★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】M:I-2

f:id:tsuchinoko118:20121111143151j:image:left:w260不思議な5/8拍子のテーマソングでお馴染みの「スパイ大作戦」。あちらの原題は、ミッション・インポッシブル。IMF(という組織)のイーサン・ハントが不可能な作戦を遂行するアクションドラマである。その映画化がM:Iで、続編がこのM:I-2。
主人公イーサン・ハントには、トム・クルーズ。ものすごいヒットを続けている作品で、つい先頃も4作目となるゴースト・プロトコルが公開され、やはり大ヒット。トム・クルーズの代表作であり、その健在ぶりを見せつけたりした。

ペイチェック/消された記憶のジョン・ウー監督つづきで、MI:2をとりあげてみると、いわゆるジョン・ウーらしさというのは、こちらの方がはるかにジョン・ウーしている。
冒頭から、踊るように崖っぷちでクルクル回る二台の車のカーチェイス。この独特のアクションの作風はジョン・ウーである。

もちろん燃えさかる炎をバックにゆらりと現れるイーサン・ハント。そこに、いったいどこから出てきたのか白い鳩が飛び交い、当然二丁拳銃だったりする。
世界を守るためとはいえ、バンバン人を殺すイーサン・ハントに痛快感を覚えてしまうのは、はたして罪なことだろうか。
例のごとく、たがいに拳銃を向き合い緊張の静止時間をむかえるメキシカンスタンドオフも。

f:id:tsuchinoko118:20121111143206j:image:w560ともかく、景気よい殺戮アクションは映画ファンでなくともジョン・ウーの名を知らしめるほどに大成功を収めた。(次回はフェイス・オフのような気がしますか?そうです、フェイスオフやります。ただこちらは、M:I-2に比べてジョンウーの詰め合わせセットなわりに、ニコラス刑事とジョン虎ぼる太のインパクトの方が大きいので、ジョン・ウーといえば、M:I-2だと思います(笑))

ストーリーも、もともと大風呂敷を広げまくったような世界観のところに、さらに重ねたような大げささで、なおかつ、最初から悪人がわかってて狙いも女と金という、これほどわかりやすい話しもないだろう的。見事なまでにポップコーン映画である。あまり深く考えずにストーリーを追うと、元IMFの諜報員だったショーン・アンブローズが、飛行機をハイジャック。致死率100%のウイルス「キメラ」を略奪する。狙いは、キメラと抗ウイルス薬をセット販売し儲けをたくらむ製薬会社を脅迫し、金をせしめること。イーサン・ハントは、キメラをアンブローズから奪還するよう指令を受ける。
それだけ。

最後は白い鳩に二丁拳銃にとアクションが続いて最終的にはアンブローズからキメラを取り戻すのだが、話しはそれだけといえばそれだけ。

f:id:tsuchinoko118:20121111143229j:image:w560ジョン・ウー監督のアクションがあって存分に楽しめる構成となっている。

いやいやとむくるーずなんかと言わずに、いやいや単純なあくしょんと言わずに、ぜひごらんください。ジョン・ウーを語るためにでも何でもいいので(笑)