★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】パラノーマル・アクティビティ3

POV(手持ちカメラ撮影)もので、超低予算ホラー。もういい加減食傷気味のところに、同じような手法で第3弾を公開してしまったパラノーマル・アクティビティシリーズ。その恐怖の手法は、突然カメラの視野に入って大アップの顔が迫る、突然大きな音が鳴る、突然むこうからモノが飛んでくる、今までと全く同じである(笑) 怖いというよりは、びっくりする(笑)

ただ1作目、2作目と、話しなどないに等しい本シリーズだが、今回は、18年前の二人の姉妹(1作目と2作目に登場するケイティとクリスティ)が幼い頃にスポットをあて、実は18年前から事態は始まっていたのだと、ビギニングものの様相で、なんと、話しらしい話しがある。

作中明確に話されるわけではないが、どうやらこういうことらしい。

ケイティとクリスティの祖母は、ちまたの老女たちと夜な夜な集ってはあやしい呪文を唱えたりする魔女であった。悪霊を呼び出すことに成功した魔女たちは、悪霊に生け贄として、男の子を捧げると約束するのだが、二人の姉妹(ケイティとクリスティ)でもう十分だという娘(ケイティとクリスティの母親)に愛想を尽かし、悪霊の力を使って娘とそのダンナを殺してしまう。そして、ケイティとクリスティが成人し男の子を産むを待って、その男の子を捧げようというのだ。

そんなわけで、悪霊はケイティとクリスティに、ずいぶんと長い間、憑いてまわることとなった。

悪霊は本作では「トビー」という名前付きで呼ばれている。

なんとも、それらしいストーリーで、1,2,3作のつじつまを合わせていて、苦笑しつつも拍手ものだったりする。しかし、それにしても、やってることは、突然カメラの前に顔面アップ、突然大きな音を鳴らす、突然むこうからモノが飛んでくる、で、イマイチ、トビーの目的というか、やってることがよくわからない(笑)

とはいえ、あいかわらず、いったい、どうやって撮ったのかよくわからないシーンも多々あり、撮影現場はなかなかの気合いの入れようと懲りようのようである。

見所は、ケイティとクリスティのお父さん。ビデオ撮影野郎が、エビゾリ(キャメルクラッチ)で殺されるところだ。

どうやら4作目まで公開されているようだが、また、同じノリなのだろうか(笑)