【映画】ターミネーター4 TERMINATOR SALVATION
マトリックス(人間vsマシーン)と、トランスフォーマー(マシンががちゃがちゃ変形CG)があわさったような展開で、”世界観”からして、すでに、ターミネーターではございません(笑)
近未来。ついにはじまった、スカイネットの人類攻撃。
ここに英雄もしくはニセ預言者のジョンコナーが登場。いきなり、激しい攻防戦。ハンターキラー(あの飛行物体ね)が、はじめて、ちゃんと描写されて、ちゃっちくない戦争になっておりました(笑)
とつぜん、出てくる、なぞのおっさん 死刑囚のマーカス・ライト。
主人公のはずで、看板でも、ターミネーターに素手で敢然と立ち向かうポーズをしているジョンコナー。主役のはずのクリスチャンベイルは、ほとんど出てきません。
オレが死んじゃうだろ、てめー
みたいな泣き言を言うために、ちょろちょろ出てきます。
ひたすら、襲われる市民、と、マーカス・ライトというなぞのおっさん が 活躍するシーンばかりです。
これでは、なぞのおっさん物語です。
スカイネットのマシン群は、骨骨ロボット T-600 が活躍します。
機械むきだしの あのターミネーターです。
それ以外にも、おなじみハンターキラー飛行艇に、巨大ロボット。
バイクに変形するロボット。水の中からヘビのようなロボット。
と、新たなマシンのオンパレード。ほとんど、トランスフォーマーです。
クリスチャンベイルは、まだ、若手兵士のようで、悩んだり、お母さんのカセットテープを聞いたりする程度で、さほど活躍しません。
活躍するのは なぞのおっさん ばかりです。
なんなんだ、これは・・・と思いながらも、話もへったくれもなく、ひたすらバトル、ひたすら爆発で、勢いだけで進むシーンに、「これは、おもしろいな〜」と、うきうきするのでした。
中盤をすぎるころには、ああ、かっこいい。この なぞのおっさん、ものすごくかっこいいと愛着も出てきて、すっかりこの「新作ターミネーター=なぞのおっさん物語」にハマってしましました。
いったい、この、なぞのおっさんは何者なのか!
ジョンコナーに「おまえは何者だ!」と尋ねられますが、
「わからない!」と答えます(笑)
これ以上は「ネタバレ」になるので、言いません(笑)
音楽は、ダダンダンダダン!だけは同じで、あとは、ダニーエルフマン音頭。脚本は、ダークナイトのジョナサンノーラン。なんだかこれでは 新バットマンシリーズみたいだ・・・・
元々のターミネーターのスタンス=一連の「未来から現代へ、スーパー殺戮マシンが襲ってくるぞ〜」という ゴシックホラー の スタンスはなくなってしまい、その”未来”が来てしまったので、どちらかというと、ただの「戦争映画」です。
まったくの別物。いわゆる ターミネーターではありませんが、
かなりお気に入りです。
いちばん、よかったのは、なぞのおっさんが、ターミネーターT800 (顔はシュワちゃん)を ○○で首を○○○ ○○○○シーンかな〜。
ジョンコナーは、看板のように(機械むきだしのTシリーズと素手でやりあったり)は、活躍しません。
こっそり出てくる 司令長官はマイケルアイアンサイドです。
ガンに侵された研究者 and スカイネットおばさんは ヘレナボナムカーター。いぶし銀の脇役も久しぶりに見ました。