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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】L - Change the World -

f:id:tsuchinoko118:20121027114242j:image:left:w260デスノートの登場人物である名探偵「L(エル)」のスピンオフ作品。キラこと夜神月との対決の末、自ら自分の名前をデスノートに書き込み余命数日の中での”別件”での活躍を描く。

タイの奥地でナゾの致死率100%のウイルスが猛威をふるっていた。インフルエンザ並の感染力とエボラを掛け合わせた新種のウイルスで、感染者は全身から血を吹き出し数時間で死に至る。ウイルスは日本のある研究所で製造されたもの。過激な環境保護団体ブルーシップとLとの死闘が始まる。

というわけで、主人公は「L(エル)」だが文武両道のはずのLではなく、デスノートのオカルトな世界観もなく、一言でいえばL(エル)の名は冠しているもののデスノートとは何の関連性もない松山ケンイチ主演ごくふつうの探偵アクションものである。
原作が大好きだったり、Lというキャラにフェティッシュだったりすると、間違いなく怒りの極限に達するほど、原作のLとは無関係の作品である。

筆者は、映画は映画、原作うんぬんは全く気にしない単なる映画ファンなので、余計な(デスノートの世界観)は払拭し鑑賞したところ、ごくごく普通のアクションものだが、いたく面白いものだったと好評を博している。ただし映画としてはイマイチで、痛快テレビドラマ並だという前提での面白さである。

殺人ウイルスが登場しているのに、それで世界がパンデミックに陥るわけでもなく、あやしい環境保護団体が登場しているのに過激な団体というよりは単なる強盗殺人集団で、金目当てだったりするところが、こうなんというか映画らしい大風呂敷の広げ方というものがあるだろう、と(笑)
せっかく映画なんだから、マッチ1本で地球を壊滅に追いやるぐらいの気迫が欲しい。

またバックストーリーとして、主人公L(エル)の余命はあと数日、と”命がけ”だという設定があるはずなのに、ごく普通の松山ケンイチだったりしたところは、残念だ。

f:id:tsuchinoko118:20121027114304j:image:right:w300原作うんぬんはさておいても、映画デスノートとのつながりがなく、L(エル)が同一人物だとは思えないのは、いかがなものか。これならL(エル)でなくても、CでもBでもMでもSでもいいではないか。”スピンオフ”が著名なキャラを利用しただけの金儲けでは、劇中登場する高嶋政伸と同じことではないか(笑)

と、クソカスに言いつつも、単なるアクションとして本作を見た場合はけっこう面白い。太陽にほえろ、西部警察の 新しいニートな閉じこもり天才デカ:通称エルが、テロを画策する連中相手に活躍する2時間ドラマ(主演:松山ケンイチ)だと思えば、火曜サスペンス劇場よりもテンポがよく楽しめるものだ。という程度の作品だと言えば、という程度の作品だったりするのだが。

f:id:tsuchinoko118:20121027114324j:image:left:w240それより何より、環境保護団体ブルーシップの隊員を演じる佐藤めぐみが気になって仕方がない。NHK朝ドラちりとてちんのA子・B子のA子を演じていた佐藤めぐみが、なぜか洗脳されたような能面でナイフや銃を振り回す姿には違和感たっぷり。工藤夕貴が、なにゆえコードネームK(ケー)なのに、死のウイルスを奪おうとしているのか(書き込み不足でさっぱりわからない)よりも違和感ありまくりだ。

仮面ライダー THE FIRSTのように、石橋蓮司が出てきてすぐに殺されてしまうのもどうかしているが、それよりも気になる A子の豹変ぶりだ。またそれが役柄として全然ハマっていないのも違和感だらけ。

と主題よりも重箱の隅の方がずいぶん気になる作品であった。