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★ The Tsuchinoko News 2 (つちのこ通信2) ★

重要な話から、どうでもいいことまで。ほとんど役に立たないことを書き連ねています。

【映画】セーラー服と機関銃

あんまりオススメしない映画

f:id:tsuchinoko118:20121013160355j:image:left:w260言わずと知れた故・相米慎二監督の代表作であり、角川映画の代表作でもあり、主演の薬師丸ひろ子の代表作でもある(たぶん)。
両親を亡くした女子高生・星泉は、4人の構成員を擁する小さなヤクザ(暴力団)目高組の4代目組長の座にすわることとなった。泉の父が殺された原因であるヘロインに絡んで、対立するヤクザ(暴力団)との抗争に巻き込まれていく泉と目高組。いっぷう変わった青春劇である。
作品も映画の主題歌である「セーラー服と機関銃」もヒット、薬師丸ひろ子の人気を決定づけた。
公開当時、映画のワンシーン(星泉が宿敵の拠点で機関銃をぶっぱなして、恍惚の表情をみせる)から「カイカン・・・」という言葉がはやったりもした。

非常に荒唐無稽な設定とストーリーで、かなり強引なのだが、それでも相米監督の演出のせいか、なにげに豪華な役者陣のせいか、長尺ながら終始あきることがない。
青春劇でありながら、なぞめいた「ヘロイン」の存在、仲間(構成員)が殺され、新たな敵が現れとサスペンス的な謎解きもあり、この異常な設定=女子高生がヤクザの親分、が、さもありえそうに思えてくるから大変不思議だ。

f:id:tsuchinoko118:20121013160423j:image:right:w280黒木刑事(柄本明)が若い。
佐久間さん(渡瀬恒彦)が若い。
ふとっちょ(三國連太郎)が若い。

柳沢慎吾が普通の高校生の役で出ている。

などなど国産映画好きにも楽しめるお得な作品でもある。

公開は1981年。80年代。バブルだから出来たことなのかも知れない。いまこんな作品を撮るというなら企画段階で叩きつぶされ、うっかり製作が決定しようものなら社会から袋だたきだろう。

f:id:tsuchinoko118:20121013160443j:image:left:w280個人的には、「カイカン・・・」の部分よりも、ラストの佐久間と泉が組の看板を燃やしながら会話するシイーンから、ケンカの仲裁に入り死んでしまう佐久間との対峙あたりが良い。
この経験で、泉は大人になったのだ。たぶん。
ほんとのラストの排気口の上で機関銃を撃ってるマネをしている泉のシーンは正直言ってよくわからない。


何度もリメイクされていたりするが筆者的にはやはり、この相米監督+薬師丸ひろ子版がよい。
今年、ブルーレイで再発されている。必見。