★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】ターミネーター4 TERMINATOR SALVATION

f:id:tsuchinoko118:20120109061545j:image:left:w220マトリックス(人間vsマシーン)と、トランスフォーマー(マシンががちゃがちゃ変形CG)があわさったような展開で、”世界観”からして、すでに、ターミネーターではございません(笑)

近未来。ついにはじまった、スカイネットの人類攻撃。
ここに英雄もしくはニセ預言者のジョンコナーが登場。いきなり、激しい攻防戦。ハンターキラー(あの飛行物体ね)が、はじめて、ちゃんと描写されて、ちゃっちくない戦争になっておりました(笑)

とつぜん、出てくる、なぞのおっさん 死刑囚のマーカス・ライト。

主人公のはずで、看板でも、ターミネーターに素手で敢然と立ち向かうポーズをしているジョンコナー。主役のはずのクリスチャンベイルは、ほとんど出てきません。

オレが死んじゃうだろ、てめー

みたいな泣き言を言うために、ちょろちょろ出てきます。

ひたすら、襲われる市民、と、マーカス・ライトというなぞのおっさん が 活躍するシーンばかりです。

これでは、なぞのおっさん物語です。


スカイネットのマシン群は、骨骨ロボット T-600 が活躍します。
機械むきだしの あのターミネーターです。
それ以外にも、おなじみハンターキラー飛行艇に、巨大ロボット。
バイクに変形するロボット。水の中からヘビのようなロボット。
と、新たなマシンのオンパレード。ほとんど、トランスフォーマーです。

クリスチャンベイルは、まだ、若手兵士のようで、悩んだり、お母さんのカセットテープを聞いたりする程度で、さほど活躍しません。

活躍するのは なぞのおっさん ばかりです。


なんなんだ、これは・・・と思いながらも、話もへったくれもなく、ひたすらバトル、ひたすら爆発で、勢いだけで進むシーンに、「これは、おもしろいな〜」と、うきうきするのでした。

f:id:tsuchinoko118:20120109061544j:image:right:w220中盤をすぎるころには、ああ、かっこいい。この なぞのおっさん、ものすごくかっこいいと愛着も出てきて、すっかりこの「新作ターミネーター=なぞのおっさん物語」にハマってしましました。

いったい、この、なぞのおっさんは何者なのか!

ジョンコナーに「おまえは何者だ!」と尋ねられますが、
「わからない!」と答えます(笑)
これ以上は「ネタバレ」になるので、言いません(笑)

音楽は、ダダンダンダダン!だけは同じで、あとは、ダニーエルフマン音頭。脚本は、ダークナイトのジョナサンノーラン。なんだかこれでは 新バットマンシリーズみたいだ・・・・

f:id:tsuchinoko118:20120109061543j:image:left:w220元々のターミネーターのスタンス=一連の「未来から現代へ、スーパー殺戮マシンが襲ってくるぞ〜」という ゴシックホラー の スタンスはなくなってしまい、その”未来”が来てしまったので、どちらかというと、ただの「戦争映画」です。

まったくの別物。いわゆる ターミネーターではありませんが、

かなりお気に入りです。


いちばん、よかったのは、なぞのおっさんが、ターミネーターT800 (顔はシュワちゃん)を ○○で首を○○○ ○○○○シーンかな〜。

ジョンコナーは、看板のように(機械むきだしのTシリーズと素手でやりあったり)は、活躍しません。

こっそり出てくる 司令長官はマイケルアイアンサイドです。
ガンに侵された研究者 and スカイネットおばさんは ヘレナボナムカーター。いぶし銀の脇役も久しぶりに見ました。