の売上があがっているのかがわかる。そこから、次回の来店日のおおよその予測が出来る。

これを拡張解釈して集計すると、未来の来店予想と売上予想が出来る。

今月は、どのお客様が来店される予定で、どれほどの売上があるか。
あくまで予想なので、正確さは、厳密ではないが、だいたいの予測は出来る。

実際に、このソフトを使っている、あるお店では、毎月月初めに、この来店予想リストを印刷し、実際に来店のあったお客様を蛍光ペンでチェックしている。その月が終わってみて、チェックのないお客様は「失客」の可能性がある、ということで、DMや、割引チケットを送ったりする販促活動を行っているそうだ。失客してしまうのなら、割り引いても来店してくだされば(つなぎとめられれば)十分だということだそうだ。

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また、別のあるお店では、今まではお誕生日カードとDMを送っていただけだったが、この来店予想リストで、2〜3ヶ月先のリストから来店回数のまだ少ないお客さまにキャンペーンのDMを発送したりしている。確実にお店のファンを、ということだそうだ。

このソフト NJC Hair Manager 。1月20日に最新版の Ver5 が発売開始される。基本的な売上管理と顧客管理部分は、FREE(無料)として無料で使える理容室・美容室カルテ・POSということになる。(ただしFREE版はサポートなし)

日常の管理ができる LIGHT版 が 4980円(Ver4相当)

メールの一括送信など充実した管理ができる STANDARD版が 7800円。

レシート発行やポイント管理などPOSレジとして使うための PROFESSIONAL版が 12800円。

と4種類のラインナップ。

いずれのバージョンも能動的な顧客管理と、DMの切手代も節約できるので、すぐにモトも取れる価格帯だ。

くわしくは http://hm5.jp から。